最後だとわかっていたなら | 絵本作家・キャラクター作家 松本えつを | バンザイ日和(えつろぐ)

絵本作家・キャラクター作家 松本えつを | バンザイ日和(えつろぐ)

えつ魚(etsuwo)の公式ブログ。ネガティブ思考なりに夢を叶える強制手法から作品の題材まで。

9/11、今年は静かに過ぎたけれど、
思えばあれから丸8年も経ったんだな。


あのとき、
ふとテレビをつけたら信じられないような映像が目に飛び込んできた。

きっと映画のワンシーンだろうと思っていたら、
まさに今、現実に起こっている出来事なんだと言われ、
自分の目と耳を疑った。


それが、つい先日の出来事のように
焼き付いている。


人生の中には予定していたとおりの出来事と、
思ってもみなかったような出来事の両方が存在していて、


以前のわたしは後者の存在を認めながらも、

「自分に限って・・・」とか
「今日に限って・・・」なんて

それを捉えていた。


だけどそのあとの数年で
人生を変えるような出来事に
立て続けに直面して、

予定していたことも、そうでないことも、
なんともない平然とした表情で、やってくるものなんだ。

ということを、やっと知った。





毎年この季節に、
わたしは、自分が製作に関わらせてもらった1冊の本のことを
強く思い出す。


本 『最後だとわかっていたなら』/ノーマ コーネット マレック




この本を一緒に作った女性も、かくいう自分も、
その後、妊娠~出産を経験した。


作ったときには理解し切れていない部分があったとしたら、
母親が、子に対して抱く感情の機微。


この本の元となった詩の中に、
母親が息子を思う気持ちが描かれていて、


初めて読んだときも、泣いたけれど、
今あらためて読むと、またちょっと違った涙があふれたりする。




少し前になるけれど、
同じ詩を元にしたCDも発売された。



CD 『最後だとわかっていたなら』





大切なものをちゃんと大切にできるしあわせと、
大切なものをうっかり大切にできなかった後悔は、
真逆の場所にあるけれど、

そのふたつには、
「そもそも大切なものが存在している」
という共通点があるんだよね。




わたしは、コトバや音楽が、
人が大切なものを再確認するきっかけを
これから、もっともっと作っていってくれたらな…と
心から願っています。






   黄色い花 コスモスハチコスモス ヒマワリ







本 パソコン 書籍『最後だとわかっていたなら』公式サイト

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