マルセイユ最終日の前日も地元のツアーです。
集合場所はホテルから徒歩20分程にあるホテルの前です。 マルセイユの港を挟んで丁度反対側まで歩きます。
丘の向こうに見えるノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂へも行く予定になっています。
脇道にメリーゴーランドが有ります。フランスでは何回か見かけました。
港を挟んで向こう岸に宿泊しているインターコンチが見えます。 すごく分かりやすい地形。自分のホテルを絶対に見逃す事は無いという安心感。
さて、マルセイユは強風です。 ホテルの前で時間が来るのをまっていると体が冷えます。隣にノースリーブのワンピースを着た若い女子が寒がる様子も無く立っています。 同じツアーかな? 声をかけてみました。 やはり同じツアーでした。カナダから来たそう。どうりで寒がらない。 ”私の息子がカナダの大学へ行ってたのよ”と伝えると、どこ? と聞くので答えると、あら、私はxx大学だからライバル校ね、との事。へーそうですか。 私はダウンベストを着ても寒いのに、あなたが寒がらない理由が分かったわ、と伝えると、彼女はそうよ、カナダにとっては真夏よ!と笑っていました。 そうこうしている内に時間通りガイドさんがお見えになり、今日は総勢8名のツアーです。 メルセデスのバンを颯爽と運転するガイドさんはパリ出身という可愛らしい女性です。
一路エクス・アン・プロバンスへ。美しい古都です。
所縁の深いセザンヌの銅像。
ここでは美しい噴水をそこかしこに見る事が出来ます。
かつて個人のアパートメントだった建物。2階のベランダの手すり模様には住人のイニシャルが施されているそう。(左下にちらっと見えるのが可愛いガイドのフローレンスさん)
ドアも当時のまま。(ドアの向こうに見える黒いワンピースの女子がカナダから来た子。その後ろはUSから女の子2人でやって来たという、やはり若い女の子。お若い3名はすぐに意気投合していました。)
可愛い噴水。水も自然に湧き出ているそうで当時のままなのだそう。
こちらにも噴水。岩の上からお水が噴き出しています。
マルシェも可愛い
どこを歩いても絵になる。金色に光る家並み。
やはり石畳は情緒があります。
途中で自由行動になり、骨董品を売っている露店の品を見てみます。 ”バカラです”とのグラスを2つ購入しました。確かにグラスの底にはMade in France と Baccaratの刻印が! 2つ買いましたが1個8ユーロは安いですね。
そしてここにもメリーゴーランドが。
集合時刻が近づき、センターの噴水の前に座ってサンドウィッチを戴いていると、初老のご婦人がなにやらフランス語で話しかけてきました。”隣、誰かいるの?”と聞かれたと思い、"No, please have a seat"と言うと、ご婦人が、Noと言うから誰か来るのかと思った。私は隣空いてる?と聞いたのよ。と。( ´艸`) ベルギーから来てこちらで働いているそう。ベルギーの方、結構多いのですね。まぁ、陸続きですから。 聞かれて日本から来ました、と答えると、洪水大丈夫だった?との事で、あー、台風で川が氾濫した事を言っているのだなと思い色々と話していました。 こんな小さな出会いも本当に楽しい。 残念ながら集合時刻になったのでお別れをして次に向かいます。
マルセイユ港を挟んで丘の上に見えていた大聖堂へ。それにしてもマルセイユは強風です。強風は名物だそうで。
おー、光が大聖堂に差し込んでいます。(または大聖堂から放たれているのか)
大聖堂を後にしてカシへ向かいます。”カシスと書きますがスは発音しません。発音すると果物になってしまいますね”とはガイドさん。 カシでは2時間程自由行動です。
ツアーには韓国人のご夫婦がいらっしゃり、”船にのりますがいっしょにいかが?”との事でご一緒させて戴きました。 ご主人は既にリタイアしているそうですが、仕事関係でUSのワシントンに20年以上住んでいて、リタイア後も住み続けているそう。もっと年をとったらいずれは韓国へ帰る予定との事。
USの女子2名も乗り込んで来ましたが、カナダの女子は居ませんでした。 前を歩く黒いコートの女性が韓国の方。
こんなに可愛いカシ港です。
いざ、出航。
カシは少し風がありますが、素晴らしいお天気!
入江に小さいビーチがありました。断崖絶壁に囲まれたビーチにはどのようなルートで辿り着くのか?
1時間弱の船での観光が終わり港へと戻ります。 ちょうどカナダの女の子がいたので聞いてみたら”船に17ユーロ使うのはイヤ。美味しいものを食べた方がいい”との事でアイスクリームを食べたとの事で、何かお菓子も手に持っています。価値観は人それぞれです。
さて、車で絶景ポイントへ行きます。
まさしく絵葉書です。
マルセイユに戻り、充実した1日終了。本当に良いガイドさんでチップをお渡ししてお別れ。
韓国人の奥さんは恐らく私と同年代かと思いますが色々と話しました。 昨日の夕食はホテルのコンシュルジュのお薦めのブイヤベースのレストランへ行って食べたけど、ブイヤベースが出来るまですごく待たされてその間につまんでいたチップスでお腹が一杯になり、出されたブイヤベースは生臭くてとても食べれた代物では無く、香辛料をどっさり入れてやっと食べれた。それで一人80ユーロよ! とかとか、一人旅ですとなかなかかしこまったレストランに入る勇気は無いのですが、”あなた、勇気あるわね、私はとても1人では海外旅行へ行く勇気は無い”と言われ、そういわれればそうかな?特に意識した事はないですが、と思ったり。色々と刺激を受けた旅も終盤となりました。
さて、お土産。
骨董品の屋台でシェイプとカットが気に入って”これ下さい”と2つ買い”バカラですよ”と言われたグラス。
台所用品
こちらは昨日ゴッホ関連のおみやげやさんで購入したコースター