Okinawa通信 34
●あまり、気にならなくなってしまったけど……。
沖縄に来た当座は 「すごく変ってる!」 って、思ったことが、
ほぼ半年くらい住んできて、あまり変に思わなくなってきた……ってこと、
きっと他にもあるかもしれません。
昨日、なにげなく見上げた、わが家の天井の照明が、
「そのひとつだった!」 ってことを、忘れかけていました。
最初は、
私らの前に住んでいたのは、アメリカの軍属家族ですから、
(アメリカ人にしては、明かりを、ずいぶん気にしない人たちだったんだなぁ……)
と思い、そのうち、
(ああそうか、彼らは照明器具を取り外して本国へ持ち帰ったのか、それで大家さんが
とりあえず、という形で、この照明にしているのかぁ)
と思いました。
どういうことか……。
つまり、リビングの一部を除いて、
ゲストルーム、キッチン、私の部屋、ナミさんの部屋、と、すべての部屋、
天井の照明が、直線的な蛍光灯。
それも、カバーなどなく、すべてが剥き出しの蛍光灯。
(まるで、オフィスの天井の照明のよう……) と感じました。
それでも前述のように、 (まあ仮の姿なんだろうから) と思っていたので、
保管するのは面倒だけど、照明を取り替えればいいし……と考えました。
●ところがです。
この蛍光灯の器具、ちょっとやそっとでは、取り外しができない状況になっている。
つまり、これがずっとこの家の天井照明ということ。
「どうして?」
と、単純に、疑問に思いました。 実はいまでも、その疑問はあります。
でも沖縄では、
(一般の住宅では、どうなのかわかりませんが、)
少なくとも、私が見た、マンションやアパートの部屋の天井照明は、やはり同じ。
剥き出しの蛍光灯です。
まだ私が実際に見たのが少ないので、そうなのだ! とは言えませんが、
知り合った何人かの沖縄在住のナイチャーや、ウチナンチューたちは、
「そういえば、そうだね」 といいます。
「沖縄って、あまり間接照明は好まないかもしれない」 とも。
蛍光灯のカバーを取り付けることもできず、
天井への設置のされ方から、器具を取り替えることもむずかしいと知って、
(どうしよう…… いずれ布をカバーするなど、何か考えよう……)
と思っているうちに、だんだん、
この天井の、明かりについて、考えなくなりつつあるのです。
しかし改めて見ると、
やはり、 「これではちょっと、味気ないよなぁ」 とも、思う。
もし、今後、ウチナンチューの家や部屋など多くの検分をしたのち、
やっぱり、「剥き出し蛍光灯」照明だ ……と、確認できましたら、
なぜ、いつから、そうなったのか、
ちょっと、明かりの文化的な見地で、調べてみようか、とも思ってます。
これが、いま私らのワークルームにしてる
ゲストルームの天井の蛍光灯。
こちら、キッチン。 カウンターでつながっているリビングルームには、
一応、リビング風の照明器具が。
あとは、玄関と2つのバストイレは、丸いカバー付蛍光灯。
廊下は、ダウンライト的なこれも蛍光灯の明かり。
私の部屋の天井も同じ剥き出し蛍光灯。
ナミさんの部屋もそう。
リビングと、私ら二人の部屋には間接照明をつけてます。
●「とうもろこし」の、ぬかよろこび……
話題が大きく変わって。
以前も書きましたが、
私は大のとうもろこし好きで、東京では、とうもろこしが安く出回る7月から9月は、毎週食べていました。
で、沖縄に来てみると、
なんと3月から、とうもろこしが、安く出回っているので、
(この3月から、夏が長い沖縄ではすくなくとも10月くらいまで、毎週、とうもろこしが食べられる!)
と、大喜びしていました。
ところがです。
ここ2、3週間ほど、いつも買う 「ちゃんぷるー市場」 でも、とうもろこしを見かけなくなりました。
ときどき出ていても、なんだか (もう旬も終わりました……) とばかりの、コーンの粒に張りがないものばかり。
味も、ずいぶん落ちている感じ。
で、お店の人に
「とうもろこしは、もう終わりなんですかぁ?」 と恐る恐る聞いてみました。
と、あっさり
「もう終わりですね、この時期には」 ……
夏のもの! と思っていた、とうもろこし。
沖縄では、3月から始まり、7月には終わるのです。
つまり、単に、関東あたりに比べて、収穫時期が、前倒しになっているだけ。
まあ、まだあちこちのお店では、見かけるのが、救いかなぁ。
でも値段も高くなってるし、肝心の味が、おそらくダメなのでは……と思ってます。
残念……。 ぬかよろこびでした。
●沖縄の夏。
とうもろこしに代わって、というわけではないですが、
この時期から、夏の柑橘類の代表として、シークヮーサーの濃い緑が、お店に並びます。
これは、ウチナンチューに教えてもらった飲み物。
シークヮーサーの濃縮ジュース 「ヒラミ8」。
ヒラミとは、シークヮーサーの標準和名ヒラミレモンに由来しているそう。
シークヮーサーじたいは、沖縄方言なんです。
で、果実は、とても酸っぱいもの。
でもこの「ヒラミ8」、原液は濃厚な甘酸っぱさ。 3倍くらいの水で希釈して飲むんですが、
沖縄の暑い夏に、とっても似合う飲み物のひとつだと思う。 うまい。
「子どもの頃よく飲みました……」 とウチナンチュー。
とはいえ、決して子どもの飲み物というわけではない、と思う。
まぁでも、ちょっと甘いから、そう思う人もいるかも。
ちょうど、カルピスを、
「あれは子どもの飲み物だ」 という人がいるのと同じ感じかな。
私は、この歳になっても、カルピスは好きです。
もっともここ数年、飲んでないなあ……そういえば。
この「ヒラミ8」とブレンドすると、どんな味になるのだろう。



