Okinawa通信 73
●沖縄の人は、擬声語が好き?
スーパーなどのお店や、ジムや飲み屋などで、
沖縄の人同士で話している言葉が、いまでも、よく解からない。聞き取れない。
年齢が若い人同士だと、少しは解かるような気がするけど、
40代、50代、あるいはそれ以上だと、皆目わかりませんっ。
私、ジムで中級クロールのプログラムに参加していて、
同じプログラムに来ているウチナンチューのおばさんやおじさんと、
ときどき話をすることもあります。が、
話しかけられても、一度では、何を言っているのか、いまだによくわからない……。
これ、けっこう困る。
せっかく、うちとけてくれているのに。
といって、わかったふりをして、うなずいたり、ニヤニヤするのはイヤだし失礼と思うので、
必ず、聞き返します。
二度、三度、聞いて、ようやくわかります。
でも、(悪いなあぁ) と思う。 自分が逆の立場だったら……と思うし。
まあでも、ナイチャーだと分かってくれてるから、
それに、わかったふりをするより、しっかり話を通じ合えたほうがいいから、と、
自分でも納得させながら、できるだけ、気に障らないよな聞き返し方をしているつもりです。
で、ウチナンチュー同士の話の中で、、
(これって、沖縄語というよりは、擬声語でしょう、きっと) と思うものが、
よく出てくるような気がしてます。
ゴロゴロとか、ゆるゆるとか、
ぎゃンぎゃンとか、なにやら分からないけど、表している擬声語。
沖縄に来て10か月が過ぎ、感じているのは、
もともと、沖縄の人は、言葉が足りない、…… というか、省略が多い。
主語がないことが多い、で、表現があいまいな部分が多い ………。
(あいまい……という点に関しては、沖縄の人自身も認めている人が多いよう)
その流れの中で、
言葉を、はしょる表現として、きっと擬声語も多いのでは? と思ってます。
その擬声語、
ウチナンチューの中での共通語もあれば、
もしかして、この人だけの使い方? と思うものもあります。
●で、面白いなあ、と思った、2つの擬声語。
・まず1つめ。
「しりしり」
これは、沖縄に来てまもなく知った言葉。
「にんじんしりしり」 とか 「パパイヤしりしり」 とか。
よく聞かれます。
「しりしり」 とはこれ 「すりすり」 のこと。
つまり、にんじんのすりすり、ということ。
とはいえ、いわゆるスリおろしとも違って、
なぁんと 「しりしり器」 いう名の、調理器具も売っている。
いわば、千切り器のようなもの。
沖縄では、この、いわば幼児語的な 「しりしり」 を使ってます。みんなが普通に。
共通語ですね、これ、沖縄の。
初めの頃は、この 「しりしり」 という言葉を聞くたびに笑ってしまいましたが、
いまではもう慣れました。
これ、「パパイアのしりしり」 と、「しりしり器」。
パパイアは、沖縄では果物というより、野菜。
青パパイア、とか呼ばれている。
ただし、私らには、ほとんど味がない野菜という印象。
食感だけ、の感じがする。
だから、パパイアしりしりは、ポークなど味が濃いものと
チャンプルーして食べることが多いそう。
いただいたパパイヤ、わが家では、
しりしり したあと、炊いた玄米や
自家製の三枚肉などとあわせて食べてみた。
ナミさんオリジナル。
これは正解で、パパイヤの食感がより生かされた感じ。
・2つめ。
「ガラガラ」
これ、バーで、隣りに座っていた30代くらいの男性から聞いた。
ウチナンチューの間で共通語なのか、
それとも、この人だけの言葉なのか、よく分からない。
どんな使われ方をしたか。
「僕にも、ガラガラしてちょうだい」 と。
…… どういうことか。
私、初めて入ったバーでは、酒の種類などを見たあと、
そこのバーテンダーの、何というか、技術を知る意味でも、
「ジントニック」 や 「ドライマティーニ」 などを頼みます。
で、近くのバーに、超沖縄通のYさんと入ったときも、そうしたんですね。
で、私が 「ドライマティーニ」 を頼んで、目の前に置かれたあと………
隣りに座っていたウチナンチューが、
「僕にも、ガラガラして……」 と。
つまりこれ、
シェーカーのことですね。シェーカーを振る音……。
最初、何を言っているのか分からなかったんですが、
その意味を、ウチナンチューと同じ程度に沖縄語を話せる Yさんが
教えてくれました。
思わず笑いました。二人でゲラゲラ笑いました。
そして、言った当人も、バーテンダーも一緒になって、笑いました。
その場では聞けなかったです、
この 「ガラガラ」、沖縄のバーでは、共通語なのかしら(笑)。
それとも、あのお客さんだけの言葉なのかしら(笑)。
(バーの写真、なし。 今度、撮っておいて、酒場の話でもしますね)

