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8月10日〜8月16日に投稿したなう



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8/16 8:52

秋のキノコ(3)ナラタケ

ナラタケ(キシメジ科、ナラタケ属、Armillariella mellea)

ラクヨウ(ハナイグチ)と並んで北海道のポピュラーなキノコはナラタケだ。こちらではナラタケと呼ぶよりポリポリとかボリボリと言った方が分かりやすい。これからしばらくはハナイグチと並んでスーパーの店先に並ぶ。西洋ではナラタケはナラ枯れを起こす病原菌として嫌われているが日本では季節のキノコとして食用になっている。ただ、日本のナラタケにはかなり多くの種類があり、それぞれ発生する材質や時期が異なっている。ナラタケもハナイグチとほぼ同様な条件で発生する。ハナイグチが菌根菌なのに対しナラタケは腐朽菌であることだが、発生条件はハナイグチとほぼ同相で、これと前後して出てくる。ただ、ハナイグチと違い発生菌の寿命は短く、発生後雨が降るとすぐ朽ちてしまう。今年は、ハナイグチの発生後約数日して発生が見られた。


                     2013年9月13日撮影










秋のキノコ(2)ハナイグチ

ハナイグチ(イグチ科、ヌメリイグチ属、Suillus grevillei

北海道の秋キノコの代表ともいえるハナイグチ(イグチ科、ヌメリイグチ属、Suillus grevillei)は、こちらではラクヨウとも呼ばれ親しまれている。ラクヨウのシーズンになるとキノコ狩り人口が急激に増える。このハナイグチの発生予測はそんなに難しいわけではなく、秋の気温低下に伴っていつ雨が降るかによって大体決まる。平均気温が15℃以下で最低気温が10℃前後になる前1週間以内にかなりの降水量があった場合は一斉に発生してくる。今年は、8月末から徐々に気温が低下し後志地方の山間部では、8月最後の週は雨が続き8月29日には最低気温が9度付近まで下がった。9月に入ってから一端最低気温は15℃くらいまで上がったが、数日雨が続いてまた10℃前後まで低下した。その様子から今年のハナイグチ発生は早いと予想し、雨が上がった3日後に様子を見に行ったところ、予想違わずかなりの量の初物が採れた。
しかし、札幌近郊ではまだまだ気温が高く、8月末は雨も多くかなり気温は低下したがせいぜい15℃前後だった。郊外で夜間冷え込む場所ではわずかに発生が見られたようだがその後の発生は確認できていない。札幌近郊のラクヨウ狩りはもう少し待たなければならないようだ。

ハナイグチの幼菌           2013年9月8日撮影







カサの開きはじめた食べ頃のハナイグチ



完全にカサの開いた成菌







初物のハナイグチ収穫、約1.6Kg




秋のキノコ(1)ハタケシメジ

ハタケシメジキシメジ科、シメジ属、Lyophyllum decastes)

今年もそろそろハタケシメジが出始める頃だ。ハタケシメジは条件によっては、初夏と秋に出てくるが、今年は7月にまず初物を採ることが出来た。秋のハタケシメジは発生環境や天候によって9月初旬から出る早生ものと、10月頃になってようやく出てくる晩生ものがある。色も濃灰色系統と淡褐色系統があるが、何がカサ色を決めているのかはよく分からない。晩生のものは濃灰色のものが多いが必ずしもそうとは限らないようだ。





夏のキノコ(9) ヤマドリタケ

ヤマドリタケ(イグチ科、ヤマドリタケ属、Boletus edulis)

ヤマドリタケはイタリアではポルチーニ茸(Fungi Porcini) と呼ばれ、秋になるとヨーロッパの市場にどこでも見られるキノコの代表格です。肉厚で香りがよいので、色々な料理に使われる。日本では秋キノコが豊富なのであまり知られていないが、白樺やトドマツのある地域には発生することが分かっている。発生時期はその年の環境により変動し、早い年は8月初旬(2010年)遅い年は10月初旬と幅広いが、この期間ずっと見られるのではなく実際の発生期間は1,2週間で終わってしまう。この期間中、充分な降雨後に白樺林下とトドマツ林下に発生する。北海道では、トドマツ林下の方が発生量が多いように感じられる。また、白樺下のものは、カサは黄土色~灰淡褐色で柄は白味が強く太いのが特徴で、トドマツ下では、カサ色は淡灰黄土色から帯赤色
ものまでバラエティーに富むようです。


幼菌
白樺林下に発生したもの




トドマツ林下に発生したもの


成菌

トドマツ林下に発生したもの












老菌

トドマツ林下に発生したもの





白樺林下に発生したもの










8月26日〜9月1日に投稿したなう

夏のキノコ(8)カラカサタケ

カラカサタケハラタケ科、カラカサタケ属、Macrolepiota procera (Scop.:Fr.) Sing.)

