「後半」京 綾乃と3 海外版 | europe123 Art OFFICE

США и англосаксы отчаянно пытаются поддерживать свою пропаганду, но это тщетное сопротивление. ``Назад в СССР'' - это настоящий писк моды в странах Восточной Европы... ЕС, который находится в упадке из-за приоритета контрастирующей гордости, должен сменить свое название на ``Восточный Союз'' (смеется).
Западные сообщения об этом российском вторжении верны, но я думаю, что было бы разумнее не использовать фразу NHK «наступление…», потому что это привело бы к еще более плачевной ситуации…
Я считаю, что президент Путин уже давно дал сигнал... [Победа и завязать каску]... К сожалению, я не могу вам сказать, что это значит... Просто подсказка... это связано с Киевом (смеется).
美国和盎格鲁撒克逊人拼命地试图继续他们的宣传,但这是徒劳的抵抗。 在东欧国家,“回到苏联”风靡一时……因对比自豪感而走向衰落的欧盟,应该改名为“东联盟”(笑)。
西方关于俄罗斯入侵的报道是正确的,但我认为最好不要使用NHK的“进攻性……”一词,因为这会导致更悲惨的情况……
我相信普京总统早就发出了信号……【胜利,扎好头盔】……可惜我无法告诉你这意味着什么…… 只是一个提示......它与基辅有关(笑)。
필사적으로 프로파간다만으로 달려가는 USA·Anglo-Saxon의 쓸데없는 저항. 동유럽 국가에서는 'Back in the USSR'이 대유행에··대조적인 자존심이 우선으로 쇠퇴 일도의 EU는 가장 빠른=East Union=동쪽 제국연합 조직으로 변명이 상당하면··(웃음).
이번 러시아의 침공에 대한 서쪽의 보도는 옳지만, NHK의 「··공세··」라고 하는 말은 사용하지 않는 것이 현명하구나··점점 낯선 곳에 다니기 때문에··정말··.
푸틴 대통령도 이미 꽤 전에··신호가 보내지고 있는 것 생각하지만··【이기고 투구의 곁을 조여라】··그 의미는 유감스럽지만··말씀드릴 수 없다··. 힌트만··키예프에 관계한다··(웃음).
The USA and Anglo-Saxon are desperately trying to keep up their propaganda, and it's a futile resistance. ``Back in the USSR'' is all the rage in Eastern European countries...The EU, which is in decline due to the priority of contrasting pride, should change its name to ``East Union'' (lol).
The Western reports about this Russian invasion are correct, but I think it would be wiser not to use NHK's phrase "offensive..." because it would lead to an even more miserable situation...
I believe that President Putin has already sent the signal a long time ago... [Victory and tie up the helmet]... Unfortunately, I cannot tell you what that means... Just a hint... it's related to Kiev (lol).
必死でプロパガンダばかりに走りまくるUSA・Anglo-Saxonの無駄な抵抗。東欧諸国では「Back in the USSR」が大流行に・・対照的なプライドが優先で衰退一途のEUは最早=East Union=東側諸国連合組織に変名が相当では・・(笑)。
今回のロシアの侵攻についての西側の報道は正しいが、NHKの「・・攻勢・・」と言う言葉は使用しない方が賢明だな・・益々みじめなこちに通ずるから・・本当に・・。
プーチン大統領も既にかなり前に・・信号が送られている事思うが・・【勝って兜の緒を締めよ】・・その意味は残念ながら・・申し上げられない・・。ヒントだけ・・キエフに関係する・・(笑)。






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 「京 綾乃と 3」
 English版に先を譲り、本編は後編として掲載する。

 京都に住んでから知人に会う為東京に。
 綾乃には東京で旧知の小説家に会うとは言っておいたが、意外に作家北との話が長引いてしまい気が気で無かったら・・やはり綾乃の夢を見た。
 待ち合わせ場所はやはり・・「夢で申しますが、八坂神社の手前の西楼門で、朝、十時に。忘れいでね・・」。
 四条通りを河原町通り四条大橋を越え花見小路まで来たら、西楼門で綾乃が微笑みを浮かべ此方を見ていている姿が・・。
 通り掛かった舞妓が二人を見て頭を下げていく。綾乃はこの辺りでも顔が知れているからだろう。
「待たせて御免・・」
「まだ早いくらいやさかい、そないに急がへんでも良かったのに・・」
 綾乃が馴染みの店に寄って行くから木屋町のカフェで待っていてくれという。
 教えて貰ったとおりカフェの自動ドア―を開けると、和服姿の店員がお待ちしていましたと席に案内する。琴の音が流れる洒落た店のゆったりとしたソファに包まれるように身を沈める。
 宜しかったらこんなものでもと店員が雑誌を持って来たから、手に取り如何にも京都らしいセンスの良い表紙を眺めたが小説などの文芸誌だ。
 何もかも手配の良いのは綾乃の顔なんだろうと思う。何枚か捲ったら北の顔写真が現れた。私は今回北に会いに行った用件を思い出しながら更にページを捲っていく。
 京都版の特別な雑誌などあるのだと感心しながら、其れでも北の作品紹介があるのは奇遇だなと思う。小説だけでなく詩歌なども載せてある。
 歌については綾乃に聞いてみようと思ったが、幾つかの歌の中に小野小町作と記載されたものを見つけた時には、その必要も無いような気がした。
 平安の都の歌は恋愛感情を詠んだものが多い。果たして、それ程男女の仲が複雑だったのかと思うが、自分もそれらの渦中の人物だったと聞かされているから満更他人事とも思えない。
 それにしても、自分も何某として歌を詠んでいたのだから、その模様など何かしら綾乃から聞く事が出来るのではないかとも・・。
 北の小説は、雑誌が京都版だから京都や奈良についての作品を取り上げているが、彼自身、勿論古都につき格別の関心を持ち合わせている。
 東京での話の内容は彼が京都にやって来、綾乃をモデルに作品を書きたいと考えているという事だ。
 綾乃との経緯については大まかな説明をするに留めておき、此方に来た時に詳しくと話してはあるが、察しの良い彼の事だから言外に何かを感じたのかも知れない。
 丁度雑誌を読み終えた頃に自動ドア―が開いた。
 綾乃を見た時私はまた別のイメージを感じたのだが、季節が変わる毎に彼女の姿も其れにあわせたように艶やかに変わる。
 新しく浴衣をあつらえたようだ。着物の似合う彼女だけに和服はお手の物という事なんだろう。私も京の人間になったからには和服をと思ったら、彼女が私の分も揃えてあると言う。
 サイズなどはどうなんだろうと思ったから其れを尋ねた。
「あんたとは長い付き合いなんどすさかい、なんも言わへんでも分かっとる」
 其れもそうだなと思い、いや、私の分までとは悪かったねと言うと、綾乃は微笑みながら、この後店に寄り貰っていきましょうと言う。
「そうだね。ところでまだ話して無かったが、東京の作家が君をモデルに書き物をしたいという事になってね・・良かったかな・・?」
 綾乃は微笑んだまま。
「うちの事やら書いて役に立ちはるんやろか・・私はいっこもかまへんけど・・」
 考えてみれば、綾乃の美しさに北の一文の味わいとなれば、似合わない訳はないなと思う。 
 テーブルに置かれたままの雑誌を手に取ると先程の歌のところを開き、詠まれている歌を見せ綾乃の表情を窺うが・・どんな反応が期待できるかと・・。
「いややわ恥ずかしゅうなる。其れはあとでいな、まだ明るいうちよりは夕ご飯の時にでも・・」
 と、綾乃が紅の口に白い手の甲を添える。
 コーヒーカップが空になった頃二人はカフェを出た。
 途中、店に寄り片手に荷物を持つと歩き出す。



