カイザーブルク(2015年12月、ドイツ・ニュルンベルク) | クラシック音楽と食べ物と。。。

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今回も2015年12月のドイツニュルンベルクからです。

 

カイザーブルクは、ニュルンベルクの小高い丘に建っています。城壁で囲まれていますが、この通路の長さを見ればどれほどの分厚い城壁で囲まれているかが、よくわかります。

 

城壁を抜けた後も、かなりの急斜面を登っていきます。

 

丘の上は意外に広い空間が広がり、そこに様々な建物が建っています。いかにもドイツらしい石と木組みの建物です。

 

ここカイザーブルクは、神聖ローマ帝国の居城の一つで、11世紀から16世紀まで神聖ローマ帝国のすべての皇帝が一度は居城として住んだことがあり、正にカイザーブルク(皇帝の城)の名前にふさわしい場所です。14世紀には皇帝カール4世が、ニュルンベルクで帝国会議を開くことを決め、15世紀には、それまで皇帝が持ち歩いていた皇帝の象徴である即位用のレガリアニュルンベルクに永久保管することを皇帝ジキスムントが決めました。このようにニュルンベルクは、神聖ローマ帝国に置いて、かなり重要な拠点だったようです。

 

 

扉には神聖ローマ帝国のシンボルである双頭の鷲が描かれています。

 

奥に見える円柱の塔までがカイザーブルク、その奥がブルクグラーフェンブルク(城伯の城)だそうですが、何やらいろいろな建物が入り組んでいて、どれがどれやらよくわかりません。ヨーロッパの古いお城は、結構増改築が繰り返されていて、よくこういうことになっています。

 

ここからはニュルンベルクの街がよく見えます。お城を建てるには最適の場所ですね。

 

 

この坂を見ると、結構な急勾配に建っているのがよくわかります。

 

ヨーロッパの一大帝国である神聖ローマ帝国の皇帝たちが、ここに住み、帝国の指揮を執っていた場所かと思うと、歴史のロマンを感じます。

 

次回も2015年のニュルンベルクから続きをお伝えします。