今回も前回に続き、2014年5月のプラハからです。
今日は3日目最終日で、少しぶらぶらとプラハのカフェを巡ってみます。
ダンシング・ハウス
レススロバ(Resslova)通りをダルダヴァ(モルダウ)川の方に向かうと、
左手に教会(Kostel svatého Václava)が見えてきます。
それをさらに進むと、へんてこなピルが見えてきます。
このビルは、ダンシングハウスと呼ばれる建物で、ウラジミール・ミルニッチとフランク・ゲーリーが設計し1996年に建てられたビルで、建築当時は相当に評判が悪かったようです。
このダンシングハウスの前には、イラーセク橋(Jiráskův most)がかかっています。
近くで見ると、ダルダヴァ川なかなか大きな川です。
向こうに見えている橋はパラツキー橋でしょうか。
逆側には、チェコ軍団橋(most Legií)が見えています。
プラハ城もよく見えます。
この川沿いの景色なんとも中欧って感じです。
国民劇場
川沿いに北上し、チェコ軍団橋のところまで歩いてきました。
この橋のたもとには、国民劇場(Národní divadlo)があります。
国民劇場建設当時、チェコはオーストリア帝国の一部で、オペラもドイツ語での上演が通常でした。
その状況に対して、チェコの人たちは、チェコ語でオペラが上演できる劇場を求め、寄付を始めます。
念願の劇場で、1881年にスメタナのオペラ「リブシェ」が上演されましたが、建物の最終仕上げを待つことなく火災で焼失してしまいます。再び熱心な寄付活動が展開され、2年後に再開され、再度、スメタナのオペラ「リブシェ」でこけら落としがされました。
もちろん設計もチェコ人建築家ヨゼフ・ジーテクによって行われ、内装もチェコ人の芸術家の手によるもので、正にチェコ人が自らのアイデンティティをかけて建てた劇場です。
外装は絶賛補修中でした。
カフェ・スラヴィア
そういえば、今日のテーマはカフェ巡りでした。
この国民劇場のちょうど真ん前に、プラハの有名カフェ スラヴィア(Kavárna Slavia)があります。
1881年創業のこのカフェ。
建物は元々伯爵家の宮殿だったそうで、スメタナが住んでいたこともあったそうです。
窓側の席に座ると、ヴァルダヴァ川・プラハ城も一望できるすばらしい眺め。
ここはやはりまずビール。
バドワイザーと世界中で商標権を争ったブドヴァル(Budvar)のビールを注文。
チェコの有名ビールウルケルほどさっぱりしてはいませんが、これもなかなかのものです。
本当はデザート系を頼もうと思ったのですが、シュパーゲル(アスパラ)のメニューを見つけ、ついつい頼んでしまいました。
アスパラフライとアスパラのマリネのサラダ。
なかなのボリュームです。
メニューの英語名にはDeep Fried Asparagusを書かれていました。
うまい!!
壁には、ヴィクトル・オリヴァの「アブサンを飲む男」がかかっています。
ちなみにアブサンというのは緑のリキュールで「悪魔の酒」などとも呼ばれていたようです。
少し早いお昼で、お腹もいっぱいになりましたが、ナードロニー(Národní)通りを東に歩いてみます。
また、教会(Kostel sv. Voršily)が見えてきました。
プラハのデリカテッセン Jan Paukert。
カフェ ルーブル。
カフカも通っていたとか。
なぜかウィーンのカフェ、ユリウス・マインル(Julius Meinl)。
(現在は閉店しているようですが。。。)
さらに進みパンスカー()通りを右に折れたところにムハ(ミュシャ)美術館(Muchovo muzeum)があります。
かなりの混み具合。
少し戻って旧市街広場にやってきました。
プラハの街を歩いていると、鉄の筒にパン生地を巻き付けて焼いているパン?みたいなのがあって気になっていたので、買って帰ることにします。
確か、この近くに店があったはずです。
トルデルニーク(Trdelnik)というもののようです。
機械で焼いている白い物体。。。
ちなみにこんな感じです。
2つ買って1つは買ってすぐにアツアツで食べましたが、なかなかうまい!!
グランドカフェ・オリエント
最後に、グランドカフェ・オリエント(Grand Café Orient)にやってきました。
ここは、店もそれほど広くないく、満員で人が並んで待っています。
カプチーノとはちみつケーキ。
ここのはちみつケーキがおいしいとの情報を得て食べてみましたが、”それほどでもないかなあっ”て感じでした。
そろそろフライトの時間が近づいてきましたので、ホテルで荷物ピックアップして空港へ向かいます。
<番外編>
空港でまた、ブドヴァイゼルビール。