キャリック・ア・リード (2) |  なんとなく ヨーロッパ

 なんとなく ヨーロッパ

 フランスに住んでいるので、パリとフランスの話が多くなると思いますが、
 まぁ気分で。



(2015年9月)
吊橋は渡れないけれど、
一人ずつ橋のところまで下りてゆくことはできました。
順番待ちで、とくに下りたいとは思いませんでした。








珍しい模様の牛さんが放牧されていました。





駐車場の近くに、ちょっとしたカフェを兼ねた売店がありました。
日本語の小冊子があったので、ポストカードと一緒に買いました。
(日本人も来るんだ。)

ロープの橋は、趣味や観光のために架けたわけではないみたいです。
地元の漁師が、海を回遊して帰ってくる鮭を獲るために、
250年以上も前からここに橋を架けていたそうです。
『そうだったのか。町起こしじゃなかったんだ。』
以下は、小冊子に書いてあったことです。

この辺りは海から川に戻る鮭の回遊ルートにあたっていて、
1620年頃から2002年まで鮭の漁が行われていました。
鮭は吊橋の下の浅い隙間を通ることはなく、
網は島の東側に仕掛けられていました。
(たぶん下の写真みたいに。)




吊橋は漁師が島に渡るために、250年以上も前から架けられていました。
鮭漁が行われたのは夏だけで、冬になると、
悪天候による損害を避けるために、吊橋は取り外されました。
現在は春から9月末まで架けられています。

鮭は1920年代には1日に300匹獲れましたが、
2002年には年に200匹しか獲れませんでした。
(乱獲や川の汚染などが原因)




吊橋を海から見ると、こんな感じらしい。




空から見ると、こんな感じらしい。