Okinawa通信152
●スティーブ・ジョブズが亡くなりました。
あの激ヤセぶりでしたから、驚きはしませんでしたが、やはりとても寂しい気持ちになりました。
56歳。 早い死ですが、
おそらく、人の 3倍以上、ものを考え、自分と対峙して人生を動かし、激しい毎日を過ごした人だから、
完全燃焼だったでしょう。
スティーブ・ジョブズのアップルには、何度も驚かされています。
私は、以前ずっとマックユーザーでした。 その使いやすさを普通のことに思ってました。
マック以外のPCは、コマンド入力の時代でした。
そしてそこに、ウィンドウズが誕生して、世の中、ウィンドウズ購入の大騒ぎになったわけですが、
初めて、そのウィンドウズを使わせてもらったとき、
「なんだコレ、マックの真似っこじゃないか、亜流だ………」
とつぶやいてしまいました。
つまりそれだけ、マックのユーザーインターフェイスのすごさに、改めて驚いたわけです。
WYSWYG (ウィズウィグ) をめざしているマック、とよく言われてました。
What You See Is What You Get (見たままが得られる)、つまり、
ディスプレーに表示されているシンプルなデザインのアイコンを、マウスでクリックするだけで、
使いたいように使える。
そして、あの、親指を回す、ipod のインターフェイスに、びっくりし、
さらには、iPhone ………。
最初の iPhone が発売された後、私はたまたまニューヨークに遊びにいって、
若い友人が、並んで買ったという iPhone を、すごくうれしそうに見せてくれました。
親指と人差し指の先を、くっつけた状態からパッと広げると、
ディスプレーの写真が、グッと拡大したの見て、
本当に、驚きました。
なぜか、映画 「マイノリティ・リポート」 で、トム・クルーズが透明な壁パネルを相手に、
両手で操作しているシーンを連想してしまいました………。
スティーブ・ジョブズのすごさは、
徹底したユーザー視点のデザインへのこだわり、その上に、
ユーザーの一歩先をゆく、そしてユーザーが快感を得るだろう、アイテムを開発したこと。
(彼はきっと、みんながびっくりするを楽しんでいたんだろう)
そしてそれによって、
いいもの、であることは認められているけど、世界的にみると超マイナーだった
アップルコンピュータ という会社を、社長復帰後、どんどん大きくしていき、
今年8月、ニューヨーク株式市場の終値で、初めて時価総額世界一の企業にまで、のし上げた人物でもあること。
相当なワンマンの人であったらしいけど、
まさに、「不世出の人」 と思う。
この先、アップルはどうなるのだろう?
超カリスマだっただけに、
ちょっと比較は違うかもしれけれど、
本田宗一郎が死んだあとのホンダのように、松下幸之助の死んだあとのパナソニックのように、
会社がその後も発展するのだろうか…………。
発展したとしても、
あれほど、びっくりさせられる製品は、もう出てこないような気がする ………
それが、寂しい ………。
スティーブ・ジョブズが死んだ
同じ10月5日の、沖縄の夕焼け。
ほんの一瞬だったけれど、
全天、ものすごい夕焼けだった。
空が急に明るくなったので、
裏ベランダに出てみてびっくり。
あわててカメラを向けたのでした。
この後、空は急激に雨雲に包まれ、
強い雨が降ってきた。



