ストロークのその先へ | 小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

城下町小田原。緑豊かなお寺の一室で、磁器上絵付け、ポーセラーツの教室を開いています。
少人数のサロン形式ですので、それぞれの方のペースに合わせて、丁寧にご指導いたします。

こんにちは。

ペインティングスタジオハーモニーの山中です。


今日のレッスンで、とても考えさせられたことがあるので

ここでシェアしようと思います。






初めて見えた方の、レッスン。

まだ絵付けを始めてから日が浅いとおっしゃっていたので、

まずストロークを描いていただいて、改善点があるようなら

何かヒントを・・と思っていました。


そして、だんだんと綺麗に描けるようになられましたが・・


「では、お魚だと思ってやってみましょうか?

そのほうが楽しいかも~」と言った途端、 目


ストロークがガラリと変わりました。


一つの失敗もなく、綺麗にかわいいお魚が並びました。


「一体どうして??」



「ストロークの練習だと思って、絵の具の状態とか、筆の入り方など、

いろいろ考えながら描くより

これがお魚だ、と思って描くと、描けちゃうんです」とのこと。



はぁ~、驚きました。



本当に、別人のように正確で、美しいストロークになったのです。




イメージの力はすごいですね。






私としては、せっかくのレッスンなので、

ご本人が気づかないようなことを、いろいろ指摘して

基礎をきっちり、なんて思っていたのです。

(エラそうですよね~得意げ)


それも間違ったで考えではないと思うのですが

(何しろ、レッスン料頂いていますからね)


それより、イメージを変えるほうが

はるかに効果的。


一瞬にして、様々な課題がクリヤ―されてしまったのです。





今、描いているストロークは、ただの一本の線ではなくて

お魚にも見えるし、花びらにも、葉っぱにもなる。


ストロークの一歩先に想いを馳せると

現実的な問題も解決されてしまう。


素晴らしい瞬間に立ち会わせていただきました。




そうやって、生徒さんが何かを掴んで

ある日突然、一気に上手になる瞬間を

私は、「離陸する」と呼んでいます。



頭でアレコレ考えないで

イメージの力で、ふわっと離陸する。



本当に勉強になりました。


今日も出会いに感謝です。




*ブログ内で使用した写真は、どれも生徒さんとは関係ないものです*