朝、ふうたんの散歩に行く時、玄関に置いてるパパの写真たちと目が合った。ふと、あ~、ホントにもうパパに会えないの?と思っちゃった。朝から泣くパターン
。
その時、パパの声がした。
「身体は『入れ物』だから」
あ~、、、魂の?
家の鍵をかけながらパパに聞き返す。返事ナシ。
「身体は『魂の入れ物』で、パパは入れ物が壊れただけ、って言いたいの?」
エレベーターの中で再び聞く。返事ナシ。
「ママはその入れ物、結構気に入ってたんだけどな~
」
エントランスホールでつぶやく。
「そお?俺は最近はそーでもなかったよ」
わ、聞いてもないのに返事した
そうか、老いてく身体がイヤだったのか。腕も脚も筋肉なくなってたよね
マンションの外へ出て、ふうたんに引っ張られながら歩く。
「ジョギングする?
」
パパが聞く。
「しない」
「スポーツジム通う?
」
「通わない」
「腕立て伏せやる?
」
「やらない!」
「毎日10分頑張るだけで理想の身体に近づくよ
」
何なんだ、その美顔器のセールスレディみたいなトークは
「腕立て伏せとダンベルだけでママの腕が俺の若い頃みたいになるよ
」
畳み掛けるパパの筋トレお勧めトーク

なって、どーする?自分の腕にスリスリしろってか?
寂し過ぎるでしょ~
「パパ!そんなことするよりエステ行っちゃう?
全身エステ
理想の身体になれるかも~
」
「・・・」
はい、パパ、静かに消えました