利尻島では翌朝5時半から姫沼1周トレッキングをします。昨日と同じガイドさんがホテルに迎えにいらっしゃいました。
姫沼は人造沼と伺いました。約100年前に姫マスの養殖用に造ったとの事。ただし海で豊富な魚介類や昆布がとれるので3年ほどで放置されそれ以来自然に馴染んでいるのだそう。
朝陽を浴びて利尻富士が輝いています。昨日の沼から見た姿とはまた異なります。利尻富士は島の中央にあり、島の海岸線に沿って道路が設置されているので色々な角度から山を眺めることが出来ます。
池面も金色に輝いています。
原生林の間から見る利尻富士も風情が有ります。
東から射していた日の光がだんだんあがっていくと沼本来の色になります。
原生林には針葉樹と広葉樹が混在しているそうです。もみの木の仲間のとど松の葉を指でこするとさわやかな香りがします。原生林やそこに生息している草花に癒されながら1時間半のトレッキングを終えました。
ホテルに戻りチェックアウトをして8時25分のフェリーで稚内へ戻ります。今回も1等船室を予約していましたが、早々にデッキに出てみました。
海から眺める利尻富士も美しい。
礼文島も近くに見えます。礼文島へ向かうフェリーかな?
稚内の港が見えてきました。
フェリーターミナルからJR稚内駅へ向かいます。旭川への列車時刻まで3時間弱あるので、観光案内で近場の観光コースを伺い出発。スーツケースはコインロッカーなので身軽です。
最初に日本最北端の神社北門神社をお参りします。
せっかくなので御朱印を戴いて早速玄関の飾り棚にセット。
神社の横の山道をてくてくと上に登ります。稚内公園内の氷雪の門に辿り着きます。
ここからもサハリンをうっすらとうかがえます。
帰りの坂道を下っていると野生の鹿と目があいました。
公園を出て海に向かって歩き、波防ドームへ向かいます。
JR稚内駅に戻り駅弁を購入し、構内をぶらぶらしていたら登録有形文化財旧瀬戸邸のポスターが目に入りました。駅から徒歩5分との事。電車まであと30分弱時間が有ります。急いで向かいました。瀬戸邸に着いて、係の方に15分程しか時間が無い事を告げるとその方が急いで邸宅内を案内して下さいました。
もともとは大きな網元だったのだそう。
映画の撮影でもこの邸宅が使用されたとの事でした。
広いお茶室。
駆け足でお部屋を見終わり稚内駅へ急ぎます。
そして特急宗谷に乗り込みます。指定席は窓から川が観られるDを選びました。
お弁当は宗谷寿司です。
3時間ほどで旭川駅に到着しました。途中塩狩峠の駅もありましたが、殆どの時間はカズオ・イシグロの小説を読んでいたので車窓からの写真はゆったり流れる川のみです。
さてさて旭川駅に到着してホテルにチェックイン。お目当ての居酒屋さん、独酌三四郎へ向かいます。繁華街からは少し外れたところに有り、歩いて15分ほどで到着しました。1名なので入れるか伺ったところ”6時半までなら大丈夫”との事。45分程ですが問題ありません。カウンターに通されました。
サッポロビールと、名物のお通しの酢大豆。これはずっと食べていられる美味しさです。
ポテトサラダとお刺身盛り合わせ。
〆にしんを一品でオーダーしましたが、おかみさんがお刺身盛り合わせにも入っているとの事で、盛り合わせの量を多くして戴いて一品は取り消し。
新子焼。これは名物です。本当に美味しい。
ケイマフリという日本酒を頼みました。これは足が赤い鳥の名前なんだそう。わざわざ図鑑を見せてくださいました。
そうこうしている間に6時半になり、食べきれなかった新子焼は包んで戴き、途中のコンビニで北海道のトカップ赤ワインの小さいボトルを購入してホテルへ戻りました。



























