頭と心が、やわらかくなった。かな? | 小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

城下町小田原。緑豊かなお寺の一室で、磁器上絵付け、ポーセラーツの教室を開いています。
少人数のサロン形式ですので、それぞれの方のペースに合わせて、丁寧にご指導いたします。

こんにちは。

ペインティングスタジオハーモニーの山中です。


最近、新しいことに出会って考えることがありました。

ここで書いておこうと思います。




昨日は、エロスサイコウの展示作品を受け取りがてら

後期展示を見てきました。


この展示会は、プロフェッショナルで活躍中の方から美大の学生さん

私のような一般人など
ジャンルを問わず、また美術のキャリアや年齢もさまざまなメンバーが集まって

「エロス」をテーマに制作した作品を持ち寄ったものです。


絵画や立体、表現方法も様々で

参加型の触れて完成するもの、匂いまで計算されたもの。など

見ているこちらに、解釈を委ねられるものもたくさんありました。


いつも職人さんのように、

いかに綺麗に描けるか、ばかり考えがちな私にとっては

カルチャーショックでした。




センスと思いつき、思索、イメージを具象化する力。


これがアートというものか、と目を開かされた思いでした。



そして、嬉しい出会いもたくさんあって

そのひとつ。





ギャラリーで、偶然、

以前からお会いしたかった、詩人の久世孝臣さん  とばったり遭遇して

発売されたばかりの詩集「自分の水を探し出す魚」を手に入れることが出来ました。


少し前に発売されたCD「portrangea」もお持ちだったので、それも一緒に。


久世さん自身が朗読されている、このCDが素晴らしかったです。



初めての感覚のようでもあり、

忘れていた自分を、掘り起こされたようでもあり



美術展との体験と相まって

なんだか新しい世界が開けたようでした。



最近、体力や記憶力が大いにあやしくなって

(それはずっと前からだよ、と家族に突っ込まれそうですがショック!)


なんだか人生折り返してしまったように思っていたのですが

(あ、年齢的にはとっくに折り返してますべーっだ!)


時間は折り返してるのではなくて

ただ前に進んでいるのだ、ということを実感しました。




身体を緩めるには、例えばお風呂に入ったり

自分に優しくするのがいいと思いますが


頭を柔らかくするには、新しい世界に触れること。


心を柔らかくするには、感情の揺れ幅を大きくすること。


なんだかそんなことを感じました。