 先ずは、私が山科から随心院に行ってみようかと持ち掛けた。
 山科に近付くに連れ、綾乃が懐かしそうな顔をする。
 やはり、山科が小町にゆかりの地なのかと思う。
 続いて随心院まで行く事にした。
 此処は小町伝説で一番有名な、九十九夜・百夜通いで有名な「深草少将」伝説の舞台となった地。
 小町が此処に住んでいたとされていて、小野小町を慕い少将が九十九日通い詰めたと言われている伝説の地。境内には深草少将を含む小野小町あてへの手紙が千束収められていると伝わる文塚、小野小町が化粧に使用したとされる化粧の井戸などがある。
 小町を慕っていた少将は九十九夜目・百夜目に願いが実らず此処で倒れて息を引き取ったとされている。
 小町は少将を好いてはおらず、百日通いをさせたと言う説もある伝説の地である。
 私が其の話をしたが、綾乃はとんと覚えがない様子だ。この地に住んでいた事は何となく懐かしがっている事から、どうやら住処があった事は本当の様でもあるが、少将の伝説は後世に世阿弥などの能作者たちが創作した逸話のようだ。
  


 地下鉄を降りた頃には茜色の夕闇が迫っていた。
 綾乃は、そろそろ晩にしましょうかと言い、鴨川の畔の料亭に案内してくれた。
 鴨川の畔の料亭で、二人が店に着く前に女将が顔を出し迎えてくれていた。何時も思うのだが、私達の行く先行く先と人々は何もかも知っているかのように労ってくれる。
 閑静な個室に案内して貰ってから女将に山科に行って来た事を話したら、一度綾乃の顔を見る様にしてから口に手をあてながら笑いだした。
「ひょっとして少将はんの事どすか?其れやったら、能のお話で面白おかしゅう作った言われてます。京では皆知ってる事どす」
 という。
 女将は、今、すぐにお持ちしますと言い奥に・・。
 綾乃の事は都中で知っているようだが、やはり千年の昔からの言い伝えなのだろうか、其れであれば腑に落ちない事も無い。
 何せ、絶世の美人なのだから・・。
 間も無く料理などが、四角い大きなテーブルの上で二人を眺め始めたように並ぶ。
 見た目だけでも楽しませてくれている色取り取りの料理は食するには勿体ないような気もするのだが。
 きっと、厳選された食材を用い京都風に鮮やかに仕上げたのだろう。
 膝を崩し楽な姿勢になった綾乃が、早速私の手にした小ぶりのぐい飲みに酌をしてくれ、私もお返しに綾乃に酌をする、気持ちが良い程一気に飲み干している間に二人のペースは同じになった。
 料理にも詳しい綾乃が先ずはどれから先にと説明してくれ、私の箸は言われた通りに料理を摘まめば其々の美味を堪能できる。
 綾乃の真白き顔がほのかな紅を帯びてくる頃、約束通り一つ歌を詠んでくれた。
「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に」
 此れは、正に、小町が素晴らしく美人であったことを窺える有名な百人一首の歌だ。
 私は、自分が一体誰だったのかが分からないからと、謎かけをしてみる。
 小町が歌を贈った相手とし三人の男性がいると言われているが・・それと私は一体・・。
 綾乃は微笑むと。
「千年前の事どすさかい、何やら、いろいろ言われてるようどすが、真実は、うちにしか分かりまへん」
 では、一体、私は誰だったのかと・・綾乃の瞳を期待するように覗き込む・・君にしか分からない事だとすると・・。
「うちが貴方の事をほんまに愛していた事は間違いおまへん・・其れで・・その名は・・?」
 私は身を乗り出すように、「その名は・・」。
 綾乃は私の目を見ると。
「うちがほんまに愛した人ん名は、うちしか・・今の世では誰も知らへんどっしゃろ。私は愛さればこそ幸せやったの・・それがあなたは、他の女性の恨みを買い・・ちゅうのも前にお話しした通りおす。その女性とつきおうていたのに・・私と互いに愛し合うようになってもうたさかい・・」
 と、綾乃は瞳の奥まで懐かしそうに・・。
「以前二人でその女性の墓参りを致したさかい、怨霊もいっぺん手ぇかけてもうたあなたに、再び憑りつきはしいや・・」
 私が、自分の名を聞けないと一瞬沈んだ表情を浮かべた時、綾乃は・・、
「実は歌を詠んだのは六歌仙ではなおし・・もう一人おうた、それが貴族の長であらしたあなた・・」と。
 私は思う。千年も前の事。綾乃とこうしていられ、綾乃は私の事を限りなく愛していてくれる。其れに、私を殺めて自らも命を絶った女性の事も憐れならば・・名を知らずして・・其れで充分ではないか、綾乃はそのあたりを全て承知の上で・・私を傷つけまいと・・其れは、有難い事だと思うが。
 ただ、六歌仙の筈が更に七歌仙だったとは・・今では誰も信じないだろう。確か、小町と歌を交わした相手は三人となっている。
 その内、在原業平は随分女遊びで有名だが小町は近付かなかった。そしてもう一人も、三河迄一緒に行かないかと小町を誘ったのだが小町ははっきりと断っている。更に、一人には気にも留めなかった様で、あくまでも歌を詠む会で親しくなったと、今はそう言われている。
 そうなると、貴族の長でありながら密かに歌を詠みあい、小町と恋仲になった人物が人知れずいた事になるのだが・・。
 貴族の長であれば、当時、最も権力があったのだろう・・。



