リブログ記事あの日からひと月たちました。”世界でいちばんかっこよかった”
兄が生と死にほぼ同時に向きあって、ゆっくりちょっとずつ命を閉じていった日から1ヶ月がたちました。兄が旅立った地は栃木県でしたが、わたしはその瞬間も今日も東京にいたので、東京の空の写真をアップします。たぶん、空はつながっているので。前回のブログでは書くことを絞って書かなかったのですが、兄の旅立ちのずいぶん前からそのとき、そしてそのあとまで、家族をはじめ、たくさんの人たちの強さや温かさに支えられたと実感しています。★兄が生涯をかけてつくりあげてきた兄の家族は、奥さんも娘さん(わたしにとっては姪っ子)たちも、深い悲しみややるせない気持ちの中、泣きながらも、ずっと歯を食いしばって強く立ち続けてきました。まさに、「世界でいちばんかっこよかった兄」の家族……。奥さんも娘さんも、コロナ禍の理不尽な制約の中、寝食もままならない日々に泣き言も言わずに、ただただ兄とその親や兄妹、友人のみなさんたちへ気を配りながら、兄の願いをひとつでも多く叶えてあげようと走り回っていました。愛する人の旅立ちを、こんなにも立派に見送れるなんて、並大抵のことではないはず。今でも素敵な、心から尊敬する家族です。★それから……わたしの身の回りでも、いっぱい支えてくれた仲間がいました。ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」のせんせいがた、生徒さん。絵画教室「アトリエCHICORA」のせんせいがた、スタッフの方々。絵画教室のわたしのクラスのみんな。制作のお仕事で関わっていただいている社外の方々……そして、友人……「授業中でも何かあれば離席していいですよ」「レッスン休講になっても全然大丈夫です!」「スケジュール、状況に合わせて調整しますんで!」なんて言ってくださることもありました。絵本の学校のRせんせいは、兄の近況を伝えるわたしを抱きしめて一緒に泣いてくれました。日頃から感謝しかないけれど、とりわけ今回、強く強く、みんなの温かさを感じました。★まったく自分ごとだけども、通夜と葬儀の日程と新刊イベントが重なったことで、急遽いろいろなことが予定通りにいかなくなり、出演予定だったトークショーも一部オンライン参加になったりしたこともありました。それだけでなくわたし自身は精神的にもだいぶバランスを欠いていたかと思います。でも、そんな頼りないわたしを温かい言葉と笑顔、大きなハグとエールで送り出し、イベントの場を立派に、本当に立派に、守ってくれました。イベントにご参加くださった方のお顔もモニタを通して見れました。その笑顔や感性や拍手が、また力をくれたように思えます。みんなの支えがなかったら、わたしはどちらかを犠牲にしなければならなかったわけですが、どんな瞬間もずっと強く支えてもらったので、お兄ちゃんとのさいごのお別れをしてくることができ、また、イベントに戻ってやり切ることもできました。本当に本当に、どうもありがとう。みんな、大切な存在です。そして、大好きです。この先、恩返しができるように生きていくね。★そして、父と母と、わたしの弟。今回、まったく予期しなかった理由で、短期間でたくさんのやりとりをすることになりました。お母さんのことは、特に心配だったけれど、泣きながらも正気を保って立派に送り出していて、えらかったよね。お父さんは、いつも何事にも動じない人で、わたしが出血多量で死にそうになったときも特に駆けつけたりしなかった(まぁ諸事情あり)けど、今回は一家の長としてわたしたちをしっかり率いてくれました。弟は、不器用ながらもいっぱい気を配って、家族の絆をほどけることがないように場を和ませながら朗らかに守り続けてくれてたと思っています。うちの家族はブログ読まないだろうし、家族内のことなので、これくらいにしておく(笑)。身近な人への感謝の気持ち。関わってくれている人みんなの温かさ。それもぜんぶ含めて、お兄ちゃんがくれたものかもしれないな……といまは思います。書ききれていないけど、まだまだある。いっぱいある。さいごのテレビ電話でお兄ちゃんが声を絞り出して言っていた「これが何かの役に立てたらいい。いろいろ見つけて」って言葉は、そういうことなのかもしれない。この先もずっと、お兄ちゃんがくれたものをたくさん見つけていこうと思っているよ。あなたがのこしてくれたものAmazon(アマゾン)1,958〜7,454円The EGG ―ある「たまご」の記憶Amazon(アマゾン)1,650〜4,785円