Okinawa通信472
● 一週間ほど前のネットニュースに、「田舎暮らし希望地域ランキング」 という記事がありました。
2012年から去年2014年までの3年間の10位までが出ていて、長野県が首位を明け渡す …… とありました。
ふるさと回帰支援センター調べ。
昨年、山梨県がベスト10入り、
しかもいきなり2位、そして次年は1位。
このランキングを見て、沖縄で田舎暮らしをしている私は、(あれ、沖縄は10位にも入ってないの?) と思いました。
ふるさと回帰支援センターのサイトを見ても、上の表と同じくベスト10までの情報しかないので、
沖縄は第何位なのかは、わかりませんでした。
ただ分かったことが、2つありました。
1つは、この調査は、リタイア後の …… ということではなく、いわば全年齢層からの調査の結果であること。
もう1つは、山梨県や長野県が 1位 2位になっているのは、
仕事探しや住居探しなどで、バックアップ体制があるから、ということ。
なるほど、そういうことなら沖縄が10位に入っていないのは納得できる ……… と思いました。
私は仕事を辞めて沖縄に移住しています。
住み始めて、そして最初のうちは就活の経験をして、初めて知ったのですが、
沖縄で仕事をしながら田舎暮らしをしたい ……… と考えるのは、かなり大変だ、ということです。
何度か書いていますが、沖縄で仕事を探すのはむずかしい。
就けたとしても、正社員契約じゃない場合が多いし、給料は安いし、賞与や昇給や社会保険などの雇用条件は、期待できにくい。
看護師、歯科技工士、栄養士、調理師、管理栄養士、薬剤師 ……… などの資格がある場合は、少しは有利ですが、それでも給料やほかの雇用条件は厳しいようです。
もちろん、内地から沖縄に来て商売を始めたり起業してしっかり暮らしている人もいます。私の知り合いにもいます。
ただ何となく (沖縄だったら なんとかなるかも ……) などという気持ちで来ると、
まず、何年かで夢破れて帰ることになるでしょうね。
まず、何年かで夢破れて帰ることになるでしょうね。
沖縄暮らしに憧れる人はとても多いでしょう。そんな人たちに、なんか身も蓋もないような話ですが、
私が沖縄に来た5年前には、沖縄に移住する人が毎年約3万人くらいいて、同じように毎年約3万人が沖縄から出て行く、と聞きました。
例えば 「沖縄に居る」 ということが最大優先順位で、それ以外はオッケーというくらいじゃないと、なかなか大変でしょうね。
● “沖縄での仕事” 関連で、この一週間ほどの間に目についた、(あまり明るくない) 話題を2つ。
1つめは、以前にもお話しました、沖縄市と北中城村 (きたなかぐすくそん) の境目あたりの、
通称 「ライカム」と 呼ばれているエリアの米軍基地が返還され、そこに、イオングループが広大なショッピングモールを建設中です。
この春に開業するのですが、
そのスタッフ募集のチラシが、何度か私の家の郵便箱にも投げ入れられました。
イオンライカム店の
オープニングスタッフ募集のチラシ。
たぶんこれで3回目の投げ込みチラシ。
なかなか集まっていないのかも。
パート募集で、たぶん給料も内地と比較して安いと思う。
前回のチラシでは、
オープン3か月とそれ以降の時給が違う (安くなる)
のを見て、ちょっとビックリした。
努力しだいで給料も上がるような書き方がしてありますが、
「オープニングスタッフ募集」 とあるのを、つまりは期間限定就労であることを、読み手はみんな察知していると思う。
別にイオングループに対して何らかの感情を持っているわけではありません。他の場合も、きっと同じでしょう。
沖縄で起業して会社をやっている人の話を聞くと、従業員の意識の低さを嘆いているケースが多いです。
しかしそれとなく雇用条件を聞くと、それでは、なかなかモチベーションを持てないでしょう、と思うケースも多いのです。
この、雇用条件の悪い状況、経営者と従業員の信頼関係を高めるには、
やはり、まずは、経営者が意識を変えることから始めないと、動かない、と思う。
つまり、従業員は 「コスト」 ではなく、「運命共同体」 だという認識がないと、
つまり、従業員は 「コスト」 ではなく、「運命共同体」 だという認識がないと、
沖縄の悪循環は、なかなか、いやたぶんずっと、変わらないのでは、と思うのですが。
もう1つは、つい最近ネットニュースにあった、
全国の15歳~34歳までの若者のニート率が、沖縄県はずっとワースト1がつづき、昨年は全国平均を大きく上回った ……… という話ですが。
なんだか気持ちが落ち込むので、ここらで、やめましょう。
2月15日のサンセット。
ここのところ晴れが続き、ようやく少し暖かくなった。