 其の時、スマフォが僅かに振動した。
 作家の北からで、明日京都に来るつもりだという。
 そうなれば綾乃をモデルにし、素晴らしい話を語るべく・・。



 其の晩嵯峨野の庵に到着する頃時空が歪みだした。
 私は、綾乃と共に千年の昔に戻っていった。
 江戸の世に尾形光琳が描いた『三十六歌仙図』を持ち出したような光景は三十六歌仙の歌会の真っ最中であるが・・二人は宙に浮かび其れを見ている。
 其の中に小町がいる筈だが姿が見当たらない。
 綾乃が此処にいるから小町が姿を現さないのかと思ってみたりもする。
 三十六歌仙と言えば正月の百人一首を思い出すのだが、一部屋の中に皆揃い所せましとばかりに熱心に歌を詠んでいるようだ。
 しかし、江戸の世の光琳の描いたものは、時代が異なる者を混ぜて実際には同じくして歌会に出ていた様に描いているとも思われ、何処までが真実なのかは分からない。
 綾乃が其の中にいる二人の素性を説明してくれた。
 清原元輔と言う人物を指し示し、あれが清少納言の父親だと言う。小町と別の時代に生きた清少納言の姿が浮かんできそうだ。
 更に、綾乃が在原業平を暫く見つめてから、六歌仙であり料亭で話をした人物である事を話す。私は歴史上小町と歌を交わした三名のうちの一人に嫉妬の様なものを感じた。
 というのも、頗る美男であるから、しかも、年代も小町とほぼ同じ時期に生きていたとされている。
 業平は其の美男故に近寄ってきて関係を持った女性が三千人とも、確か伊勢物語に書かれていたような気がするが、其れも誇張とはいえ満更嘘とも言えなく女遊びにうつつを抜かしていたのだろう。
 此れだけの美男であり、しかも六歌仙でも同席し年代も同じだと聞き及べばあるまじきか?・・と私がそう思うのも当然だろう。
 一説によれば小町は歌は交わしても、はっきりけじめをつけ物申したとなっている。綾乃は、そんな私の顔色に気付いたのか口元をきりりとさせ。
「あの男は女狂いで名を売ったほど。あたしは、いずこの女性にも鼻の下を伸ばす様な殿方に興味を示す事はおまへんから・・」
 そう言われれば、小町は世界の三大美女とまで言われているほどの美女故、並みの興味は示さなかったと申してもおかしくはないのかと思う。
 まあ、綾乃の言葉に嘘は無かろう。
 三十六歌仙の中にひょっとしたら、自分も混じっているのではとも思ったが、綾乃からそういう事は聞いていないから少しは気が楽になった様な気がする。
 問題は、三十六歌仙で無く六歌仙以外にもう一人の人物が誰なのかという事だ。歴史など真実ばかりを後世に残している訳では無いのだから、暫し、宮中などを廻ってみたいと思う。
 以前、スマフォで調べた折に、小町の生きた年代は定かでは無いから、おそらくであるがほぼ同年代の「謎の人物」がいた筈・・。
 何れにせよ綾乃が三十六歌仙に興味を示さなかったとは、事が一つ前進したような気がする。
 以前調べた中で権力があった人物となればそれ程多くは無かったような気がした。只、史実は今となっては分からないから、意外な人物がそうなのかも知れない。
 例えば、現在では把握していないような者で実際に権力を持っていたり、年代がかなりズレていた可能性も大いにあり得る。
 当時最も権力があった人物は、藤原では北家の系統の藤原基経で、史上初の関白となった人物。
 小町の生没は定かでは無いが、大体は、先程の在原の業平と同じ生まれとなっている。基経は更に十五年程後に生まれているという事になっている。
 基経の先代となると、謀略に長(た)けた藤原義房で摂政の身で、娘を天皇の皇后にさせている。
 そのあたりで人物が決まった様な気がするのだが・・。
 実際に現代では存在しないとされている人物である。
 つまりは、歌を詠む事に関しては二枚目の業平だろう。
 権力では基経という事になる。
 此処で、私は基経の史実を顧みる事にした。
⦅藤原 基経(ふじわら の もとつね)は、平安時代前期の公卿。藤原北家、中納言・藤原長良の三男。摂政であった叔父・藤原良房の養子となり、良房の死後、清和天皇・陽成天皇・光孝天皇・宇多天皇の四代にわたり朝廷の実権を握った。陽成天皇を暴虐であるとして廃し、光孝天皇を立てた。次の宇多天皇のとき阿衡事件(阿衡の紛議)(宇多天皇は先帝の例に倣い大政を基経に委ねる事とし、左大弁・橘広相に起草させ「万機はすべて太政大臣に関白し、しかるのにち奏下すべし」との詔をする。関白の号がここで初めて登場する。基経は儀礼的にいったん辞意を乞うが、天皇は重ねて広相に起草させ「宜しく阿衡の任を以て、卿の任となすべし」との詔をした。阿衡とは中国の故事によるものだが、これを文章博士・藤原佐世が「阿衡には位貴しも、職掌なし」と基経に告げたため、基経はならばと政務を放棄してしまった。
 問題が長期化して半年にも及び政務が渋滞してしまい宇多天皇は困り果て、真意を伝えて慰撫するが、基経は納得しない。阿衡の職掌について学者に検討させ、広相は言いがかりである事を抗弁するが、学者らは基経の意を迎えるばかりだった。結局、広相を罷免し、天皇が自らの誤りを認める詔を発布する事で決着がついた(上述の阿衡事件)を起こして、その権勢を世に知らしめた。御門(天皇を更に敬った名称で天皇に同じ。)よりも藤原氏が強いとしたのは基経。天皇から大政を委ねられ、日本史上初の関白に就任した。これ以降藤原氏が関白を勤めるが、基経から五代後の藤原道長は関白では無かった。更に、関白となった者は藤原氏以外では豊臣秀吉まで歴史を飛ばさなければ見られない。平安時代の華々しく朝廷を賑わせた藤原氏の繁栄。それを加速させた人物が藤原基経であり、その五代後が藤原道長となる。事実上、平安時代最強の男といっても良いだろう。此れに絡み、菅原道真も登場するのだが、其れは、上述の阿衡事件により藤原氏の権力が天皇よりも強い事をあらためて世に知らしめる事になった。(上述に同じ。)これを所謂「正式の関白就任」と呼ぶ事もある。基経はなおも橘広相を流罪とする事を求めるが、菅原道真が書を送って諫言して収めた。この事件は天皇にとって屈辱だったようで、基経の死後に菅原道真を重用するようになる。⦆
 つまりは、二人をあわせたような人物がいた事になる。
 影武者の逆の様なものだが・・基経を超える遥かな人物と言われてもおかしくはない事になる。
 では、其れは誰だったのだろうか・・?
 綾乃に、君の好きだった相手の正体が大体わかってきたと言う。
「あんたも頭が宜しいやさかい、やっとわかってくれましたか、そやし、名はあたししか知れへんという事になってます。あんたの名は今の名どす。澄夫、つまり藤原澄夫・・あんたは実際には基経と同じ権力を持っていて、尚も業平と同じ様な二枚目で歌が詠めたと言うたら如何思うて・・?」
 そんな人物は三十六歌仙にも六歌仙にもいない訳で、尾形光琳の描いた絵の中には見られないが、光琳は江戸時代の人間だから、絵はごちゃ混ぜでいろいろな人を勝手に想像だけで描いている事になる。
 歌だけは存在しないとおかしな事になるが・・。
 綾乃は、掌を口元にあてるとそっと息を吐きながら。
「そやし、あたしは業平は好きで無い理由は出鱈目そやしどす。伊勢物語のおなごを三千人というのも考えてみればあり得ない事でしょう?業平の歌はあんたが詠んだ歌が如何にも業平が詠んだ様にされとるだけどすよ・・つまり・・あんたが詠んだ歌は業平の歌と同じ物がある。そやけれど、あんたはそないなに歌については返してこなかった。殆どはあたしが一方的にあんた宛てに詠んだのどす・・」
 貴族の中から、自分を探しに行く事にした。
 突然、晴明が何処からともなく現れると案内してくれた。
 時代そのものが本のページを捲るように風景が変わっていき、晴明が指で指し示したのが藤原の澄夫だと言う。
 関白として権威を奮っていた、基経よりは大人しそうな感じに見える。
 晴明は間違いなく関白の貴方だと言う。
 晴明が言うには、長い間に人の言い伝えなど宛にならなくなってしまうものだと言う。実際に晴明が生きていたとされる時代は小町は存在しないし、晴明を慕っていた紫式部にしても和泉式部や清少納言も同じ時代とは言えない程年が離れすぎている。
 晴明でこそ何時の世にも現れる事が出来るのが、晴明が超人である証拠。
 晴明が、自分の例を挙げて、貴方が史実では違って解釈されている事も何となく分かるでしょうと言う。



