ナンシーおじさんって知ってますか(*´艸`)? | Gournyang's Music

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我輩は猫の化身である。
名前は 莉穂 ^._.^ ニャ~
どこで産まれたかは親に聞いた。
何でも薄暗い部屋で産婆に
引っ張り出されたらしい。

⇧ ナンシーおじさん出現の図

(たぶんパン屋さんはオギノパン)

 

 バイク界隈では有名すぎる『ナンシーおじさん』。 バイクに疎い人は『ん~…?莉穂 ^._.^ ニャ~ のお仲間みたいなおじさんか?』って感じよね…『ナンシーちゃん』って名前のおじさんみたいだもの(*´艸`)

 

 それはまぁ、トプ画のイラストをご覧になればわかります。 ツーリングなどで道の駅や高速のサービスエリアで休憩しているとき、突然現れるんです…『そのバイク、何cc?』って訊いて来るおじさんが。(特にバイク女子が被害(?)に遭うことが多い)

 

 で!…この "ナンシーおじさん" の親戚で、悪質なのが "排気量マウントおじさん" とか "大型はイイゾウおじさん" そして、逆に大型マウントおじさんに反発して『そんなパワー、日本で使い切れますか?』くん…の戦いが始まってしまったんですよ…。

 

 その原因は、日本のバイク免許区分制度が、排気量によって『原動機付自転車=原付50ccまで(もうすぐ廃止される)』『第二種原動機付自転車125ccまで』『普通自動二輪400ccまで』『400cc超え』の4段階あるところから始まっています。 言うに及ばず、大排気量免許になるに従って取得する難易度は高まります。 これが例えばヨーロッパでは排気量ではなく、免許のランクによって運転できるバイクのエンジンの出力が違ってきます。 アメリカでは単純に確か150ccを超えるか否かの免許じゃなかったかな?

 

 確かに排気量が大きいほどエンジンのパワーはすごいことになります。トルクもバケモノ的になります。…でもそれが至上だとの考えから、非力なパワーのバイクを卑下したり、逆に大型バイクのパワーを指して『そんなパワーを使い切ることができる道…日本には有りませんよね?』っていう "排気量逆マウント" なんてことが起きちゃうんですよね(*´艸`)

 

 私の正直な考えでは…日本で、そのパワーを "使い切る" ことを考えたら、125ccで充分だよね…みたいに思います(*´艸`) でもまぁ125ccでは高速道路に乗れませんので、その上の150ccクラスで、日本では充分じゃないかな?

 

 でもね? バイクって『それで充分』っていう考えかたでは計り知れない乗り物なんです…

 

 400クラスでも4気筒で750並みのパワーを出す代わりに燃費も750並みに悪いものや、のんびりとクルージングを楽しめるものも有ります。 でも…バイクって、(車も同じですが)パワーを使い切ることが目的の乗り物じゃないんですよ。

 

 スズキの隼という1300ccのバイクは時速300キロ出せますが、そんな公道日本には有りませんよね? いゃ400ccのバイクだって200キロ出ますがそれも無駄な性能です。 もっと言えば、わたしが昔乗っていた原付は80キロ出ましたが、それもスピード違反です。

 

 ではなぜ、そんな無駄な性能を持たせるのでしょう? 答えは…乗り味なんです。

 

・わたし的には、バイクには加速感を求めています。…加速感は排気量が大きいほど強烈です。

・他の或る人は峠道での走破性を求めています、それにはバイクの全体的な完成度が求められますが、排気量が大きければ良いということにはなりません。

・また或る人はエンジンの排気音に酔いしれる人もいます…4気筒エンジンの高回転のサウンドがたまらないという人が居ます。(私はこれがキライで、2気筒のアイドリング音が大好きですが)

・経済性を求めてホンダのカブ(何と1ℓで70キロ走る)を選ぶ人もいます。

・高速安定性を求めて重量級のバイクを選ぶ人もいます。

・また『カブ?あんなダッセースタイリングのバイク乗れるかよ』って思う人も居るし『Ninja400 みたいな誰でも乗ってるようなのには乗りたくない』って思ってる人もいます、いろんな考えを持ってる人が居ます。

 

 それと…これは本当にわたし個人の "好み" の問題になってきますが、例えば 400cc バイクの売り文句『650ccの○○の流れを汲み…』なんていうのが時々有ります。…わたしコレがキライなんですよね。…高性能な兄弟上位車種のイメージなんて関係無くね?…って思うんですよ。…これって排気量至上主義をモロに肯定してるんじゃないかなぁ?…時代おくれですよ。 今のバイクはむかしと違って、各排気量で専用設計になっていて、同じシリーズでも大げさに言えば "違うバイク" です。


 色んな乗り味乗り方が有るんです…だから『大型はパワーが有っていいぞ?』『そんなパワー使い切れませんよね?』も、どちらも『正解であり不正解でもある』んですよ(*´艸`) たぶん一番正解に近いのは『他を知ったうえで選ぶこと』なんだと思います…

 

 リッターバイクの強烈さを知らないで大排気量を否定するのは間違っているし、小排気量の経済性や存在価値を否定するのも間違っているんです…。