消火器と鼻血(後編) | 海の見える家

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努力して諦めなければ、必ず道があると信じて突き進みます。時を間違えなければ。頑張る時に頑張らなければ、努力は結実しないのです。

★─☆。o゚。★─☆。o゚。 【 止まらない鼻血編 】 ☆。o゚。★

 

お風呂上がりに、各班に割り当てられた部屋のから、すこし身を乗り出して、そこからは見えないのに、

 

「あー、女子の部屋が見える!興奮して鼻血が出そう!」

 

と、言ったんですよ。

 

言った直後、何か鼻水のようなものが、ヌルッと垂れてきたので、汚いですが、腕で拭ったのです。

 

何と、真っ赤っか・・・ 血でした。

 

嘘から出た誠・・・ 怖いですね。でも、面白半分で嘘を交えて書いてはいません。嘘を書いたって、私に何のメリットもないですし、悲しいですが、ホントの話です。

 

幸い保健委員の人がいたので、安静にするようにって、すぐ寝かされました。

 

そして、退屈なことに、何もすることが出来ず、就寝時間を迎えました。

 

しばらくして、部屋の外が騒がしくなってきました。

 

私の状態が外部に漏れたのでしょうね。

 

そして、何と、校長先生が、「おいっ!大丈夫か!?」って。

 

そう、時計は午前2時。鼻血が出だしたのが、午後7時前でした。

 

「あ、はい。何とか。」

 

「そうか、で、いつ頃止まりそうか?」

 

んなもん知っていたら、こっちが知りたいわっ!w

 

って思いましたが、校長先生に逆らうことは出来ませんので、無言になりました。

 

正直、早く止まって欲しいと心から願いましたよ。

 

私の気持ちを察したのか、しばらくして、校長先生は去って、寝ましたwww たかが、鼻血ですし、どうしようもないですからね・・・。

 

でも、明らかに失血多量・・・。マジで止まらない。

 

こんな鼻血、初めてでした。

 

ふざけた私に天罰が下ったのでしょうね。

 

止まったのは、午前4時だったと思います。

 

懸命に介助してくれた保健委員の人には本当に、今、思い出して感謝していますw マジでごめんって思います。

 

翌朝、修学旅行に行った生徒の前で、校長先生の演説が始まりました。みんな、ため息です。「はぁ、またか。きっと長くなりそう。」です。

 

しかし、その日は、あっけなく済んだのです。

 

「昨晩は、散々だった!消化器を暴発させる生徒はいるし、鼻血が止まらん生徒はいるし、全く困り果ててね。一睡も出来なかった。」

 

私は、心の中で、「あっ、先生!2人とも僕ですっ!」って叫びました。

 

マジで疲れていたんだろうと思います。これだけで済みましたから。

 

本当に申し訳なかったと思います。今、思えば・・・。

 

当時は、「あれ、2人とも、オレw」って、友達に言って、クスクス笑っていました。

 

どうしようもない馬鹿ですよ・・・、私は。

 

でも、少し弁解させて下さい。

 

消化器暴発も、6時間くらい止まらない鼻血も、両方とも不慮の事故だと思うんです。

 

以上です。

 

中学の修学旅行の思い出は、鼻血と消化器です。

 

これに尽きます。