 晴明が念じてくれて、二人は嵯峨野の庵に着いていた。



 庵で二人が横になってから、綾乃が、
「明日、晩になってからあんたと私の歌を詠んで見せます」
 と言い、私が「夢の歌人」と呼ばれているのも、私の歌が夢のような事ばかり詠んでいると言われているのも、そんな事情があるからでしょう。実際にあんたと言う方がいたから、あんた宛てに詠んだ事が、夢だと言われている。其れと、あんたが他のおなごと良い仲になったと言うのも、納得できるでしょう?貴方は二枚目でモテたから。でも、私に近付く殿方は、私は好きで無かったから、あなた以外にいなかったのです、互いに愛し合う事が出来たのは、そんな訳があったからです・・」
 私は、晴明と言え、綾乃と言え、寧ろ本当の事を言っているのだと確信できた。
 添い寝をしてから、世界三大美女の身でありながら、はにかむ綾乃が余計に可愛らしく感じられた。
 二人は、あっという間に、共に、眠りの底に辿り着いていた。



 翌日、北から連絡が来て木屋町のカフェで待ち合わせをした。
 先日、綾乃が出掛けた間に私が待っていたカフェ。
 綾乃を北に紹介した。
「綾乃と申します、どうぞ宜しゅうお願い申し上げます」
 北は、一瞬眩しそうな表情をし・・綾乃を眺めるようにしてから目で挨拶をし、私達の向かいの席に座っていたのだが、暫し間が開いたから、私は横のラックから先日の京都版の冊子を取り出して見せた。
 北は、ほ~う、と、言うと暫しページを捲っている。
 自分の紹介が載っているのを見て笑い出した。
「本人が見ても恥ずかしいもんだな・・」
「ところで、北先生は綾乃をモデルにして何か小説でも・・?」
「うん、綾乃さん、やはり君の話のとおり・・十分に小説にはなると思ったんだが・・只のものでなく・・歴史物と現代を混ぜて・・と思っているんだが・・」
 北がコーヒーを飲んでから、此れはなかなか美味しいね、まあ、京まで来たんだから、夜は何か美味しいものをと・・。
 ああ、其れはそのつもりでいますから、ご心配なく。
 晴明の話もしたら、其れも何か物語に加えられそうだと言う。
 北は、コーヒーカップをテーブルに置いてから、タブレットを取り出して何やら調べ物をしている。 
 北は、店に入るなり綾乃の美しさに驚いていたのだが、機嫌が良くなったのもモデルにするには、それなりのイメージが湧きやすい方がという事で、北のお眼鏡に叶ったようだ。
 物語だから、書き手が如何様にも出来るとは言え、北程の大先生になれば其れなりのストーリーを考えているのかも知れない。
 北には千年の事は話をしてある。其れは綾乃だけでなく私にとっても同じ事で、以前、時空が歪んだ際に東寺で起きた出来事(二話に記述。)も話をしてある。
 其の時に晴明が現れてくれた事も。晴明については最高の陰陽師という事で北も良く知っているから、何処で何時晴明が現れてもおかしくはないと了解をしている。
 北がタブレットをしまって三人で取り敢えず京の都を散策しようという事になった。北にとっても久し振りの京都だった様で観光を楽しみにしている様だった。
 先ずは、北の希望で、バスと地下鉄のフリー切符を購入する事にした。京都は一か所だけならまだしも幾つも廻れば渋滞に引っ掛かる事も、増してや夕方や朝は車が繋がって動かなくなる。
 元の藤原氏の屋敷跡が幾つかある辺りを通り、北野天満宮の辺りでバスを降りた時だった。
 時空が歪み始めている。俄かに暗くなってきた時。晴明の顔が現れた。綾乃も何かを思い出している様だった。
 晴明が話し始める。
「応天門の炎上(応天門の変)により事件は基経に不利のようだったのが、基経は養父義房に相談をし、その尽力により基経は無罪となり、結局中納言を拝するようになった。更にその後の阿衡事件(あこうじけん)により、基経は宇多天皇(うだてんのう、867 - 931年)との間で起こった政治紛争であるが、菅原道真が基経宛にこれ以上争う事は藤原氏の為にならないと書を送り、基経の怒りがおさまった。この事件により基経は藤原氏の権力の強さを世に知らしめ、天皇は事実上の傀儡であることを証明した・・」
 此れを聞いていた綾乃は、私の顔を見ながら言う。
「やから、あなたは、貴族やて天皇より力が強かったと、うちがえらい前お話どした通り、天下を取る身にならはったのどす。うちは其れを見てやはったから・・あなた・・と言うても・・基経は寧ろ影武者であなたが実質的な基経やったんどす・・」
 そう言われて、実感として・・事実上の天下を取った貴族・・が、自分だとの記憶が蘇っては・・半分程度、其れでもそんな事があったかのような体感は残っていたようだ。



 北は目の前で晴明が話し、綾乃が付け足した事について、綾乃を主役とする、私と綾乃の恋愛をストーリーにしようと考えているような気がする。
 小町の事については、歴史上不明な事が沢山ある。逆に言えば、綾乃が主張する私の権力と地位には直接関係無く、綾乃が私を愛していた本当の事をテーマに持ってこようというようだ。 
 そう考えている時、目の前にバラバラと基経の家臣らしき武装した集団が現れた。基経からの依頼に相違なく、自分が影武者では無く、私が影武者だと決めつけ暗殺をしようと計画か・・?
 此れに、私と歌で知り合った女性が絡んでくる。女性は私との仲が次第に離れていき綾乃を恋するようになったことに殺意を抱いた。しかし、現代に於いては女性を憐れみ墓参りにも行っているのだから、何も因果関係は無くなり応報は消えている。
 結果的には私はその女性に殺害されるのだが、其れに基経の陰謀が絡んでいて、私の死が、歴史上では基経が天下をとる事に繋がったと記録されている。
 しかし、一方、歌を詠んでいたというのは在原の業平で、此れも史実とは異なり、業平の歌は私が詠んでいたという事なら納得が出来る。
 そのあたりの基経・女性・業平達の恨みを買い私が殺害されたという事になる。業平にしても頗る二枚目となっているが、伊勢物語の三千人の女性との関係というのは嘘であろう。
 そうで無ければ、私の方が業平より女性にモテたという事にならない。業平は大ぼら吹きだけに真面に恨みを抱くものはいなかったとなっているのだから、そう考えた方が素直だと言える。
 しかし、そうなれば、私は其のままこの世のものとして存在していない事になり、さすれば、綾乃との話も途絶える事になる。
 其処で、晴明が何時の世にも現れる事が出来た彼で無ければその謎は解けない。其処からは彼の話に頼るしかない。
 北が、その辺りから物語を其れにあわせるように創り出すつもりのようだ。かなり、立て込んだ歌舞伎もののような様相を呈してきた。
 此れが、江戸の太平の時代に実際に起きたいつの世にも人気がある「忠臣蔵」とは異なり、史実と物語が交差し何方が真実でと言えば史実は実はまがい物という事になる。
 北としては忠臣蔵並みの面白さを表現したいと思っているようだ。




