谷和日子さんの話 ノルウェー (7) |  なんとなく ヨーロッパ

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 フランスに住んでいるので、パリとフランスの話が多くなると思いますが、
 まぁ気分で。

捕鯨砲


ノルウェーの捕鯨船
谷和日子(たにかずひこ)さんの話です。


僕  こういうふうに1週間くらいの間に、
    けっこう鯨とか遭遇するの?

谷  そりゃそうですね。
    だから、まぁ・・・鯨獲るわけですからね。

僕  やっぱ、失敗したりもする?

谷  それはありますね。

僕  銛を撃っても外れたとか。

谷  まぁ、それはありますよね。船が揺れているしね。
    それから角度によっては、銛が入らない。
    ちょうどいい角度でないとね。

僕  けっこう、かなり近づいて撃つ?

谷  まぁ、そういうことですね。
    10mくらいに近づかないと、撃てないですよね。
    で、潜ってしまったら、もうダメですよね。
    鯨が潜っては上がってきて、潜っては上がってきて、
    それを、上がってくるようなところに行って、
    来たところを撃たないと。

僕  銛撃ったら、だいたい、もう潜っても大丈夫なんだ。

谷  そう、撃ってしまえばね。
    もう、それ以上潜れないですね。
    そんな大きな鯨じゃないから。
    大きいので5、6mですからね。

僕  重さにしたら結構あるでしょ。

谷  ・・・2トンぐらいあるんじゃないですか。
    だから滑車でね、揚げるときは、船がこう傾くもん。

僕  海は、そんなに荒れていないの?

谷  荒れてないですね。荒れるのは、冬らしいわ。

僕  冬?ふ~ん。

谷  荒れてないんだけど、乗ったら、やっぱり初めは酔いますよね。

僕  1週間で3頭、4頭獲るんでしょ。
    朝から晩まで見張っているの?

谷  白夜だから、それあるんだけども。
    やっぱり、その、4人しかいないからね。
    やっぱり停めて、寝てしまいますよね。
    そんなにしょちゅう走っていても、燃料もくうし。
    だいたい、おる辺りというのは、
    だいたい決まっているらしい。
    そのゾーンがあってですね。

    で、獣医のけたら、4人でしょ。
    だから当直に出すのは2人ですね。
    で、ブリッジにいて、双眼鏡で見て、
    なにか鯨らしいが出たっていったら、
    すぐにマストの上にいって、
    それから追っかけていくしかないんですよね。
    日本が南氷洋でやってるみたいに、
    しょっちゅう専門で見張る人はいない。
    で、やっぱり食事は、皆、代わりばんこです。


ノルウェー

〔写真説明〕 ブリッジ(操舵室)
写真では、オートパイロット(自動操舵装置)を使用している。
舵輪を使っての操船は、出入港、鯨を追うとき。
操業海域(捕鯨海域)とレイネとの往復は、
オートパイロットを使用する。
この捕鯨船の乗組員は、船長を含めて4名。
捕鯨船として使用するときは、
ノルウェー政府(漁業・沿岸問題省)より監督官が1名同乗する。


ノルウェー

〔写真説明〕 係留中の捕鯨船
マストの上には見張り台。
鯨を発見すると、ブリッジの屋根に上がり、
白いボックスから手動に切り替え、
遠隔操舵装置を使用して、鯨を目視して追う。