打ち切られる漫画家の筆頭は尾玉なみえ氏、その本質 | 海の見える家

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努力して諦めなければ、必ず道があると信じて突き進みます。時を間違えなければ。頑張る時に頑張らなければ、努力は結実しないのです。

漫画家の尾玉なみえさんの漫画が何故、打ち切りにあうか。

今日は、これについて考えてみたいと思います。

この方の漫画は、ほぼ全部読みました。

その上で言わせてもらいます。

ハッキリ言って、その場のテンションで描いている節が所々見受けられます。

「AKIRA」と「少年エスパーねじめ」を同時期に読んでいたので気が付いたのですが、コマの構成が全く同じなのです。しかも、台詞までw 2つの漫画を同時に開いて判るという仕組みです。

気付いた時は、大発見をしたと思いました。

ネットで同志がいないものかと探しましたが、見付からず、寂しくなりました。

特に、この尾玉なみえ氏、初期の機動戦士ガンダムがお好きなようです。

こういった意味で、原作を知らない方は置いてけぼりを食らう訳なのです。

今の子供の世代で、初期のガンダムネタに付いて来いという方が無理です。

また、この方の特徴として、資料と言えばWikipediaという情けなさ、奥が浅いのです。

ローマ帝国とかを題材にした漫画「スパルたかし」は、すぐ打ち切り。読んでいないのは、これだけです。

しかも、「マコちゃんのリップクリーム」の中で、子供サッカーの話の回があるのですが、作者は、「ハンド」と「オウンゴール」しか知らないのに、これだけで描いたと自慢している有様です。正直、呆れます。

作者は、後先の構成を考えず、自分の持ちうる知識のみで描こうとするから、打ち切られるのです。

普通は、作品の大枠を作って、細部まで練り込んでいくのですが、尾玉なみえ作品には、それがないのですw 1発1発練り込んで、竜頭蛇尾に近いかな、とにかく、途中で登場させたキャラが作品にどのような影響を与えるか、全く考えていません。

本当に、もったいないです。

尾玉なみえさんの漫画には、所々で見受けられるエジプト神やドイツ語に関して、造詣が深いことが、知識の片鱗がチラホラ見えることで判ります。でも、ギャグ漫画であっても、幾ら自分の知識を披露しても、読者が理解しなければ、真の意味を理解する読者が限られますので、打ち切りという憂き目に遭います。本当に才能の無駄遣いです。これは、付いた編集担当にも責任があると思います。

そして、モラル的にも道徳的にも性的にも、ギリギリセーフではなく、ギリギリアウトな表現をして、週刊少年ジャンプに初連載を獲得して、性教育を受けていない世のちびっ子達に、多大なトラウマのような悪影響を与えたことでも知られています。

しかしながら、この方の作るキャラには、それぞれ個性があって、被っていないのが素晴らしいです。そして、不思議キャラで構成されていて、不思議ワールドで下ネタが炸裂するのです。

面白いんですけどねw

思いだしたように読む際、巻数が少ないのと何度も読んでいるので、目的のページを探すのに1分も掛からないのに哀しみを覚えます。

講談社のサイトにもインタビューがありますが、意味不明なはずのに、理解してしまう私は、どうかしていますw
下記、当該インタビューの掲載場所
http://news.kodansha.co.jp/20160226_c01

このインタビューの中で尾玉作品を本棚に並べていて、それが他人に見付かったら、人格を疑われると語られているのですが、これ書くのは2回目かもしれませんが、そもそも、タイトルだけ見て、人格を疑うというのは、コアな尾玉なみえファンだろ!?wってツッコみたくなりましたw

そういう私の本棚には、物理や数学、会計学、法律関係、様々なプログラミング言語の書籍や特許出願関係資料、ヒカルの碁の絵画集やオードリー・ヘプバーンの自叙伝等、小説が少々(私が読むのは青空文庫にあるものばかりなので、司馬遼太郎先生や浅田次郎先生以外の作品以外は購入しません)が所狭しと並んでいます。漫画は、もう読まないので知人にあげました。

尾玉なみえ作品を、初めて目にした読者の感想としては、「唐突すぎて訳が解らないのに爆笑」か、「キショイ」「下品」「グロイ」「意味不明」へと大きく二極化されるでしょう。

現在、どこの出版社とも契約されていないようで、作風が作風なだけに、精神的に危ない状態が続いているのではないかと心配しています。

尾玉なみえさんから学んだことは、残念ながらないですね・・・。

他のギャグ漫画以外の漫画家さんでは、どこかしら学ぶところがあるのですが・・・。

「鋼の錬金術師」や「攻殻機動隊(これはアニメ中心かな)」や「HUNTERxHUNTER」や「NARUTO」や「金色のガッシュ」や「ヒカルの碁」「スラムダンク」からは、学ぶことは沢山あるのになぁと昔、タイトルだけで読んだ漫画の名場面が脳裏をよぎります。ほとんど週刊少年ジャンプ掲載作品ばかりですねw

このような名作があふれるように世に出る、漫画の黄金期は、もう来ないのかもしれません。

特に、ヒカルの碁は、私に、囲碁を始める切っ掛けを与えてくれたので、とても貴重な作品なのです。

最近、読んだ漫画は、尾玉なみえさんの、打ちきりではなく、唯一完結した、「マコちゃんのリップクリーム」です・・・。

その次に執筆された、尾玉なみえの童話集は、人魚姫と雪の女王が出ていますが、お勧めしません。

以上、何が言いたいかと言いますと、尾玉なみえさんは、自分の才能に溺れすぎて、研鑽(けんさん)を怠ったのです。

コンビニで働くのは良いとして、ネトゲのレベル上げ代行をするとか・・・。

信じられません。そういう職業は、そもそも利用規約違反でしょ?w

一時期は、「なみえ先生、どこまでも付いていくぜ!」と応援をして、燃えていたのですが、作品群を観ていて、今回の記事に書いた真相が判明した時、燃え尽きて、その想いは、ただの燃えかすの灰になりました。もう、応援しません。買いません。

どこかで、良い旦那さんを見付けて、幸せな結婚生活をして欲しいです。

幸せであれば、それでいいのです。黒い歴史は封印すれば良いのです。

対価に対する正当な報酬を得ただけで、被害者は・・・いるにはいますね。

最近の漫画は立ち読みが出来ないので、中身の確認が出来ません。

尾玉なみえ氏の漫画は、100か、-∞(マイナス無限大)の世界です。

総じて、同氏の漫画は、お勧めしません。

このブログでも、未練たらしく、思いだしたように書くのもやめます。