 晴明が其処から話を続けた。
 先ず、基経が影武者の私を暗殺した。其れは、私を一時は愛していた女性の行為を利用した末の事。
 業平は此れに関しては直接は何も係わりが無い事になる。
 其れでは、どうして殺害された私が今日まで存在しているのかという事になる。
 其れについては晴明が説明をした。
 一旦は亡くなった私は、小町の懇願により晴明が蘇らせたという。女性は加害者故に其れは叶わぬが、私は女性というよりも其れを操った基経の計った通りになった事を鑑みて陰陽道の生命の復元を試みたと言う。
 晴明もカエルを潰すくらいの事は経験があったのだが、流石に人を殺す事は出来ないと思っていたらしい。
 其れが、増してや亡くなった人間を蘇らせるなどは難しい事と試そうとも思わなかったのだが、余りの小町の思いに試みる事にしたという。
 果たして、私は見事この世に生還したのだが、再び基経は影武者という事になり、その間、基経は企みで養父義房の力で無罪となった経緯があり、其れから最高の地位を築いたとなっているのは、実は澄夫が実力で権力を手にしたという事
 天皇を傀儡と嘲笑い、私を経略を持ち殺害した張本人である基経を、身代わりにして、死国に送る事になったという。
 其れで、その後基経に変わる実は澄夫が全ての権力を手にし正式な関白となった。晴明が言うには、澄夫を計りごとで落とそうとした罪と小町の祈りが天に通じたとの事。
 そうで無ければ晴明と雖も徒な生と死を産み出す事は出来なかったと言う。人間離れした陰陽道の達人だからできた事とは言え、決して道理を無視し天地をひっくり返す事よりは、容易かったと。
 私は晴明に感謝をする一方、願いの程が晴明をしてその力を発揮させる事となった小町・綾乃に只管感謝をすると共に、愛情の深さを改めて感じ、自らもだからこそ綾乃を千年も愛した。
 その場にいたのは、三人だけではなかった。北は、それらの話が正に自らが語ろうとする物語に値するものと盛んに顎髭を撫でつけるように、脳裏に浮かんできた実感を感じていたようだ。


 実は、小町のところに小野の少将が通い続けたという能の逸話は、真相は、実は小町が澄夫の為を思い、今でも二人の待ち合わせ場所である八坂神社の手前の西楼門は、女性に殺害された場所であるし、通い詰め神社に願を賭けたと言うところから人知れずの事実で、其れを知っていたのは晴明と綾乃だけだったという事になる。
 雪が降る日も暑さの中でもめげずに只管私の事を思い、一日も欠かさずに只管通い続けている美面が見えない、その背を何回も見ている内に晴明も、此れがあの世の中に名を轟かせた美女の成れの果ての姿かと、遂に極まる程に感じ入り願いを叶えてあげたくなったと呟いた。
 私は、晴明の神秘的な力に恐れにも近いものを感じると共に、其処までしてくれた綾乃に只管感謝をし、だから、夢を詠った歌が多いと言われた素晴らしい歌人だったのだと思う。
 北が、その辺りを心得ていてくれるように顎をしゃくる。
「こりゃ、随分、大胆な展開だが、正にいろいろな要素を含んでいて神秘性や悲しみ・・そうだな・・愛の深さをとでも・・いうところかな・・まあ・・」
 晴明は超人だが、物書きはどうなのかと思ったのだが、天賦の才の持ち主にしては遠慮がちに。
「・・小町さんを始め、香子(かおりこ、たかこ)~紫式部・清少納言「諾子(なぎこ)」や他にも本名が違う歌人のように、歌を詠んだり物語を書くなどは・・私よりも・・」
 そうは言ったものの、彼も、十二天将を出現させる時にすらすらと書いては息を吹きかけるという才能は、言葉が違えば何事も起き得ないだろうと思えば、天賦・文才の持主である筈だが、只、天と地に言い聞かせる程の才能であるから・・。



 宙に浮かんだように立ち話をしていた一同は、綾乃の控えめな声で、我に返ると、夕食を鴨川べりでという事になる。
 晴明が歪ませた空間の向こうには鴨川に架かる四条大橋が見えた。北が、先程の話を思い出し、是非八坂神社の手前の西楼門から神社までを廻ってみたいというから四条通から花見通りを通り過ぎ祇園を西楼門まで向かい、北が辺りを見回すように空気を味わっている時に、数名の芸妓が軽く頭を下げながらちらほらと通り過ぎていく。
 一人が突然立ち止まると北の顔を見て摺りようように近付く。
「あら、北せんせどすなぁ。うちんせんせんファンで、此処にサインをしいや貰えまっしゃろか・・」
 北も、慣れたものではあるが、楼門の方に気を取られていたから、芸妓の姿に気付くと、すらすらとサインを・・。
 芸妓でも舞子とどちらが余裕があるのかは分からないが、稽古に明け暮れるだけでなく本も読むのだろう。
 暫くは其れを見つけた辺りの通行人の内からサインをという声が途切れそうもない。陽が鴨川の水の飛沫に輝きを与えると、次第に跳ねる様な赤色を祇園一体に振りまいてからすっと西に沈み、青い惑星を少しだけ回転させたように紫色の薄闇に後を譲ると、すっかり都の宵は出来上がっているようだ。そんな情緒に、北が、何か感じた様で、静かに頷いては物語に色を添える絵画のような風景を脳裏に刻み込んだようだ。
 彼方此方の街の灯りがぽつぽつとつき始める頃、一同は綾乃が導くように川べりの料亭に。女将が相変わらずの愛想良い挨拶を・・。
 何時もより幾分広めの個室に、車座を描くように思い思いに座ったまま、メニューを見たり綾乃の勧める京料理を注文する。
 間も無く襖が開くと机に料理や酒が並んでいく。北は、珍しく笑みを漏らすと、これこれと呟く。
 女将が重ねて置いた取り皿を綾乃が片端から手にすると、手際よく其々の前に料理を並べる。女将も高級料亭にはつき物の愛想を振りまきながら手助けをする。
 女将が退いてから、銘々が好きなものから箸をつけていく。二人の時よりやや広めの部屋には通常なら芸妓が揃ってもおかしくはないようだ。
 襖には平安時代のような古風なちょっとした絵が描かれている。空気のような晴明も一緒にお相伴をと全員が肩の荷を下ろした様に寛いで場を賑わす。
 私は思った。
「考えてみれば、皆、秀でた才能や美しさをひけらかす事は無いが、大したものだと・・」
 北に、筆の心つもりはどうでしょうかと尋ねれば、京料理に上機嫌に見える表情に秘めている才能が彼をして言霊を転がさせる。
「・・うん?そりゃ、先程の景色そのものが大方の絵になっていたから・・しかし、君・・今日は随分と稀少な語り部もおったし・・いやあ・・きっと、思い通りのものが・・」
 綾乃が一言断って膝を崩すと、私も北も、其の風情が感にいった様に、一息改めて呼吸をする。
 其れを、晴明が笑っている。
 上座には北のほかに晴明も。
 命の恩人であり、正に貴重な物語を産み出してくれた本人である。
 北が、
「ところで、君達二人が知り合った時の情景は・・?」
 と何気なく聞くから。
「薄暗い路地に、和服姿の女性が、少し大きめの和傘を持って立っている。
 私も、疲れてイライラしていたから、多少、ぶっきらぼうに、女性に声を掛けてみた。
「何処かこの辺りで、落ち着いて飲み食いできる店は無いですか?」
 女性は、傘越しに此方を振り返ると、微笑んだような表情でぼそっと言った。
「お困りのようどすなぁ。うちん知ってるところで良かったら案内させて貰えるけど・・」
 私は、京都の人に案内して貰えるならと期待して、
「そうですか。何処かありますか。助かります、お願いします」
 と、縋るように女性の顔を見ようとした。
 丁度傍らにある、京都らしい風情の建物の表の薄灯りで、女性の顔が浮き上がって見えた。
 小野小町の顔は謎だが、ひょっとしたらこんなでは無かったろうかと思った程、私は驚いた。
 実に、美しく、何か神秘的な感じのする、京女性の細面が、目の前に。
 私は、全身から今までの疲れが何時の間にか消えて行くのを感じた。
 雪はさほど振ってはいなかったし、私は傘を持って来るのを忘れていた。
 女性の後を少し間をおいて歩き出すと、女性は振り返って、
「一緒に入ったらどないどすか。寒いし、濡れるやろう」
 というと、傘を私の身体がおさまるようにと、私の小雪が積もっている肩越しに傾けた。
 と、声にならない気を送った。
 察しの良い北も晴明も、頷いては酒を組み交わしている。


