先日来ご紹介しています、全幅6mという、あまり日本では見ないサイズのロートアイアンのゲートの、施工が始まりました。

 

 今回の施工は、まずはまる一日かけて、お客様が大切に育てられている花や植栽、樹木を出来るだけ傷付けないため、丁寧な移動を心掛けつつ全幅6mのロートアイアンのゲート、別に一部稼働式のフェンス、別に門扉などを取り付けるための、スペースを確保するところから始まりました。

 (写真上が、スペースを確保し終わったところです)

 

 翌日、確保したスペースに墨出しし、床仕上げが10年経って良い味が出ている(これぞ経年美の出始めといった趣でしょうか。)レンガを、なるべく省スペースで切り取っていきます。

 さすがに本物志向のお客様らしく、この床のレンガも本物で、厚みだけでも6cmもあって、施工もしっかりされていて、お蔭様で後から施工する側は、大変です。

 よくある、表面だけはレンガに見える、ペラペラなタイルとは、全くもって話が違います。

 本物だからこその、経年美でもある訳ですね。

 

 大きく壊してしまった方が、新しい施工には非常に楽なのですが、そうするとまた後で新しく貼るレンガの代替品、また前述の偽物レンガタイルとの差が激しくなり、また、スペースも大きくなってしまうため、チグハグさがより目立ってしまいます。

 

 写真下が、切り取っている最中の部分です。

 ここには、全幅6mのロートアイアンのゲートがきますが、横スライドオープン式で全開口させるために、上と下にはレールがつきます。

 この切れ込みに、V型レールが埋め込まれ、また、一番向こう側には100mm角の柱が立つ予定です。

 しかも、目地に沿って切るならまだしも、レンガがナナメ方向に貼られているため、目地に沿う訳にもいかず、そのため、あまり強力な機械を使用するとテキメンにレンガが割れますから、マイルドな機械と手彫りの勢いです。

 そこで6cm厚のレンガが、しっかりと施工されていることが効いてきます。なにせ、難儀です。

 

 いやあ、難儀な工事ほど、愛着が湧きますね。

 早く、完成したところを見たいです!

 今回は特に、それまでの数々の苦労も、文字通り吹き飛ぶようなインパクトでしょうからね、自分が一番楽しみにしているかも知れません。

 

 

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