この気怠さは、きっと風邪だけじゃない。
軽い肺炎になっているんじゃないかとググりまくり。けどもう、仕事は休めない。明日は出勤しなければならない!!
まず、いつもと違う事は
ご飯が食べれない。
こんな太ってる私が食べる事が生き甲斐の私がゼリーをチマチマすすっているのだ。おかしい。しかも、薬の為に。
お腹が空かない。おかしいおかしいおかしいおかしい。絶対おかしい。
あとは、息苦しい。
ヒューヒューだよ。
呼吸を吸うと空気の入りが弱い気がする。ヒューヒューする。桃の天然水が流行った時代に確かに育ったがこれはおかしい。
桃の天然水は、いろはすの桃みたく上品な味では無かった。甘くて舌ったらずな女子の様な味。けどその桃の天然水を片手に私は青春を駆け抜けた。
思い出した、中学3年生の夏。
私の親友は学年1番の可愛い子だった。
一方私は、大仁田あつしの様な天パ混じりのいかつい太った女の子だった。
小さい田舎の街で育った私達はいつも一緒だった。
私は同じクラスの男の子に恋をした。優しくてニコニコしていて少しO脚の男の子だった。
今思うと、なぜあんな男の子が好きだったかわからない。友達の情報によると未だに未婚であり素人童貞らしい。
男の子のことが好きな私は、親友の友達にすぐ相談した。親友も頑張って!応援する!
はい、でました。
でも大仁田アツシの私には頼もしくて仕方なかった。夏休みに告白する事に決めた。大仁田アツシは、勝負に出たのだ。親友に背中を押されて。
絶対大丈夫!両思いだよ!いける!
ありがとう。私告白する!
大仁田アツシがリングに立ったのだ。
好きです!付き合ってください!
ごめん俺付き合ってる人いるんだ。
〇〇ちゃんと付き合ってるんだ。
俺のことが好きだって相談乗ってるのも辛くて
〇〇ちゃんご飯も食べれなくて、
悩んでるんだ。
もう可愛そうだから相談するのもやめてあげて。
ごめんね。
ん?へ?ん?
大仁田アツシ完敗。
おい、親友。おまえこの。
女の子ってこんなもんだよきっと。
私が大仁田アツシじゃなくてグレートサスケであってもなんも変わらない。こんなもの。
おい、素人童貞のO脚。
お前のなにが魅力だったかわからない。
好きな人にも振られて、友達にも裏切られた夏。
桃の天然水を見ると思います。
その時の辛さに比べたらきっとこの風邪なんて乗り越えていけると思います。