皆さんこんばんは!!
先日、1泊2日の弾丸日程で瀋陽へ行ってきました。。。
済南から新幹線で、5.5Hほど掛かる場所になります。
中国生活も6年目になり、この距離はそこまで遠くないです(笑)
さて、、、
なぜ、瀋陽まで行ったかというと、、、
U16日本代表とU16中国代表の試合があるためです。
〝和平杯〟という中国が招待した4カ国のU16大会に参加しています。
中国、日本、ウズベキスタン、ベトナムです。
ちなみに、日本代表の団長は、若干41歳の城和憲さんが率いてます。
私より1つ年上ですが、鹿児島実業の時から東福岡といつも試合をしてました。
JFLホンダロックの時には、監督と選手の立場、B級ライセンスのアシスタントや
A級ジェネラルのチューターと受講生と関わりは多いです
今では、41歳でJFAユースダイレクターをしてるって凄いです
U16日本代表監督は、ジェフなどで活躍されアトランタオリンピック代表の廣山望さん!
スペイン語や英語も堪能で、スマートで賢い感じの印象を受けました。。。
中国代表の監督も、アトランタオリンピック代表の上村健一さんです!
中国でプロサッカーコーチとして働く身のものとしては、非常に興味のある一戦です
日本人が率いる中国代表にも頑張ってもらいたいですが、、、
日本代表が負けるようなことがあっても
日本人コーチとしては困るというか、、、
そんな結果は複雑ですが、内容の素晴らしい試合を期待しました
今まで男女共に、中国の育成年代の代表を見てきましたが、、、
やはり、日本人監督が率いると、チームとして組織されてます
ただ、中国人の良さである〝スピード〟〝高さ〟〝パワー〟これに加えて
個人能力を活かしていました
この個性とは、中国には56の民族があります。
新疆ウイグル自治区の子達は、ロシアやカザフスタン、ウズベキスタンの血も入っているため
見た目だけでなく身体やスピード、ドリブルのリズムなども独特です。
この試合のスタメンにも、4人の新疆の子達を使っていました。
政治的な問題もあって、育成年代には新疆人はいますが
A代表となると、1人いるかいないか?
実力があっても、招集されないということもあります
内容は、先制点を日本が取り主導権を握る試合となりました。
時より雨も降る中、改めて日本の技術力と勤勉さというか真面目にハードワークしているのが目につきました。
これは、中国代表にはないところだと思います。
ただ、後半に新疆人の個人技で同点ゴールが決まった時は、会場のボルテージも高くなりました
日本がボールを握る展開ではありますが、カウンターで中国も惜しいチャンスを作っていました。
特に関心したのは、、、
中国代表のGKは、新疆人の子で非常に足元の技術に優れ50mくらいのロングキックも蹴れます。
そのため、彼から始まるビルドアップに日本は苦戦していましたが、最後はそのビルドアップからボールを奪い勝ち越しゴールを決めました!!
ベンチからの指示ではなく、ピッチに立つ選手たちで修正して意図的にボールを奪ったシーンです。
この〝自立〟している部分は、明らかに中国の選手たちは日本の選手達に劣ります、、、
歴史的な背景もあり、この試合は中国国内でも関心を持たれていました。
同時接続で、80万人もの方がこの試合を観戦してました。
育成年代の代表の試合であれば、日本国内でも1000人いくことはないようです、、、
人口が12倍なので規模が違いますが、それだけサッカーに対する関心はあるので
もっと中国代表には頑張ってもらいたいです
この年代からではなく、サッカー導入期から考えさせてプレーすることが〝自立〟に繋がると思います。
中国のコーチは、とにかくティーチングが多く新しい考えを取り込まないです。
過去の経験などを大事にしているのか?変化を恐れているのか?分かりませんが、、、
今まで関わってきたコーチ達も、自分が幼少期に教わったトレーニングメニューや声かけをそのまま現在もしています、、、
サッカーは常に進化しているので、教える立場の人間もアップデートしなければなりません
そのため、子供たちは監督の指示待ちで自分で選択して判断する子は少ないです
試合後は、日本代表と中国代表の日本人スタッフで食事をする機会もできて
日本と中国の代表活動の話や現在のサッカーについて有意義な話をすることができました!!
10月から、U17W杯に向けたアジア一時予選が開幕します。
日本も中国も揃って、U17W杯に出てくれることを切に願ってます!!
加油日本!!
加油中国!!