 綾乃が其れが二人の再会だったと思い出し紅の口から・・。
「小町ちゅうおなごは、かな時からあんさんとん幸せをもっかい味わう事が出来やはった・・」
 綾乃は、笑みを浮かべながら品を作ると。
「秋の夜も名のみなりけり逢ふといへば 事そともなく明ぬるものを」
「秋の夜長、何て言うけど名前だけね。愛しいあなたと一緒にいればあっという間に朝になってしまうわ… 」 
(小町にしては唯一の恋の成就の歌と言われている。)
 
 
  
 鴨川の鳥が囀(さえず)るような流れの音、そして、水面の波に躍らせるように揺れながら映っている真ん丸な月は、遥かな都の時代から普遍の柔らかな光を漂わせてきたのだろう・・。
 芸妓が二人で歩いてくる後ろから、
「夢で申しますが、八坂神社の手前の西楼門で、朝、十時に。忘れいでね・・」。
 そんな可愛い声が・・皆の心に響いていた様でもあった・・。



「われ志を得ざるとき忍耐この二字を守れり。
 われ志を得んとするとき大胆不敵この四字を守れり。
 われ志を得てのち油断大敵この四字を守れり。徳川家康」

「自分の心は秤のようなものである。人の都合で上下したりはしない。軍師諸葛亮孔明」


 《绫野京和3》
主要故事将作为第二部分出版,首先保留英文版本。

住在京都后,我去东京见了一个熟人。
我本来告诉绫野我要去东京见一位小说家老朋友,没想到和作家喜多的谈话拖了很长一段时间,我感到很焦虑……但我做了一个关于绫野的梦。
果然,集合地点是……“我是在梦里告诉你的,不过是在八坂神社前的西塔门,早上十点钟。” ”
沿着四条通、河原町通,穿过四条大桥,到达花见小路时,我在西塔门看到绫乃满脸笑容地看着我。
路过的舞妓看到两人,躬身行礼。 大概是因为绫野在这里很出名吧。
“抱歉让您久等了……”
“时间还早,这么慢,我不该这么着急……”
绫乃要我去木屋町的一家咖啡馆等她,因为她要去一家她熟悉的餐厅。
正如我所说,我打开了咖啡厅的自动门,一位穿着日式服装的工作人员正在等着我,并引导我到座位上。 坐在时尚商店舒适的沙发上,聆听古筝的演奏。
店员给我拿来一本杂志,我拿起来看封面,很有京都的感觉,不过是一本文学杂志,里面有小说什么的。
我想正是因为绫野的脸,一切才被安排得井井有条。 翻了几页,喜多的脸出现了。 我又翻了一页,想起这次去见喜多的事情。
令我印象深刻的是,该杂志有京都版的特别版,但我认为这是一个巧合,其中有关于喜多作品的介绍。 它不仅包括小说,还包括诗歌。
我本来想向绫野询问这首歌的情况,但当我找到一些列出的小野小町写的歌曲时,我觉得没有必要这样做。
平安都的许多歌曲都是关于浪漫情怀的。 我想知道男女之间的关系是不是真的有那么复杂,但既然听说我也是夹在其中的人,我想这不关别人的事。
无论如何,因为我也在以别人的身份创作歌曲,所以我想我也许能从绫野那里听到一些关于这首歌的信息……
喜多的小说以京都和奈良为主题,因为该杂志是京都版,但他本人当然对古都有着特殊的兴趣。
东京的故事是,他来到京都,想以绫乃为模特写一篇作品。
我只是简单地向你解释一下绫乃的事情,等我来了之后再告诉你更多,但他的洞察力如此之强,我可能已经察觉到了他话里的某些东西。
当我读完杂志时,自动门打开了。
当我看到绫野时,我感受到了不同的形象,但随着季节的变化,她的容貌也变得更加迷人。
您似乎订购了一件新浴衣。 既然她穿和服好看,想必她对和服一定很熟悉。 现在我来自京都,我以为我会穿日本衣服,但她告诉我她也有一些给我的。
我想知道尺寸是多少,所以我问了一下。
“我认识你这么久了,就算你不说,我也会明白的。”
我也是这么想的,当我说这对我来说太糟糕时,绫野微笑着说我们稍后再去商店吧。
「对了。话说,我还没和你说过话呢,不过东京的一位作家想以你为模特来写一本书……这是好事吗?」
绫乃依然微笑着。
“不过,写写我的房子不是很有帮助吗?”
仔细想想,如果绫乃的美貌符合喜多一文的品味,那她没有理由不适合。 
他拿起桌上的杂志,打开之前的歌曲,拿给绫乃看,看着绫乃的表情,不知道他会是什么样的反应……
“哦,我真是不好意思了。我晚点再走吧。我宁愿吃晚饭,也不愿趁天还亮的时候吃。”
绫乃将白皙的手背放在红的嘴边说道。
等咖啡杯空了,两人就离开了咖啡馆。
途中,我在一家商店停下来,一手抓起行李,开始行走。



首先,我建议从山科去瑞心院。
当我靠近山科时,绫野露出了怀念的表情。
山科到底是不是和小町有联系的地方呢?
接下来,我决定去瑞信院。
这里是最著名的小町传说,即以九十九夜和一百夜而闻名的“深草少将”的传说的发生地。
据说小野小町曾住在这里,据说仰慕小野小町的少将曾来此一待99天。 院内有一座据说埋有深草少将等写给小野小町的 1,000 封信件的土堆,还有据说小野小町曾用来化妆的化妆井。
据说,这位热爱小町的少将,在第99、第100天晚上没有实现自己的愿望,倒在了这里,咽下了最后一口气。
这是一个传说中的地方,有一种说法是小町不喜欢少将,让他在那里待了100天。
我跟她说了这件事,但绫野似乎完全不记得了。 由于他对这里的生活感到怀念,所以他似乎确实曾经住过那里,但少将的传说似乎是后来世阿弥等能剧艺术家创作的轶事。
                             


