2016年の夏、かわいがってくれた祖母が90歳で亡くなり、母と叔母が、半年ほどかけて祖母の遺品整理をしました。
そこでとにかく驚いたこと!!
それは、祖母が残したものの量!!!
お洒落な祖母だったので、ブランドの洋服だけでもすごい量で、服やカバン、帽子、下着類、その他大量のものをストックするのに、別に家を一件借りていた時期もあったほど、戦争時代を生き抜いた祖母は、ものを手離せない人だったんですね
愛情溢れた優しい祖母は、家族や親戚、友人に、ものを贈るのも好きで、アクセサリーや財布、下着やカバンまで、雑貨屋さんが出来るんじゃないかと思うほど、新しく、まだ封を開けていない同じものが何十個も出て来ました
誰かにあげるにも、ゴミとして捨てるにも、あまりの量だったので、母、叔母と共にフリーマーケット2回開催しました。
その時の様子↓
(大量のブローチや財布などは業者さんがまとめて買ってくれたりするのでありがたかった)
叔母や母は、祖母のものが、フリマの値段の何百円単位で売られていくのを見るのは、なんとも切なかったようですが、あの大量のモノを家に持って帰るのもまた大変だとわかっていたので、とにかく、人にあげる勢いで売りさばき、なんとフリマ2回開催合計で10万円程の売り上げになりました
その時に入ったお金は、今でも貯金してあり、家族のために、何か大切なものを買う時に使うため、とってあります
昔と今では、捨てずにきちんと持っておくことが、ものを大切にする定義でしたが、今は、使わないものを持っておくことは、時間やお金や空間やエネルギーの無駄に繋がるという、ものを大切にする定義が完全に変わってきていますよね
もちろん、フリマで売った以外の祖母が遺したものは、ちゃんと大切に使っています
気に入った洋服やカバンなどは、お金をかけてリフォームし、ただ単に置いておくのではなく、普段着たり持ち歩いたりしています
本当にものを大切にする、とは、きちんと使っているかどうか、使う予定予備軍かどうか、使う目的をはっきり把握しているかどうかです。
ただ持っているだけで、本当に大切にしているとは言えないかもしれません
遺品整理をしていて、祖母が生きているうちに、一緒にものの整理が出来ていたら、それぞれのものに対する思いなんかも聞きながら、整理出来たなぁと、複雑な思いもありました。
祖母のようにものが手離せない方は、世の中にもっとたくさんいて、遺品整理ではなく、一緒に生前整理をする手助けがしたい!
と思った事が、整理収納アドバイザーのプロを本気で目指そうと、強く思ったきっかけです
整理収納アドバイザーとして、どうか、世の中のお役に立てますようにと願う毎日です