「国際」プロレス、七夕の椿事 | 続プロシタン通信

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プロシタンとはプロレス史探訪のことです。

20世紀の末、一部で話題となりました「プロシタン通信」の続編をブログの形でお送りします。

 

今から45年前の七夕の夜のことです。千葉県体育館で行われた国際プロレスの興行が打たれました。まずは熱戦譜をご覧ください。 

1972年7月7日【千葉・千葉県体育館】 

(IWA世界タッグ王座決定戦)○ストロング小林&グレート草津対ビル・ミラー&バロン・シクルナ● 

 

○ラッシャー木村&寺西勇対レネ・グレー&ジプシー・ジョー(パンチョ・ロザリオ)● 

 

○田中忠治&ミスター珍対セレソ・ソテーロ&ジョー・アデール● 

 

○大剛鉄之介対稲妻二郎● 

 

○大磯武対ヤン・ヘルマンソン● 

 

○本郷篤対姜成英● 

 

○デビル紫対梁鎮五(日本デビュー)● 

 

○鶴見五郎対呉均銭● 

 

何か、お気づきになりませんか? 

 

はい、そうですね。

 

日本人同士の対戦がありません。

 

吉原社長はこのシリーズから、ヤン・ヘルマンソン(スウェーデン)、姜成英(韓国)、梁鎮五(韓国)、呉均銭(韓国)の留学を受け入れ、前年留学してきていた稲妻二郎(フランス海外県マルチニーク)を加えて留学生は5人と成りました。 

 

来日外人レスラーも、アメリカ(ミラー)、イタリア(シクルナ)、カナダ(グレー)、メキシコ(ジョー)、スペイン(セレソ・ソテーロ&ジョー・アデール)と、留学生を含め国際色非常に豊かです。

 

「名は体を表す」ではありませんが、まさしく「国際プロレス」でした。