2026年度関東大会東京都代表が決定した。
残念ながら都立高校はBEST8に勝ち上がれなかった。
今大会の話題は豊島学院高校が創部初の東京都代表を獲得したことだろう。
昨年は都立大崎高校が創部初出場を果たし激戦区の東京都から2年連続で初出場校が生まれた。
これは東京高校バスケの裾野の広がりか、新旧勢力の変化の兆しか。
2校には以前から注目していた。大崎高校は近年素晴しい成績を残し続けている都立高校。豊島学院は石神井と同じ第4支部で2019年頃から強化が進み成果が出始めていた。
関東大会初出場を決めた両チームには強力な牽引者の存在という共通点があった。指導者とのコミュニケーション、チーム全体の掌握、声かけ、声だし、対戦相手やレフリーに対する所作等、そして試合中の攻守の献身度は群を抜いていた。都大崎はシューティングガードNo.5、豊島学院はインサイドプレーヤーNo.4。牽引者とはポジションや与えられたチーム内における役割ではない。
豊島学院チームに強い印象を覚えたのは2023年度新人戦第4支部4回戦で石神井が完敗した時。
チームの完成度以上に当時のNo.4のキャプテシーにやはり強い感銘を受けた。高さは無いが強い身体で闘志を全面に出すインサイドプレーヤー、チームコンセプト【Hurdwork】を体現する牽引者。
このチーム出現以降成績は急上昇を描き3年後の今年関東大会初出場を果たした。先にも述べたたが今年のチームにも全く同じタイプのキャプテンがいる。
石神井がそうであったように一定期間BEST32、16をキープするチームは存在するがBEST8
にはなかなか届かない。
チーム状況を打開する個性を持った選手が現れた時、石神井も関東大会出場を果たした。
先日、石神井が関東大会出場した当時のチームのエース(No.5)と話すの機会を得たが、揺るぎないバスケットへの自信を語る姿にこれまでの石神井選手には無い強い個性を感じた。
優秀なプレーヤーの育成が難しいように、個性の創出・指導はさらに難しい。単年度ではなく複数年度続けて同じタイプの優秀なリーダーが出現することは単なる偶然か何か術があるのか興味が湧く。今後のチームの活躍に注目していきたい。
関東大会東京都代表になる困難さを公表されているデータから見る。過去21年間で都・私立合わせて関東大会出場校は25校その中で都立校は8校、都立の複数回出場は駒場高校、城東高校のみ。(下図参照)
22年間で私立・公立校合わせて延べ168代表のうち17校で代表の座を占め、出場1回は8校。
いかに難関であるかが判る。
代表になるには指導者、組合せ、充実したチーム競技力、そして優秀なリーダーなど様々な要素が必要。それらが一致し結実する瞬間はなかなか訪れない。
