パパが突然いなくなるなんて、その前日も、その日の朝も、昼も、夜も、夢にも思っていなかった。
だから、ね、スーパーで仲良く買い物してるご夫婦も、手をつないで公園を歩くカップルも、ぜんぜん羨ましくはない。
明日、いや、今夜、誰に、何が、起こるか、わからないんだ。
隣で笑う大切な人が、明日はもういないかもしれない。
そんな、突然、崖から突き落とされるような絶望は、幸せの、すぐ目の前に隠れてる。ひっそりと息を潜めて。誰にも気付かれないように。
二度と、二度と、味わいたくない絶望。
だから、誰かと一緒にいる幸せなんて、恐ろしいだけ
ぜんぜん羨ましくないんだわ![]()
見えないパパと、静かに暮らそう![]()