南仏からの帰路 |  なんとなく ヨーロッパ

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 フランスに住んでいるので、パリとフランスの話が多くなると思いますが、
 まぁ気分で。


 2009年8月
 オランジュの町の教会にも行ってみました。
 12世紀ころに作られたもののようです。
 中はちょっと変わっていて、祭室がすごく大きく取られていました。
 蝋燭を灯して、無事にパリに帰れるように祈りました。

 ホテルをチェックアウトして、町の外れに凱旋門があるというので、
 行ってみたのですが、修理中で、全然絵になっていませんでした。



オランジュ


 『さて、パリに帰るか。』と思って、町を出たのが12時過ぎ頃でした。
 『遠いなあ、10時間くらいかかるかな。』と思いました。
 高速に乗ると、リヨンまで199kmという表示。
 リヨンからパリまで、460kmありますからね。
 『やれやれ。』です。
 最初のサービスエリアで、タイアの空気圧をチェックしたんだけど、
 ホースの先から空気が漏れていて、ちゃんと作動しませんでした。
 前日のサービスエリアもそうだったけど、
 無料のものは修理しないのかな。
 ガソリンスタンドによって違うかもしれないと思って、
 後でTOTALに寄ったら、ちゃんとした器械でした。
 今度から、タイアをチェックしたいときはTOTALにしようかな。

 Orangeから1時間走って、少し休んで、
 さらに2時間走って、サンドイッチを食べたりして、
 というような感じで、のんびり走りました。
 夜10時くらいには、パリに着くだろうと思いました。
 長距離を走るのはシンドイけど、休憩するとだいぶ回復しますね。

 リヨンの料金所に長い列ができていて、だいぶ待ちました。
 カード払いの車は、スイスイ通って行くので、
 次回はカードにしようと思いました。
 でもパリの前の料金所は混んでいなかったので、
 結局そこも現金で払ったけど。

 ベルギーやオランダナンバーのキャンピングカーがたくさん走っていました。
 パリに帰るだけでもタイヘンなのに、ベルギーやオランダまで帰るのは、
 もっとタイヘンですね。
 それでも価値があるから、南に行くんだろうな、とか思いました。

 オセールの表示が過ぎたころ、小高い所に来て、
 遠くまで綺麗に見渡せました。
 日は西に傾きつつあって、遠くの丘やそこに続く畑や森などが、
 それ自体光を持っているかのように、色鮮やかに見えました。
 『いま、自分は美しい風景のなかにいる。』ということが実感できました。
 もっと言えば、
 『いま、自分は美しい時間のなかにいる。』と思いました。

 『美しい時間というのは、こういうことなんだ。』と思いました。
 このような時間を持つことができたのは、幸福なことなのでしょう。

 距離の表示が、パリまで200kmを切ると、
 『だいぶ近づいたな。』と思います。
 日が長いから、運転も楽ですね。
 料金所以外は渋滞している所もなく、スムーズに来ました。
 軽い事故を2度ほど見ました。
 路面にタイアの跡が残っているところは結構あったけど。

 パリが近づいて、エッフェル塔やモンパルナスタワーが見えたときには、
 ホッとする気持ちと、ちょっとカナシイような気持ちが混ざっていました。

 南に行っていた子供たちは、バカンスの終りに、
 「パリに帰りたくない。」と泣いたりしないのかな。
 僕は泣きたい。

 下の写真は、このときの旅で撮ったものです。
 アヴィニョンの橋とポン・デュ・ガールです。


アヴィニョンの橋




ポン・デュ・ガール