皆さま、こんばんは~
お元気でお過ごしですか
ゴールデンウィーク明けの辛い一週間をお過ごしの方もいらっしゃると思います。
さて、皆さまは旅行で、あるいは出張で初めて訪れた駅に降りると・・・
駅前の風景を立ち止まってぐる~っと見渡すことと思います。
ビルの看板や・・・そうそう、初めて見る路線バスの行き先にも目がゆきますよね。
「○○団地」行や「○○神社」行っていう行き先表示を見れば・・・
終点はだったりだったりと・・・だいたい「終点の風景」が頭に浮かびますよね。
ところが、たまに「終点の風景」がまったく想像のつかない行き先表示に出くわすことがあります。
そんな想像不可能な路線を、今日はご紹介いたします。
新宿から中央線快速に乗り、やって来たのは山が有っても「山梨県」大月駅です。
富士急行
この駅は、富士急行線の分岐駅なので、特急電車も停車します。
フジサン特急
富士急行線は、ここ大月から富士吉田を経由して河口湖までの26.6kmの路線で「富士山に一番近い鉄道」というキャッチフレーズの通り、標高差500mを駆け登ります。
小田急から来たロマンスカー車両のフジサン特急は、座席指定の特急でして終点の河口湖まで45分。平日3往復、休日は6往復(+臨時1往復)運行しています。
そんな、大月駅の改札口を抜けると・・・
富士急山梨バスが出発待ちしていました。
行き先を見ると・・・
「ハマイバ前」って何だぁ
終点のイメージが、まったく想像できませんね~
「ハマイバ」・・・「浜」っていっても山梨県に海は無いしな~
出発時刻も近いので・・・とりあえず乗っちゃいましょう
人口28,800人の谷あいの街「大月市」の中心地を過ぎると、JR中央線の線路に沿って甲州街道(20号線)を西に向かって進みます。
花咲は僕の大好きな「火の見やぐら」の有る宿場町の面影を残す集落です。
この「下真木」では、甲州街道を右折して狭い道に入ってゆきます。
朝夕は、小学生が、の常連のお客さまなんでしょう。
このあたり、大月市真木(まぎ)っていう地名なんです。
大月駅を出て17分、「ハマイバ前」行のバスは、を載せたまま「辻」に着きました。
ここには、1万坪の総敷地にたった16室の客室という贅沢な真木温泉旅館が有ります。
都会の喧騒を逃れて、広大な庭園に咲く季節の花を見ながらゆっくり湯につかれます。
TEL: 0554-22-0146
バス停の名前の通り、ここから歩いて25分のところに、隠れ家的な橋倉鉱泉が沸いているんです。
お湯につかりながら手に届きそうな星空を眺められる星霜と名付けられた露天風呂です。
橋倉鉱泉
四季おりおりの山菜を中心とした京風懐石は、山の宿とは思えない贅沢さです。
橋倉鉱泉 http://www/hashikura.com/
さて、「ハマイバ前」行の旅を続けましょう。
周りに人家は有りません。 この待合い小屋は誰が利用するんでしょうか?
桂川の支流、真木川の谷に沿ってだいぶ登ってきました。
間明野(まみょうの)って読みます。
終点も近くなってきました。
いよいよ・・・
・・・ 「ハマイバ」の真実があばかれる時が・・・
最後の登り坂
ハマイバ前
大月駅を出て25分、谷の一番奥 「ハマイバ前」に到着です。
眼の前の風景は・・・山の谷間 ???
そして渓流が・・・
おやっ
バス停の上の看板・・・「破魔射場」
横の建物は 岩魚釣りセンター「ハマイバ」がポツンと一軒だけ建っていました。
登ってきたは、この「岩魚釣りセンター」の駐車場で、岩魚のように転回して戻ってゆきます。
少し先にあるつり橋から下を見ると、渓流の横に釣堀池がありました。
「ハマイバ」は、この先続く林道のさらに奥深くにそびえる破魔射場丸(ハマイバマル)標高1,752mの事・・・つまりは山の名前だったのです。
この大月市と甲州市にまたがる破魔射場丸へ登山する人は、中央線甲斐大和駅からで天目山温泉まで行き、そこから登るルートが一般的なので、このハマイバ前から目指す人はいないようです。 それよりも、このセンターで岩魚釣を楽しむ人が、たまに利用するようです。 ちなみにこのセンター、ゆっくり楽しめて半日券・・3,000円(道具・えさ付)となってます。 もっと楽しみたい人は1泊2食付6,000円となっております。
破魔射場丸は、高山植物も多く、ハクサンフウロ・マツムシソウ・タムラソウ・ハナイカリなどが見られるそうですが、に自信の無い僕は、帰りのに乗って引き返すことにします。
大月駅に戻ってを降りたら・・・
ハマイバ岩魚釣りセンターの看板が!
こんなところにヒントが隠されていたとは・・・
でも、謎が解けて、ちょっとスッキリした帰り道でした。
大物が、よくかかりますよ~