今回も2016年のデンマークはコペンハーゲンからです。
前回はローゼンボー離宮のお話を書きましたが、ローゼンボー離宮からデンマーク国立博物館へ向かいます。
ローゼンボー離宮から南西に伸びているLandemærket通りを進むと
ラウンド・タワーが見えてきます。
高さ34.8mのこのタワーは、クリスチャン4世時代に天文観測所として建てられたもので、天文観測所としてはヨーロッパ最古のものだそうです。内部はらせん状に上る通路になっており、1716年ここを訪れたロシアのピョートル大帝は馬で、エカテリーナ妃は4頭立て馬車で駆け上ったそうです。屋上からはコペンハーゲンの町並みを見渡すことができるようです。
ここからストロイエを通って歩いて行きます。
ホイブロ広場から橋を渡るとクリスチャンスボー城の方に出られます。
こちらは、ホイブロ広場にある、アブサロン大司教の騎馬像です。コペンハーゲンの礎を築いた人ですね。
クリスチャンスボー城が見えてきました。
川沿いを進むとトーヴァルセン彫刻美術館の壁が見えてきました。
アンデルセン、キルケゴールと並んで、デンマークの黄金時代を築いた彫刻家ベルテル・トーヴァルセンの作品が収められた美術館です。なんだか仰々しい建物です。先ほどの壁には大成功を収めたトーヴァルセンの帰朝を歓迎する市民の様子が描かれているとのことです。
目的地のデンマーク国立博物館は、クリスチャンスボー城の西側の門からまっすぐ進んだところにあります。
デンマーク国立博物館に到着しました。
この建物は18世紀フレデリック皇太子夫妻のために建てられたもので、ここにはヴァイキング時代から現代にいたるまでデンマークに関するものが多く展示されています。他の国の民俗関係のものなども充実していました。
デンマーク最大の発掘品と言われている「太陽の車」。紀元前1200年ごろのものだそうです。
個人的にびっくりしたのは、現代のオタク文化の展示。コスプレコーナーまでありました。。。
コペンハーゲン編、次回に続きます。