パパと身体をシェアして、1年と1カ月。
身体のあるパパとの結婚生活は34年と9カ月。
イライラ期や無関心期を乗り越えて、10年ぐらい前から、再びのラブラブ期に入ってたね。
二人に残された時間が想像ほど長くはないことを察知してたみたいに、毎日、「愛してる」を伝え合って、そばにいる時は家の中だろうと外だろうと、チューして、ハグして、手を繋いでた。私は平気だけど、人一倍、他人の目を気にするパパが、そんなバカップルになってくれてたのは、やっぱり、どう考えても、パパの身体がなくなった後のことを心配してくれてたからに違いない。
「俺はこーやって手を繋いでるからな」
「俺はこーやって、そばにいるからな」
「俺は今日も明日も、愛してるからな」
すべてがパパからの、一人になった私へのメッセージだったんだと思える。
だから私はパパの身体があった時と同じように、パパの言うこと聞かないし、パパに文句言うし、「パパ大好き」も「パパ寂しい」も、声に出して、パパに伝えられる。
1年と1カ月前までは、手を繋いで歩いていても、心の中では別々のことを考えてる時もあったよね。パパは仕事のことかな、私は夕飯の心配だったり。
でも今はいつも二人で同じことを考えられる。
相変わらずパパはママの話を聞いてなかったり、返事がトンチンカンだったりするけど・・・って、まさか、アレ~???ママの身体使ってるくせに、違うこと考えてんの~???
「え、何?俺は俺じゃダメ?」
いいよ!そーだね、その図太さがパパだよね!好きなこと考えてていい!身体だけシェアさせてあげる![]()
ん?だから最近、道ですれ違う女子の胸元に目が行くのか???
「俺じゃねーよ!」