伊都国つうしん 55
● わが家のごくごくご近所に、「生きている化石」 がいる ……。
小学校の教科書だったか、中学の生物の時間だったのか、
それは忘れましたが、確かに昔、カブトガニなる、
なんともSF映画の怪物のモデルになっているような生き物がいる、
ということは知りました。
その後は何度かテレビなどで、
天然記念物になっていて、昔は食用だったとか、血液が青いとか、
医療分野でとても興味深い効力を発見されている、とか。
そんな知識はあったものの、それもすっかり忘却の彼方でした。
が、なんと。
その 「生きている化石」 カブトガニが、わが家の本当に近く、
このブログでも何度か紹介しています 「今津湾」 の干潟に生息しているのです。
なんか、ずーっと忘れていた遥かな記憶が、いきなり目の前に現れた感じで、
ちょっとびっくり。
へぇ、そんな所に、私ら住んでいるのかぁ、と。
福岡市の地誌などの本を読んでいるときに、見つけた話です。

福岡市ホームページ中の福岡市の環境
「カブトガニの保全及び生息調査」 より。
産卵数の調査表。
この 「四所神社」 も 「瑞梅寺河口」 も
「江ノ口川河口」 もわが家のすぐ近く。
とくに 「江ノ口川」 は、
実際には運河だが、毎日のように通っている。

なんとも奇妙で可愛いカタチ、カブトガニ。
この裏側は、まさにSF映画の怪物の表情。
(今津湾のカブトガニ 画像サイトより)
ちなみに、どこなのかをざっと地図で紹介しますと。

2の番号の所が、「瑞梅寺川河口」。
福岡豊栄会病院と書かれている所が、
「江ノ口川河口」。
下に書かれている 「横浜」 が
わが家あたり。
そして2の 瑞梅寺川河口の延長線上、
直線で突き当たる場所に 「四所神社」 が。
いずれも干潟で、
カブトガニが生息しやすいようだ。
さらにちなみに、上のエリアが福岡の中の、どの辺かというと。

福岡市の中心の港、博多湾のずっと西側に、
今津湾がある。
その今津湾の中でもさらに西、という位置。
沖縄からここ福岡市に越してきたとき、
古代から始まる日本の歴史の、まさに歴史そのものの地に居るんだ、と、
ほぼ明治時代から歴史が始まると言っていい、北海道で生まれた私は、感慨深い想いでした。
が、
なんとすぐそばに、2億年以上前から生きている生物が棲んでいる、なんて。
ですよね。

わが家前の柿の木。
まだ青く小さいけれど、律義に今年も、
たくさんの実をつけている。
昨年は台風にやられ、収穫できたのは3個。
今年はどうなるだろうか。