
〔写真説明〕
レイネはロフォーテン諸島のなかでも、一番景色が良い。
休漁期で、町はゆったりとしていた。
ノルウェーの捕鯨船
谷和日子(たにかずひこ)さんの話です。
僕 ・・・これは、島なの。
こんなに高い山があるけど。
谷 そういうことですね。
僕 島は、けっこう人口が多いの?
谷 そうでもないですよ。
ノルウェーじたい、人口あまりないですからね。
それに、島に住んでいるっていうのは、
漁師しか住んでいないからね。

僕 この水辺にあるのは、・・・人が住んでいるところ?
谷 住んでいるところとか、何か加工工場みたいなところですね。
僕 ・・・水の上に突き出しているような感じ?
谷 そういうことですよ。
昔はその、漁師が泊る・・・
日本でも北海道の方に行ったら、
番屋というのがありますけどね、あんな感じじゃないですか。
季節のときだけ、そこに来て泊るというような・・・
で、今はあの・・・民宿やってるんです。
僕 ふ~ん、あぁ、民宿っていっても、鯨を見に来るんだ。
谷 そういうことですよね。

僕 じゃぁ、解体した鯨を・・・氷を・・・
冷蔵庫かなんか・・・・
谷 いやいや。
行くときに、氷を積んでいくわけです。
船の両側に仕切りして、そこに氷を詰めているんです。
で、鯨獲ったら、解体して、
氷をバラバラにして、鯨の肉を置いてですね、
氷でかためていくわけです。
冷凍したら、カチカチになってしまいますから、
あの・・・0度に近い温度で、冷蔵っていうんです。
僕 ふ~ん。氷、融けないの、あんまり?
谷 もちろん融けますけども、そんなに融けるわけじゃないでしょ。
僕 ・・・けっこう気温が低いんだ。
谷 そういうことですね。
日本でも、あの、鰹なんかの船も、そうだもんね。
氷使いますね。
冷凍したら、傷みますから。
僕 ふ~ん。

〔写真説明〕 ロルブー
日本にもある番屋と同じように、
漁師の作業小屋、宿泊施設として使われてきたものが原型。
現在は、ロフォーテン諸島独特の旅行者向けの宿泊施設(民宿)。
昔ながらの屋根に草を植えたロルブーもある。