ノルウェーの捕鯨船
谷和日子(たにかずひこ)さんの話です。

〔写真説明〕 捕鯨船
左舷側の開口部には、
鯨を引き上げるために使う滑車が突き出されているのが見える。
鯨の尻尾にロープをかけ、滑車で引き上げる。
鯨は船の幅より長いので、このような仕掛けを用いる。
僕 何日くらい行って来たんですか。
谷 2週間くらいかな。 (2002年5月末~6月)
僕 航海の期間は?
谷 1週間くらい。
僕 ほう。・・・北極海で。
谷 そういうことですね。
でも沿岸捕鯨ですから、
そんなに沖まで行くわけじゃないんですよ。
ここは、ホエール・ウォッチングもしているんですよ。
ホエール・ウォッチングは、1日で行って帰ってくるわけですから、
そんなに遠くまでいくわけじゃないんですね。
まあ、そういうところまで鯨が回遊しているというわけですね。
谷 昔の漁師の家を民宿にしているんですね。
だから家族で行っても、泊れるわけですね。
僕 鯨は、ここで解体するの?
谷 いや、鯨は船の上で解体するんですよ。
たとえばコレが船とするじゃないですか。
鯨は大きいからね。このように載せるんですよ。
僕 ふ~ん。・・・十字架みたいに。
谷 そう。それで、こちらが頭でこちらが尻尾とするでしょ。
真ん中だけの肉を切り取ってですね、
頭と尻尾は捨ててしまうんですよ。
で、5、6mですけども、船の幅というのは4mくらいしかないから、
やっぱり頭と尻尾が出るわけですよ。
だから、ここで、このぐらいの大きなブロックに切り分けるんですよ。
で、氷につめるわけです。
だから冷凍じゃなくして、氷詰めですね。
僕 ほ~。 船の長さはどのくらいあるの?
谷 船の長さはどうのぐらいかなぁ。
60フィートだから、20mぐらいじゃないですか。
僕 あっ、そう。 何人乗りなの?
谷 普通は4人くらいです。
だいたい家族とか親戚とかでやっているんです。
鯨をとるときは、国の獣医が乗ってくるんです。
で、鯨があまり苦しまないように、
獣医がチェックしたりするわけです。
僕 ふ~ん。
で、1回漁に出ると、何頭くらい獲るの?
谷 だから、3、4頭分くらいですね。
ノルウェーの年間の獲れる量が決まってるんですよ。
それがねぇ、400頭くらい。
5月の末から6月にかけて獲れるだけですから。

〔写真説明〕 レイネ
急峻な山が海岸まで迫り、フィヨルド独特の景色を見せている。

〔写真説明〕 泊った部屋
平均的な間取りはリビング(キッチン付き)に2部屋(ベッドルーム)
家族旅行、少人数の旅行に向いている。

〔写真説明〕
船倉から鯨肉を水揚げしているところ