慰安婦の真実28 「河野談話」「広義の強制」を作った無能外務省 | 弥生の空 -日本の真実-

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強制性はないということで進む可能性も出てきた慰安婦問題ですが・・
「河野談話」により息を吹き返すことになりました。

政府が強制性のお墨付きを与えたので当然ですね。

無能外務省が「河野談話」を作った理由ですが・・・


書籍から抜粋します。

日本で、当時、調査(※タンゴ注:慰安婦の調査)をとりまとめていたのは、事務方のトップである官房副長官の石原信雄氏だった。

その下に谷野作太郎という外務省アジア局長出身の外政審議室長がいたのだが、この人がいかにも外務省の秀才らしい「解決案」を出したようだ。

秀才が国を滅ぼすというが、まさに誰も考えつかないような名案(?)を生み出したのである。

資料が出てこない。
しかし、韓国は強制があったことを認めろと言っている。
こうした中で、強制は認められなかったという調査結果を出さなければならない。
そのまま発表すれば日韓関係は悪化する。
しかし資料にないことは言えない。
どうするのか。

それでいかにも秀才官僚らしい名案が出てきたのである。
それはなんと「強制」という言葉の定義を広げようというものだった。

これが、いわゆる「広義の強制」の誕生だった。

本人がいやなものをやらせれば、それは強制である。
ふつうは強制連行という場合、権力による強制を考える。
誰が連行したのかは客観的事実だ。

しかし、河野談話の強制は本人の主観を問題とする。
いやでしたかと聞いたとき、本人の主観で、いやだったと答えれば、それは強制されたことになる、というものだ。

 <中略>

とにかく強制とう言葉を使わないとだめだということで、強制は認めるが、発見された資料とも矛盾しないような認め方をしなくてはいけない。

それで河野談話では
「本人の意思に反して」
という言葉を入れたのである。

・西岡力『よくわかる慰安婦問題』(草思社)P.111~112


 
  ▲石原信雄

 
  ▲谷野作太郎


これが外務省の秀才?
西岡さんも冗談がきついです。

外務省の「強制という言葉を使わないとだめだ」とは、何たる言い草でしょうか。

なるほど、「外務省は無能」「外務省ではなく害務省」と言われる理由を象徴する仕事っぷりですね。

本当にくだらない言葉遊びですが、土下座大好きの政治家と事なかれ主義の外務省がタッグを組んだ結果生まれた、日本にとってこれ以上ない大失態を晒した談話だったと言えるでしょう。

「何とか「日本が悪い」で収めよう」
というのが、臭いものに蓋をする事が大好きな役人、官僚の基本的な考え方です。

日本の未来や歴史の真実などそっちのけです。

やはり日本人の敵は日本人の中にもいるのです。

 
 ▲河野洋平


慰安婦問題を調べていくと、こんな脱力してしまう事実の連続です。

河野洋平が未だに証人喚問されていないことが不思議でなりません。


■慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話(平成5年8月4日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/kono.html