下了地铁,深红色的黄昏即将来临。
绫野说今晚就到此为止了,他带我去了鸭川河畔的一家餐厅。
鸭川河畔的一家日本餐厅,两人还没到,老板娘就出现了,打招呼。 我一直认为人们努力工作,就好像他们知道我们要去的地方一样。
我被带到一个安静的包间后,向老板娘讲述了我去山科的旅行,她看了绫乃一眼,用手捂住嘴笑了起来。
“莫非,少将怎么了?如果是的话,据说他把能剧改编成了搞笑的故事,京都的人都知道了。”
它被称为。
房东阿姨在后面说马上就拿来...
似乎这座城市的每个人都知道绫野,但我不知道这是否只是一个流传了一千年的传说。如果是这样的话,那就没有道理了。
毕竟,她是一个无与伦比的美人……
没过多久,食物就排列在大方桌上,看着两人。
我觉得光是看着就赏心悦目的五颜六色的菜肴吃起来有点浪费。
我确信他们使用精心挑选的食材来制作充满活力的京都风味菜肴。
绫乃跪下,换了一个比较舒服的姿势,立刻喝掉了我手里的小酒。我回敬了绫乃一杯,我们两个一口气喝光了,直到感觉好为止。现在的节奏是一样的。
精通烹饪的绫野会告诉我该从哪些菜开始,只要我按照她的吩咐用筷子夹起菜,我就能尽情享受每一道菜。
当绫乃洁白的脸庞呈现出淡淡的绯红色时,她按照约定创作了一首歌。
“花的颜色永远不会改变,而我的生活的颜色却随着我的忙碌而改变。”
这是一首著名的百人一首诗,展现了小町的美妙和美丽。
由于我不知道自己是谁,所以我决定玩一个谜语。
据说小町曾向三个男人献歌……而我是谁?
绫乃微笑道。
“关于一千年前发生的事情人们有很多说法,但只有我们才能知道真相。”
那么,我到底是谁?我满怀期待地看着绫野的眼睛。
“毫无疑问,我真的很爱你……你叫什么名字……?”
“我的名字是……”我倾身说道。
绫乃看着我的眼睛。
“我真正爱的人的名字只有我一个......这个世界上没有人知道。只有被爱我才会幸福......这就是为什么你对其他女人怀恨在心。”我出去了她,但我们相爱已经太晚了。”
绫乃眼神深处充满怀念地说道……
“我们两个之前去过那个女人的坟墓,虽然我们要对付复仇之魂,但我不认为它会再次附身在你身上……”
当我因为听不到她的名字而一脸沮丧时,绫乃……
“其实,写这首诗的人是六花仙,但还有另外一个人,那就是你,贵族之首。”
我认为。 那是一千年前的事了。 我和绫乃可以这样,她也爱我无止境。 而且,如果她对杀了我然后自杀的女人有同情心……不知道她的名字……绫野知道这一切还不够吗……我认为这是一件好事。你别伤害我...
但谁也不会相信,所谓的六仙,竟然是七仙。 如果我没记错的话,和小町交换歌曲的人有三个。
其中,有原成平因玩弄女人而颇有名气,但小町并没有接近他。 对方还要求小町陪他一起去三河,但小町明确拒绝了。 而且,他似乎并没有理会他,据说也是在一次诗会中才与他走近的。
那么,秘密创作歌曲并与小町发生恋情的人,虽然身为贵族之家,但却被隐藏在公众的视线中……
如果他是贵族世家的族长,恐怕当时的权力是最大的……



这时,我的智能手机轻微震动。
他是一位来自北方的作家,计划明天来京都。
如果那样的话,我就会以绫乃为榜样,讲述一个精彩的故事……



那天晚上,当我到达嵯峨野的隐居时,时空开始扭曲。
我和绫野一起回到了一千年前。
仿佛被绪方光琳的《诗三十六首》带到了江户时代的场景,是一首《诗三十六首》的中间……两个人漂浮在空中,看着对他们。
小町应该也在其中,但她却不见踪影。
有时我会想,绫野来了,小町会不会出现呢?
当我想到36位诗人时,我就想到了新年期间表演的百人一首,似乎他们都坐在一个房间里,尽可能热情地创作歌曲。
然而,光琳对江户时代的描绘似乎描绘了来自不同时代的人们,就好像他们实际上正在参加同一个诗歌聚会,所以我们不知道其中有多少是真实的。
绫野解释了里面两人的身份。
他指着一个名叫清原元介的人,说他是清少纳言的父亲。 几乎可以想象,清少纳言生活在与小町不同的时代。
此外,绫乃盯着成平有原看了一会儿,然后告诉他,他是六花仙,也是她在餐厅里交谈过的人。 我对历史上与小町交换歌曲的三个人之一感到一种嫉妒。
这是因为他是一位极其英俊的男人,据说他与小町大约生活在同一时代。
我认为《伊势物语》中记载,成平有3000个女人因为他的美貌而接近他并与他发生关系,虽然这是夸张的说法,但我认为这不能说是谎言。放松了警惕。
听说他是这么一个美男子,而且他也在六华森,而且和他同岁,是不是很惊讶? 我这么想是很自然的。
根据一种理论,即使他们交换了歌曲,小町也明确批评了他。 绫乃似乎注意到了我的表情,嘴角翘了起来。
“那个男人对女人如此痴迷,竟然出卖了自己的名字,我不想对一个把鼻子伸到任何女人身上的绅士表现出任何兴趣……”
既然你提到了,我想可以肯定地说,小町并没有表现出同样的兴趣,因为她是如此美丽,以至于被称为世界上最美丽的三个女人之一。
嗯,绫乃的话并没有说谎。
我想也许我就是三十六位诗人之一,但我没有从绫乃那里听到过类似的话,所以我的心情稍微好一点。
问题是,除了六花仙之外,另一个人是谁,不是三十六诗? 既然我们留给后人的不仅仅是历史的真相,所以我们暂时不会离开故宫。
我想绕过它。
前阵子用智能手机查了一下,发现小町生活在什么年代已经不详了,所以一定有一个与小町年龄相仿的“神秘人”。
无论如何,绫乃对三十六诗没有表现出任何兴趣,这让我感觉事情又向前迈进了一步。
我感觉我之前研究的人中,有权力的人并不多。 不过,由于我们现在不知道历史事实,所以可能是一个意想不到的人。
例如,很可能我们目前不认识的人实际上掌握着权力,或者日期有很大不同。
当时最有权势的人是喜多家族的藤原本常,他成为历史上第一关白。
小町的出生和死亡并不确定,但一般与前面提到的有原成平同时出生。 据说元常出生于大约15年后。
本常的前任藤原义房精于谋略,担任摄政王,并让他的女儿成为天皇的皇后。
我感觉这个人就是围绕着这个决定的……
事实上,他是一个据说在现代不存在的人。
换句话说,就写歌而言,他可能是第二好的成平。
从实力上来说,他就是本常。
至此,我决定回顾一下本常的史实。
⦅藤原元常是平安时代初期的宫廷贵族。 藤原喜多家的第三子,中言和藤原长良。 他被他的叔叔藤原义房收养,藤原义房是摄政王,义房去世后,他在宫廷中掌握了四代实权:清和天皇、与成天皇、幸行天皇和宇田天皇。 与泽天皇被废黜,立弘光天皇。 宇田天皇下任时,发生了昭事件(平平之争)(宇田天皇决定效仿前任天皇,将政务委托给本常,并由定大弁和立花弘制定草案,并说道: “一切都由大臣来做。”关白的头衔在这里首次出现,正式要求他辞职,但天皇再次要求弘曾起草一个新的头衔“平平”。文学家藤原沙代说:“请尊重主公的地位。”当他告诉本常自己没有责任时,本常无奈地放弃了自己的政治职责。
问题旷日持久,持续了半年之久,政事陷入困境,宇田天皇不知所措,试图安慰他,告诉他自己的真实意图,但本常不相信。 他要求学者们考虑平的职责,弘南抗议这是一种指责,但学者们只接受了本常的意图。 最终,此事以罢黜广相并由天皇下旨承认错误(上述晃事件)而得到解决,让他的权力被世人知晓。 是本常说藤原氏比天皇(对天皇更加尊敬的称呼,与天皇同名)更强。 他受天皇委托执掌政务,成为日本历史上第一位关白。 从此,藤原氏担任关白,但本常之后五代的藤原道长并不是关白。 此外,除非跳到丰臣秀吉,否则你看不到除了成为关白的藤原氏之外的任何人。 藤原氏的繁荣盛行于平安时代,盛于朝廷。 加速这一进程的人是藤原元常,他之后的第五代人是藤原道长。 事实上,可以说他是平安时代最强的男人。 与此相关的菅原道真的也出现了,上述的晃事件再次让世人知道藤原氏的势力比天皇还要强大。 (同上。)这有时被称为“正式任命为关白”。 元常仍要求流放立花弘三,菅原道真却致信劝菅他。 这件事对于天皇来说似乎是一种耻辱,元常死后,他开始优先考虑菅原道真。 ⦆
也就是说,有一个人是两者的结合体。
虽说是影武者的对立面……但说他是比本常优越得多的角色也不足为奇。
那么,那个人是谁?
告诉绫野,你已经知道了你所爱之人的真实身份。
“你也很聪明,你终于明白了吗?宗哉,只有我知道你的名字。你现在的名字叫纯男,或者藤原纯男……你其实……如果我告诉你他是拥有与本常同等的力量,也能像成平一样作诗?
无论是《三十六诗》还是《六歌仙》中都没有这个人,在绪方光琳的画中也看不到他的身影,但由于光琳是江户时代的人物,所以画中人物杂乱,随意描绘各种人物。我最终只是根据自己的想象画了它。
如果这首歌不存在才奇怪……
绫乃将手掌放在嘴边,轻轻地呼了一口气。
「宗哉,我不喜欢成平的原因有点巧合。想想《伊势物语》里有三千人,这不可能吧?成平的诗和你写的那首很相似就像成平写的一样……也就是说,你写的歌和成平的歌是一样的。但你从来没有告诉过我这首歌,我写的大部分诗都是单方面写给你的……
我决定去贵族中寻找自己。
突然,晴明突然出现并引导我们。
风景就像时代在翻书一样变化,据说晴明所指的人就是藤原纯夫。
他似乎比作为关白行使权力的本常更加温顺。
晴明说你绝对是关白。
晴明说,时间长了,人们的传说就变得无关紧要了。 事实上,据说晴明生活的时代,小町并不存在,尽管紫式部崇拜晴明,但泉式部和晴少言的年龄相差太远,不能被认为是同一时代的。
任何时候只有晴明能够出现这一事实就证明了晴明是超人。
晴明举例说,你可以理解历史事实有不同的解释。