トドマツ林内に、背の高い大なキノコが数本生えていた。完全に開いた菌と幼菌は一見してカラカサタケである。今年初めて見る大型キノコだ!開いたカサの直径は15cm以上あった。高さは約40cm、カサの下の柄の途中にリング状のツバが残るのが特徴だ。





夏のキノコ(7) ヤマドリタケモドキとススケヤマドリタケ

ヤマドリタケモドキとススケヤマドリタケ
ヤマドリタケモドキ(イグチ科、イグチ属, Boletus reticulatus)は広葉樹下、北海道では白樺の回りなどによく発生する黒ポルチーニだ。松などの針葉樹下に生えるものはススケヤマドリタケ 
イグチ科、イグチ属、Boletus hiratsukae)と呼ばれ、いずれもヤマドリタケ同様に料理に用いられる。

ヤマドリタケモドキ(イグチ科、イグチ属、Boletus reticulatus)
ヤマドリタケモドキの外見は柄が白やアイボリー系で網目も白いのが特徴だ!
カサは淡褐色から赤褐色のものが多い。

幼菌






成菌



老菌




ススケヤマドリタケイグチ科、イグチ属、Boletus hiratsukae)
ススケヤマドリタケはカサがビロード様で茶褐色系のものが多い、柄はヤマドリタケモドキと違いカサと同色かそれよりうすい、網目もはっきりしているがヤマドリタケモドキの様に白くない。








夏のキノコ(6) バライロウラベニイロガワリ他

バライロウラベニイロガワリ イグチ科、ヤマドリタケ属 (Boletus rhodocarpus )

8月13日撮影
2000年代になってから分類されたヤマドリタケ属の毒キノコ。針葉樹林下に発生していた。カサも柄もピンクで管孔は濃いピンクで緋色に近い。よく似た毒キノコにヒイロウラベニイロガワリというのがあり、カサ全体がピンク色だ。バライロの方は、カサがやや白っぽいものが多い。形態から見るとどちらかというとヒイロウラベニイロガワリに近い。しかし、こちらは広葉樹林下に発生するので、これはバライロウラベニイロガワリだろう。今年は、エゾアカマツの林下にかなりたくさん発生していた。ヤマドリタケ属のキノコは成菌がかなり大きくなるものが多いが、これも老菌はかなりデカい!また、イロガワリというだけあって、傷つけたり切った部分は直ちに強く青変し後に褐色化する。








ヒナアンズタケ アンズタケ科アンズタケ属、Cantharellus minor Peck)
松の林下の草むらにレモンイエローの小さなキノコがあった。アンズタケの仲間でヒナアンズタケだろう。あまりに小さいので料理に使うこためにはかなりたくさん際異種しないといけないがそんな労力をかけるより眺めていた方が良いキノコだ。


夏のキノコ(5) タマゴタケと西洋タマゴタケ

タマゴタケと西洋タマゴタケ
日本でタマゴタケと称しているのは、テングタケ科、テングタケ属、Amanita hemibaphaだけと思っていたが、最近Twitterのキノコクラスターから、これまで掲載した”タマゴタケ”の一部はセイヨウタマゴタケ(Amanita caesarea (Scop.:Fr.)Pers.)ではないかとのコメントをもらった。タマゴタケとセイヨウタマゴタケの違いは、タマゴタケの場合は柄にだんだら模様があるのに対し、セイヨウタマゴタケではなくすべっとしている点だ。そこで、最近発生しているいくつかのタマゴタケの柄やツボの内側を観察することにした。その結果、恵庭市森林公園のモミやツガのあるフィールドに発生するのはほとんどが柄にだんだら模様がみられず、これらはセイヨウタマゴタケである確率が高いようだ!文献ではセイヨウタマゴタケは主として広葉樹、ブナ科の林下に発生するが針葉樹下にも発生するとあり。札幌郊外で見つかる柄にだんだら模様のない個体はセイヨウタマゴタケなのかもしれない。今後、もう少し詳細に調べてみることにする。


柄にだんだら模様がみられない個体
2013年8月撮影(恵庭市森林公園)






2012年9月撮影(恵庭市森林公園)




柄にわずかにだんだら模様がみられる個体
2012年9月撮影(札幌市南区)
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柄に明確にだんだら模様がみられる個体
2012年10月撮影(羊蹄山自然公園)

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