ミックスダウンとは、端的に言えば、トラック数を統合して減らし、ステレオ音源とするなら、2MIXの状態にすることを指す。
絵を描くソフトで例えるならば、レイヤーを統合していく作業になる。
一方、マスタリングとは、アルバムの1曲のバランスを考えてデジタル配信の大元となる原盤に焼き付けることを指す。
漫画で例えるならば、全ページが1曲だとすれば、全ページで色むらがないように調節する製本の段階を指す。
どうも、1曲が、作り手ではなく、聴き手にとって最良の音色になるよう、最終工程まで終えたと(手直ししない)いう意味でも使用される模様。
1曲だけでボーカルなしなのに、「マスタリング済みです」という表現をちらほら見る。ミックスダウンとマスタリングを、ごっちゃにしているなら話は見える。
ただし、上述の通り、「マスタリング」に関しては、その解釈について十人十色なのかもしれない。これはこれで問題ですけどね。
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