4月4日(水)~5日(木):風が・・・目標達成率75%ってところ | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

金星とすばるが最接近(金星がプレアデス姉妹の一員となるほど)したのが3日のことで、全国の天気を見ると、西日本方面でしかじっくりとは見られなかったようです。これほどの接近は、数年~十年に一回ほどの現象のはずですので、一日ぐらい後でも十分楽しめる眺めです。なにしろ、-4.4等級の金星と、3等級~5等級の星が集まるプレアデス星団との競演ということですから。

岩手県内は、3日から4日にかけては強力な低気圧の影響で大荒れ。雨は降るは雪は降るは暴風吹き荒れるはで、外に出てみたら自転車は倒れてるし、壁に立てかけてあったスコップはあっちに飛んでるし、どこから来たのか木の枝が車にまとわりついているし。そして、4日になっても、内陸は遅い時間にならないと晴れ間が広がらない予報。風が止む気配もありません。

時間はあったので、思い切って沿岸北部の普代村黒崎まで足を伸ばしました。目的は3つ。①接近した金星とすばるの画像と動画撮影②普代村~野田村にて比較明撮影③5日早朝のISS通過の撮影、です。方角の確認と撮影場所の選定のため、早めの到着。風は・・・強烈です。拡大しての連続撮影は無理そうです。風が弱まった数秒の間に何コマか撮って、望遠鏡は早々と格納。とりあえず三脚を据えて動画用の撮影を開始しました。


500mm望遠鏡の直接焦点撮影


1000mmでの直接焦点(上の画像の一部拡大版)

開始して30分、この夜最大の突風。横からきた風で、ちょっとツルがゆるんでいた眼鏡が吹き飛ばされました。「見えない、見えない」で、地面を這うように探す、まるで「横山やすし状態」です。と、これは笑い話で済みますが、この風の凄まじさたるや。重しをつけて撮影していた三脚をも動かしてしまいました。やむなく、アングルと焦点距離を変えて再撮影です。風速20m、ひょっとすると30m近くあったかもしれません。

途中、雪雲が押し寄せてきて一時小雪が混じるなど、大荒れでしたが、21:00を過ぎる頃には少し風も弱くなってきてホッとしたら、もう金星は沈みかけです。まぁ、天候の記録も記録の内、仕事の内、と割り切ってまずは今夜も怪我なく済んでめでたしめでたし。

いよいよ快晴ということもあって、すぐ近くの「アンモ浦展望台」に下りてみました。ここは、快晴にお目にかかったことのない場所です。今夜こその思いでシャッターを押す指にも力が入り。その甲斐あってか、1時間以上、雲一つ流れず、南天は快晴が続きました。ただし、南・北・東の三方向からは海風が直撃するところですので、これだけの時間を強風にさらされていると、体力も奪われ気力も萎えてしまいます。


月明かりがちょっと強めです

目の前の急な階段を一段ずつ踏みしめながら登り、何とか車にたどり着いて一服。冷えた体を温めようと寝袋に入ると・・・寝ちゃうんです。それでも3時間ほどで目が覚め、節々の痛みをほぐしながら、これもすぐ近くの黒崎灯台にてISSを待ちます。南からだいぶ雲が広がってきていましたが、北の方角は快晴のままです。ISSは、北西(北斗七星の下)に見え始め、カシオペアの上をとおって、東の空に吸い込まれていきます。


北緯40度の灯台に導かれるように

帰り道、前日の夕方は吹雪だった国道455号線岩泉街道は朝の冷え込み(早坂~外山は、6時頃で-4度から-6度)で20km以上にわたってアイスバーンです。吹きだまりも何ヶ所か。融氷剤が撒かれた形跡はありましたが、ここは慎重にも慎重な運転で。4月だというのに。

帰宅後、画像処理やアップロード作業を行いましたが、PCの調子なのか何なのか、動作がいつにもまして遅く感じる場面がしばしば。YouTubeもそう、HPビルダーもそう、ツイッターもそう、・・・う~ん。最近(に限ったことではないのですが)、各ソフトやアプリがあれこれと機能を拡張していて、これは必ずしも便利と等価ではないわけで、反応や動作の完了が少々遅いのはしょうがないか、と思わせて、実は裏で何かあるんじゃないのか、何て勘ぐりたくもなり。コンピューターを使っているつもりでも、本当は、背後にいる正体不明の大勢にいいように利用されている、などと考えるのは被害妄想なのかもしれませんが。