絵:コンクールに参加して。 | 小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

城下町小田原。緑豊かなお寺の一室で、磁器上絵付け、ポーセラーツの教室を開いています。
少人数のサロン形式ですので、それぞれの方のペースに合わせて、丁寧にご指導いたします。

「コンクールはお祭り」。


コンクール入賞常連のかたの言葉です。

私も今回、初めて参加して、そのとおりだと実感しています。


お祭りなら、やっぱり見ているだけより、参加したほうがずっと楽しい。

踊りの外側で眺めていないで、盆踊りの輪の中にはいって踊ってみたら・・・


その時のわくわくした感じ。

ちょっと高揚した、恥ずかしいような気持ち。


見ているだけとは違う体験が、待っています。





絵付けやポーセラーツを続けていくうちに

自分は描けないけど、目は肥えちゃって・・・ということがありませんか?


展示会を見に行って、自分でも作ったつもりになって、それで済ませたりしていませんか?



・・・私はそうでした。



私の悪いクセの一つに、決断が遅いということがあります。


生徒さんの見本用なら描けても、自分自身の作品となると

もっといいものが出来るんじゃないか、あれよりこれのほうがいいかも?と

迷っているうちに時間が過ぎてしまいます。


なので今回もギリギリでした。


作品のデザインを決めるということは、他の可能性を選ばない、ということです。

その決断は、時間がたっぷりあるときには、なかなかできません。

絶対に動かせない期限があるのは、大変だけど有難いです。


自分の今の思いを、今のテクニックで現実の形にする。

やってみる、やってみなくちゃわからない。

その機会を与えてくれるのが、私にとってはコンクールや作品展なのだと思います。




私の、悪いクセその2。


「今回は出来ないけど、ホントはちゃんと出来る」(時もある)と言い訳する。


他人の目を気にしないでよければ

金彩が揃わない、とか、細かな作業が綺麗に出来なくても

自分で、見て見ないふりをすることが出来ます。


ブログなら、目立たない角度から撮った写真を載せたり・・・。(バレてしまった)


でも、コンクールや試験なら、そういうわけにはいきません。

自分の苦手なところが、言い訳なしで露呈してしまいます。


ま、いいか~の姿勢が、作品には正直に表れていることでしょう。

(怖い・・・)


自分の技術的な欠点と向き合って、それを何とかしようと

あがいたり、工夫せざるを得ないのも、コンクールに参加してよかったことです。




でも、そんなあれやこれやを越えて、一番大切なこと。


たくさんの力作の中で「これ!」と選ばれるためには

その作品に気持ちのよいエネルギーや、前向きな気持ち、

一生懸命な姿勢が感じられることだと思います。


実は私も、作品を送りだす時に、ひそかに念を込めたはずでしたが

それも届かず・・。(苦笑~)



コンクールはお祭りですが、

いつもとは違うことに気づかせてくれて、

別の魅力にも光を当ててくれる、プリズムのようなものかもしれません。



私の作品が入賞できなかったのは、

何か足りないところがあったということなので、それが何なのか

知りたいような、知りたくないような・・

怖い、恥ずかしいことですが、じっくり見て考えようと思います。



作品を作っているときも、結果が出てからも実りが多いコンクール。


まだ参加したことのないかた、次回はぜひご一緒に参加しましょう~。





あ、そういえば、数年前、

初めてテーブルウェアフェスティバルに参加したときの

私なりのキャッチフレーズが

「恥をかかなきゃ上手くならない」だったのを思い出しました。



(注:もちろん、恥をかかないで上手くなるほうが素晴らしいと思います)!(^^)!