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 出津小学校から出津川を渡ると丘陵裾を開いて造られた墓地があります。1898年(明治31)にド・ロ神父が出津の信徒のために造った野道の共同墓地です。

 ド・ロ神父もここに葬られていて、当初は頂近くの墓に入れられましたが、登り口付近に改葬されました。写真右手の白いモニュメントの部分がそうです。詳しくは知りませんが、人々が集まる祭典を行なう都合、こうされたようです。


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 こちらは大浦天主堂の大司教館建設中に亡くなったド・ロ神父を葬った従来の墓です。


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 この本来の墓は、共同墓地の高い位置に建てられている大十字架のふもとにあります。出津の美しい景色が眺められる場所です。

 
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 下の方は新しい墓が多いですが、上の方は墓碑もない詰石状の墓が多いです。かろうじて名前と洗礼名を記した木の十字架が建てられていますが、これも倒れてしまっているものが多くあります。それでも花が手向けられているので足を運ぶ方がおられるようです。


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 出津川にかかる墓地へ向かう橋の下ではなぜか山羊さんが涼んでいました。


(つづく)