地元の1日観光ツアーを申し込んでいます。1日で回るにはかなりハードそうなスケジュールです。ホテルの正面階段を降りて右手には教会がありますが反対方向に歩きます。
有難いことにツアーの集合場所はホテルから徒歩5分にあるカフェの前なので、少し早めに出てカフェで朝食のクロワッサンを戴く事に。 カフェから港方向を眺めます。
そして反対方向の、ホテルへ向かう道。
ツアーに参加される人たちが私を含めて6名揃っていますが、時間になっても係の人が現れません。風が強くて寒いのですが、、、、
10分以上遅刻して来ました、曰く、”月曜日の朝は車が混んじゃってー、ごめんごめん”という感じです(^^; 私たちの他に、エクスアンプロバンスで8名をピックアップする予定との事です。
私には、"ここ最近は無かった事だけど、今日はあなたを含めて日本人が4名いるよ! ”との事。帰国の際にPCR検査が不要になったから、これから増えるでしょうねーなどと。とてもフレンドリーな方ですが、、(それより時間が押しているので早く出発しましょうよ、とは心の声(^^;)
途中で8名をピックアップしてアルル地方へ向かいます。
アルルはゴッホが好んで絵画の題材にもしたゆかりの地ですが、もともとギリシャやローマとも歴史的な繋がりが深いようです。
市民ホール、だったかな??
ガイドさんが、この土地にしかないパンがあるから絶対食べてみて、との事でお店に案内して下さいました。 ケースの右下の四角いパンです。(長い名前で忘れました(^^;
柑橘系(レモンかな?)が使われているとか言っていた気がしますが、味は、、、むむ、1回戴けば良いかな(^^;
お土産屋さんだったような、、、
円形劇場。 今でも使われているそうです。
こんなかわいい通りも有ります。
さて、次なる目的地、レ・ボー・ド・プロヴァンス(Les Baux-de-Provence)へ向けてバス(小型)に乗り込みます。
古いお城ですが、岩のお城です。何でもモナコ公国に受け継がれているそうで、生前のケリー王妃が好んで訪れていたとガイドさんがおっしゃっていました。
確かに岩だらけ(^^;
確かにMonacoと記載が、、、
カフェもあります。
小さい教会も。
小さい教会が沢山。
岩だらけ。
またまた教会。
上へ上へと歩いて行くと急に開けました。頂上か?
右奥をを見ると更に高いお城があります。
ここへ行くには入場料を取られますがせっかっくなので登ってみましょう。
何しろ岩。
ひたすら岩。
そしてこれが本当にお城の頂上からの眺めです。
お城の頂上へは、こんな急な石の階段を上るのです。一人が歩ける幅しかないので、登る時には降りてくる人が居ないか、降りる時には登る人がいないかどうか確認が必要です。急な階段で、足腰が弱い方は上るのは難しいでしょう。
お城を降りて広場の先端へ行ってみましょう。
広場の先端から再度お城を眺めてみる。
さて、次なる目的地へ向かうべく集合時刻が近づいてきました。サンドウィッチを購入して戴きます。左側の看板がメニューです。
次なる目的地はサン・レミ・ド・プロヴァンス(Saint-Rémy-de-Provence)で、ゴッホが耳を切り落として入院した精神病院が有ります。(ノストラダムスはサン・レミ生まれのようです。)
サン=ポール・ド・モゾル修道院、精神病院入口。
ゴッホの部屋も残されています。
庭から病棟を眺める。
敷地を出て少し歩くと、古代ローマ時代の凱旋門もあります。とても古い街です。
さて、最後の目的地アヴィニョンへ向かいます。
教皇宮殿へ。
宮殿。
アヴィニョンの橋に向かいます。
美しいローヌ川ですが、度々氾濫したそう。
因みに、遊泳禁止との事(^^;
ここからどなたかの骨が発見されたそうですが誰かは失念。
これで今日の日程は終了しました。長い1日でした。途中でピックアップした人たちとお別れし、マルセイユに戻りました。既に日が暮れかけています。港へ出て夕食でもと思いましたが日が暮れてからは絶対に出歩かない方が良いと注意を受けていたので、徒歩5分の道のりも足早にホテルへ戻り、夕食はルームサービスを頼みました。サーモンとサラダにしましたが写真は全く忘れていました。(マルセイユ名物のお料理はルームサービスのメニューには全くありませんでした(^^;)
ところで、参加された日本人3名はお歳を召したご両親とその娘さんで、お父様はお仕事をリタイアされて久しいそうですが、ご家族はニューヨークに住んでいたそう。娘さんは現在パリに住んでいらっしゃるそうで、聞けば3年間の期限でパリの保険会社に勤めているそうです。パリに住んでまだ半年との事ですがパリはアパート事情が酷く、1つの部屋の空きを待っている人が何人もいるそうです。この方もウェイティング状態だったのが、日本人がウェイティングリストに載ると前を飛び越して貸してもらえるそうで、この方も飛び越してもらえたとの事。日本人は部屋を綺麗に使うし、3年期限と言えば居座る事も無く大人しく3年で出ていくので貸し手に歓迎されるそうです(^^;。
2人の中国人の姉妹が参加されていました。40代後半か50代くらいかな? その方がおもむろに”明日、マルセイユのツアーに一緒に行きませんか?”と聞いてきました。 明日は既にツアーに申し込んでいるのですみません、と答えると、そのお二人はマルセイユのツアーに参加したかったのだそうですがどれも満席で断られ、人数を集めてドライバーを雇いたいとの事。さすが、たくましい。 今回のツアーに参加している全員に聞いて、全員から断られていました(^^;。 聞けば、お一人は25年程前に中国からロスに渡り中華街に住んでいるそう。妹さんはベルギーに住んでいてフランスで落ち合って一緒にヨーロッパを旅行するそう。優雅。兄弟が4人いて上海とあとどこか忘れましたが、とてもインターナショナルなご家族のようです。
このツアーのガイドさんにも午前からのツアーを頼んでいましたが、やはり午前中は満席だからダメ、と言われていましたが、午後からで良ければ直接自分に連絡をくれればディスカウントするよ、と伝えてご自分の電話番号を教えていました。(自分がガイドするツアーにこっそり加えるのでしょう(^^;)。
帰りにバスから降りた際にもガイドさんに再度午前中のツアーをチャレンジしましたが断られていました。 彼女たちをおろしてマルセイユに向かっている途中でガイドさんに電話がかかり、”では明日の2時に先ほどの場所で!”と話していたので、あのお二人さんなのでしょう。午後のツアーで妥協したようで、ガイドさんも会社を通さず、お二人もディスカウントで、両方良かったねぇ、と思った次第です。日本なら万一の事を考えてこういう取引は無いのでしょうけど。