シノンの城 (2) |  なんとなく ヨーロッパ

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 フランスに住んでいるので、パリとフランスの話が多くなると思いますが、
 まぁ気分で。

シノンの城


ジャンヌ・ダルクが、フランスを救うために、
シャルル7世(当時は王太子)に会ったという広間は、
壁と暖炉の跡しか残っていませんでした。

ジャンヌを試そうとして、
シャルルが他の人々の間に紛れていたという広間です。
地上階ではなくて、日本式で言うと2階だったようです。
『兵どもが夢の跡、って感じだな。』


シノンの城


プレートがありました。
1429年3月6日と記されていました。


シノンの城


王位継承をめぐって、フランスとイングランドが争っていた時代です。
(百年戦争 1337年-1453年)
フランス国内では、ブルゴーニュ派とオルレアン派の対立が内乱に発展し、
ブルゴーニュ派はイングランドと同盟を結んでいました。

当時、シャルルは負け続け、
オルレアンはイングランドの軍に包囲されていました。

ジャンヌは、シノンのこの広間で、
オルレアンを奪還し、シャルルをランスに連れていき、戴冠させる、
それが神の意思である、と告げました。

最初、ジャンヌのことを信じていなかったシャルルも、
二人だけで話をした後、彼女を信じるようになりました。
シャルルは、誰にも言わなかったけれど、
ジャンヌに会う数日前に、
戦争を続けるべきかどうか、
もし続けるべきならば、その「しるし」をお示しください、
と、神に祈っていたのでした。
おそらくシャルルは、外国に逃げることも考えていたのでしょう。

ジャンヌは、その祈りのことを知っていました。
「しるし」のことも話したのかもしれません。
ジャンヌは、後の処刑裁判のときも、
この「しるし」については明かすことを拒んだので、
どのようなものだったのかは分かりません。


シノンの城