「お通し」と「突き出し」 | 海の見える家

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努力して諦めなければ、必ず道があると信じて突き進みます。時を間違えなければ。頑張る時に頑張らなければ、努力は結実しないのです。

よく、「注文してないものが来た」や「頼んでないものが来た」等で、精算時に、やむを得ず支払うというのは、あるあるではないでしょうか?

メニューに載っていないもので、テーブルへ運ばれた時に、「これは、突き出しですか?」とお尋ねしましょう。

「突き出し」は、断るのは自由です。

日本人はどうしても体裁を気にしてしまう国民性、別名「恥の文化」を持っているので、断るのが恥ずかしいとか、往々にして思うでしょう。

要らなかったら、迷わず、「要りませんので下げて下さい。」と言いましょう!

美味しそうで価格を聞いて、召し上がりたかったら、召し上がればいいだけの話です。

料理などを注文をしてから、しばらく経過して、持ってこられるのは、恐らく「お通し」である可能性が高いと思います。

この「お通し」、実は厄介なんですよね。

御存知の方も多いと思いますが、「お通し」は、注文が厨房に「通った」という意味で、基本、お店に入った時点で注文されていると、法的に解釈されています。訴訟が起きたから法的解釈まであるのだと思います。

しかし、相場を超えた、あまりにも高額な「お通し」については、店舗側に説明義務があるのではないか?という議論が高まっています。

さて、どうなるでしょうか・・・。

結論は、まだ出ていません。

店舗側と、法外なお通しの価格に説明義務があると解釈する弁護士団との間とで、主張が異なっています。

店舗側としては、店側の事情「客単価の低い客」対策として、高額なお通しを設定しているとか・・・。

「お通し」が出来た歴史にまで遡って、議論が続いています。

どうも、席に着いたは良いが、いつまでもダラダラして注文しない客への対策で始まったのだとか・・・。

但し、現場でのトラブル対策として、やはり、店舗側に説明義務があるのではないだろうかというのが、私見です。