望遠鏡設置・調整のため、02:30頃に現地到着。快晴ですが、湿度が高く、空全体が白っぽくぼやけています。岩手山銀河ステーション天文台裏の通路にて観測予定です。天体ドームを前景として、昇る太陽と日食の画像を撮影しようと選んだ場所です。日の出前、03:39~03:45には、ISSが頭上を通過します。天文台をはさんで南西と北東の方角にカメラを設置、薄明の中を航行する光を待ち構えて撮影しました。

-2等級とはいえ、日の出30分前はさすがに厳しい(特に北東)
日食の開始は06:26ですが、比較明合成用に05:00頃から固定カメラによる撮影を開始、望遠鏡によるアップ画像は06:00からの開始です。今回は、アップ、固定、観測風景、木漏れ日、ピンホールと、フルコース撮影の予定でしたので、カメラは4台、三脚3台で臨みました。アップ画像は30秒ごとに露出を変えて各3コマ、固定撮影は1分ごとの各3コマです。前後を含めて3~4時間ですので、それぞれ1000~1500コマの撮影です。
日の出後1時間もしたら、雲一つない快晴で、空気がどんどん澄んできて、気温も順調に上がってきました。食の開始から終了まで、いろいろな現象撮影を挟みながら、集中!前回の経験が十分に活かされた観測・撮影行となりました。すべて詰め込んだ、少々欲張りな計画でしたが、95%は実施できたようです。残り5%は、気温・湿度の記録をし忘れたことによります。

食の最大画像を中心にした組写真

けっこう暗くなりました
観測・撮影風景は、明るさの違いが分かりやすくなるように、短い露出時間で撮影。木漏れ日には、現地で拾い集めた枯れ枝を使いました。ピンホール撮影は、シートをかざした状態での片手持ち撮影のため、少々ずれてしまいました。それぞれ、最大食分の頃の画像です。

固定撮影、日の出、観測機材
日の出直後には、けっこう雲が広がっていましたが、1時間もすると雲一つない快晴となり、日食終了まで天気を気にすることなく観測できました。固定撮影による連続写真は、日食の高度がやや高かったこともあり、広角による撮影ですので、太陽像がだいぶ小さくなりましたが、太陽の径路や食の進行の雰囲気は伝わるでしょう。動画は、アップ画像による食の進行と、固定撮影による比較明動画としました。
ところで、タイトルの「カチューシャ日食」とは、兵庫県姫路市の「星の子館(ほしのこやかた)」にお勤めの「星のおねーさん」こと月侍さん(ツイッターアカウント https://twitter.com/#!/tsukizamurai )の命名によるものです。何ともおしゃれ~な呼び名ですね。確かに、食分0.9ほどの形はそのものです。
さて、天気予報の的中率の検証です。今回の対象は、岩手県内テレビが、NHK/IBC/TVI/IAT/mitの5局、それと気象庁/GPV/ヤフー天気、さらには日食対応予報としてtenki.jpと、全部で9メディアです。15日(火)から20日(日)までのそれぞれの予報について、当日の天気との的中の程度を、日々客観的かつ複雑な計算式(これは個人の独断によるものですw)により算出しました。その結果、栄えある第1位は、「IAT」「TVI」が9.5ポイントで同率、次いで9ポイントの「IBC」「mit」と、上位4つまでをテレビのデータ放送が占めました。ただし、以下も僅差ですので、今回は際立った差は出ませんでした(tenki.jpだけは論外でしたが・・・)。梅雨時の、天気が不安定な時にでも再検証してみます。