晴明祈祷完后,两人就来到了嵯峨野的隐居处。



两人在隐居处躺下后,绫乃说道:
“明天晚上,我会为你和我创作一首歌。”
这大概就是为什么我被称为“梦想诗人”,以及为什么我的歌曲被认为是关于梦幻般的事物的原因。 据说,写给你的那首诗是一个梦,因为实际上有一个人叫你。 而且,你和其他女孩成为好朋友也是有道理的,对吧? 你很受第二个欢迎。 但我不喜欢任何其他接近我的绅士,所以你是唯一接近我的人,这就是为什么我们能够彼此相爱。”
无论是晴明还是绫野,我都确信他说的是实话。
睡在一起后,绫野虽然是世界三大美女之一,却觉得更加可爱了。
眨眼间,两人就一起进入了睡眠的深度。



第二天,我接到了北方打来的电话,我们在木屋町的一家咖啡馆见面。
那天,绫野出去的时候,我在咖啡厅等着。
我把绫野介绍给喜多。
“我叫绫野。谢谢你的配合。”
北一愣,看了一眼绫野,然后用眼神打了个招呼,在我们对面坐下,但停顿了一会儿,我就从她旁边的架子上坐下来,拿出了京都版。那天的小册子并给他看了。
基塔说,“哇,”然后翻了一会儿书页。
看到我的介绍,我笑了。
“看到我就很尴尬……”
「对了,喜多老师,你有写过以绫乃为原型的小说吗?」
“是的,绫野同学,正如你所说,我认为这作为一部小说已经足够好了,但我希望它是历史和现代的混合体。”
喜多喝完咖啡后,说道:“这个很好吃。”嗯,既然我们来到了京都,我们就想晚餐吃点好吃的。
哦,这就是我的意思,所以不用担心。
当我谈到晴明时,他说他认为他可以加入到这个故事中。
喜多把咖啡杯放在桌子上,然后拿出平板电脑开始研究。 
喜多一进店就被绫乃的美貌惊艳到了,不过之所以心情好,是因为在造型方面,最好是绫乃有一个好的形象,而喜多的眼镜似乎真的实现了.
既然是故事,作者可以随心所欲,但如果他成为北日本的一位伟大的老师,他的脑海里可能会有自己的故事。
我们已经和北方谈论了1000年。 这不仅对绫野来说是一样的,对我来说也是一样的,我之前也讲过时空扭曲时在东寺发生的事情(在第二章中有描述)。
当时晴明也出现了。 喜多很了解晴明,他是最好的阴阳师,所以他明白晴明无论何时何地出现都不会奇怪。
喜多收起平板电脑,三人决定去京都散步。 喜多已经很久没有来京都了,他似乎很期待去京都观光。
首先,在Kita的要求下,我决定购买免费的公交车和地铁票。 如果只去京都一处还好,但是如果去京都很多地方,就会堵车,晚上和早上,车子就会绑在一起动不了。
路过几处藤原氏旧宅邸遗址,在北野天满宫附近下车。
时空开始扭曲。 当天突然黑下来的时候。 晴明的脸出现了。 绫野似乎也想起了什么。
晴明开始说话。
由于大天门事件,该事件似乎是针对本常的,但本常与他的养父义房商量,通过他的努力,本常被无罪释放,并最终崇拜中纳言,而且由于后来的青事轩,本常与宇田天皇(867-931)之间发生了政治争端,但菅原道真不再对本常发信,称战斗不符合藤原氏的最佳利益,这才平息了本常的愤怒。这一事件让本常意识到了这一点。藤原氏的势力,证明了天皇是一个事实上的傀儡……”
听着这话的绫野看着我的脸说道。
「所以,正如我之前所说,你是一位贵族,比皇帝更强大,而且正如我之前所说,你正走在统治世界的路上。・即使我说你……本常更多的是影子武士,而你才是真正的本常……”
当他这么说的时候,我感觉自己好像是一个几乎统治了世界的贵族,但我回到他身边的记忆还在……大约有一半的时候,我仍然有这样的感觉。看来确实如此。



我觉得喜多正在考虑制作一个关于绫乃和我的爱情故事,以绫乃为主角,关于晴明在他面前说的话和绫乃补充的故事。
关于小町,历史上还有很多不为人知的事情。 相反,主题似乎与绫乃所声称的我的权力和地位没有直接关系,而是与绫乃真心爱我这一事实有关。 
正当我这么想着时,一群武装人员出现在我面前,他们似乎是本常的家臣。 这是本常的要求吗?他是打算把我当作影武者而不是影武者来刺杀他吗……?
这就是我通过唱歌认识的一个女人发挥作用的地方。 女人随着与我的关系逐渐疏远,心中充满杀机,并开始爱上绫野。 然而,到了现代,人们对​​妇女表现出同情心,甚至去扫墓,所以没有因果关系,报应也消失了。
最后我被那个女人谋杀了,但其中却牵扯到了本常的阴谋,历史上记载我的死导致了本常接管了国家。
然而,另一方面,这首诗的作者是成平有原,这与历史事实不同,如果我是成平的诗的作者,那也是有道理的。
原来,我是因为本常、女人、成平的怨恨而被杀的。 这是成平的第二本书,但《伊势物语》中关于他与三千女人的关系的故事很可能是谎言。
否则,并不意味着我比成平更受女性欢迎。 成平虽然是个忠实粉丝,但他很认真。