今回もお世話になった、松本在住の友人Mちゃん。
朝から、天然酵母のスコーンを焼いてくれる、
料理上手な3児の母です。
幸せな匂いで目覚める日々でした♪
スコーンやパンがのっている笊がとてもきれいです。
お庭は 芍薬と、
薔薇たちが旬でした。
この花は トビシャガ。
一日花ですが、朝 開花する瞬間が見られます。
生け花に使うそうです。
最終日は、松本市内のクラフト巡りです。
女鳥羽川沿いの「なわて通り」では、
早朝から手作り市開催でした。
先週、クラフトフェアが終わったばかりなのに。。。
今月末は このあたりで「松本かえるまつり」ですと。
昨年の5月に楕円のパンかごを頼んでおいた 「柏善 上原善平商店」。
店中かごだらけで、宝探し状態です!
残念ながら、パンかごはまだ出来ていませんでした。
大丈夫、急ぎませんから。もう1年ぐらい待てます。
松本には伝統的な竹細工「みすず細工」がありました。
現在はほとんど見ることが出来ませんが、
もう一度復興する動きがあるそうです。
籐で編んだバスケットも沢山ありました。
長野の職人さんが作っているそうです。
編み目がすばらしくきれいに揃っています。さすが~
カゴ編みは面白いので、ユーカリ工房でもアイテムを増やして、
夏に向けてレッスンに取り入れたいです。
クラフトショップが多くある「中町」。
古い建物も残っています。
松本民芸家具は、和家具の流れを汲む重厚な作りです。
国産の落葉高木に拭漆ですから、お値段もそれなりです。
今回の旅行で感じたのは、生活の質についてです。
戦後、柳宗悦が提唱した「民藝運動」。
美術品ではなく、生活の道具の中にこそ美しいものがある。
松本とその周辺では、この理念が根付き、
作り手が 使い手の声を聴きながらモノ作りをしている場面を見ました。
今回お世話になったY家では、
普段より少し値段の下がる漆器祭りで、
毎年少しずつ漆器を買い揃えているそうです。
東京から一緒に行ったW姉妹は、自分仕様のかごバックを
職人さんに頼んで、あつらえたそうです。
本当に気に入って手に入れた道具は大切に使います。
壊れたら修理に出します。
良いものは、使い込んで生活に馴染んでいきます。
日常生活の道具こそ、愛着の持てるものを使いたいものです。