男子バスケ部のインターハイ予選観戦の為訪れた石神井高校の校門前は対戦チームが三々五々集合していていつもの風景であった。

昨年の記憶を辿ると体育祭迄1週間を切った日曜日、恒例の美術部による今年のスローガンが描かれた大看板の準備も進んで今年のスローガンはどのようなものかと楽しみに石神井高校へ向かったが何もなく拍子抜けであった。

調べると昨年の日時は体育祭の前日の日曜日であった。雨天で月曜日に順延になって荒天で遅れた最終仕上げ作業を急ピッチで進めいる場面に出会ったいうことで1週間のずれがあった。それでも体育館横のスペースでは各団のマスコットグループが骨組みの製作を進めていた。


試合後応援に来ていたOB連との歓談の席で体育祭の思い出話になった。

石神井高校の体育祭は全学年を縦断的に赤、白、青と3団に分け各競技の得点と各団が企画する応援、マスコット、パフォーマンスの評価点の合計で優勝を争うというシステム。日程や近隣地区との調整は学校・生徒会、各団には団長というリーダーがおりリーダーを支える集団に各々応援、マスコット、パフォーマンスのリーダーがおり企画、準備、製作、演出全てを石神井生徒が担う。その規模はひとつのひとつの団だけでも大変なエネルギーが必要なのに3団同時に進行させるという一大イベント。

体育祭というと運動に特化したものと思われがちだが、各団のテーマ選択、ゲートや大看板のデザイン作成、パフォーマンスの企画、振付け、衣装作り、マスコット設計と製作工程管理、写真広報、進行、放送アナウンス、等々。

文化系、理科系、芸術系等あらゆるジャンルの能力を駆使しないと開催出来ない仕組みになっている、そしてそれらの才能は石神井生に中に存在する。よって全校生徒が何らかの役割を任される。


体育祭で記憶に残るのは部活動で接する以外の仲間との出会いや先輩達の人間性に触れることが出きることだったと思う。

当時900人いた生徒の1/3の300人を束ねる役は誰もが出来る訳でもなく今から思えば人間力と言うべきか魅力に溢れた人が選ばれていたように思う。


歓談の中で各年を導く明るさや、気持ちの柔軟性が印象に残る団長の話をしたら24期の先輩の今でも親交の厚い友人であるとか、先週も会食した同期のバスケ部員が実は団長経験者であった事など体育祭話でひと時盛り上がった。


これから先社会人として様々な場面でリーダーを任されたりサポート役を担うときがあるだろう。数値的結果や成果は求められ無くても高校生年代で体育祭という大きなイベントの役を担った経験は意識の有無なく社会性や人間性の醸成に大きく寄与しているのではと思う。

他の高校の体育祭もイベントもそれぞれ特徴があるものと思う。

学力だけではない石神井高校の体育祭にも大きなエネルギーが作用し特異性がある。


今週土曜日午後一番からの各団の思考を凝らしたパフォーマンス、応援合戦、スエーデンリレー、結果発表、全団統一歌合唱と続く一連のプログラムは青春のほとばしりをLIVEで目撃できるチャンスかも知れない。

是非足を運ばれてみては如何でしょうか。