今回も2015年12月のドイツはバイロイトからです。
リヒャルト・ワーグナー祝祭劇場から、バイロイト駅前を通って街の中心部へ向かいます。
市庁舎は、ちょっとだけ近代的なビル。
バイロイトは、ブランデンブルク=バイロイト辺境伯であるフリードリヒ3世とその妻ヴィルヘルミーネの時代に最高潮に達します。ヴィルヘルミーネはプロイセン王フリードリヒ2世の姉で芸術的な才能にあふれ、バイロイトを芸術の都にすべく、この新宮殿、辺境伯歌劇場など素晴らしい建築物を造営します。
こちらは新宮殿。
こちらが、辺境伯歌歌劇場。
内装も素晴らしい歌劇場で是非見たいと思ってやってきたのですが、どうも改装中で入れませんでした。。。 こちらは、劇場前に掲げられていた説明パネル。
この周辺には他のも素晴らしい建物が立ち並んでいます。
イワレワハウス(Iwalewahaus)。バイロイト大学のアフリカ現代文化博物館として使われています。
Café Müller an der Oper。
商店街を抜けていきます。
しばらく歩くと目的の場所が見えてきました。
ヴァーンフリート荘。リヒャルト・ワーグナーとコジマが住んだ家で、今はワーグナー博物館として公開されています。
玄関前に建つのは、ワーグナーのパトロンだったルードヴィッヒ2世の胸像。
こちらの棟が受付になっています。
リヒャルト・ワーグナー祝祭劇場の模型。
古いベヒシュタインが展示されています。
本館へやってきました。素晴らしいエントランスです。
こちらばリビング。一体、何畳あるんでしょうか?
このリビングに置かれたピアノ、ワーグナーが作曲に使用していたもののようです。
エントランスホールの横にも部屋があります。
階段を上って二階へ。
二階にはワーグナーゆかりの品が展示されています。
ワルキューレのスケッチ。
トリスタンとイゾルデのスケッチ。
ホーエンシュヴァンガウ城の模型。
ワーグナーの右手の模型。
ワーグナーのデスマスク。
こちらには、雪景色のリヒャルト・ワーグナー祝祭劇場の模型。
タンホイザーのスケッチ。
ローエングリンのスケッチ。
コジマ(ワーグナーの妻、リストの娘)の像。
フランツ・リストの像。
ワーグナーの像。
二階からエントランスホールを眺める図。
庭に出てみました。ここの裏庭に、ワーグナーとコジマのお墓があります。写真撮り忘れました。。。
別館があり、ヴィニフレート・ワーグナーのダイニング・ルームと書かれていました。ヴィニフレートは、リヒャルト・ワーグナーの息子ジークフリートの奥さんです。バイロイト音楽祭の資金集め、トスカニーニやフルトヴェングラーなど一流指揮者の音楽祭への招聘など音楽祭の運営に深くかかわり、コジマ、ジークフリート亡き後は、一人で音楽祭の運営を担っています。
いやはや、すごい邸宅です。さすが、ワークナーと言ったところでしょうか。
ヴァンフリート荘を後に次の目的地へ向かいますが、その話はまた次回とします。