メールマガジンは続けていたものの、このブログの更新をずっと怠っていました。
でも、今回あるきっかけで反省しましたので、掲載していなかったものをどんどん
載せていきます。一気に50回分くらい上げますので行間が詰まったままですが、
その点はご容赦ください。 2011年10月21日 黒崎
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◆【旅のものがたり】
株式会社いい旅ホームページ http://www.etours.jp
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2011年3月25日号
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おはようございます。株式会社いい旅の黒崎です。
「旅のものがたり」は、素直な好奇心で、先入観なく世界や日本のことを
楽しもうと始めた企画です。雑学や話のネタとしてお楽しみください。
題材は基本的にいい旅のツアーから選んでいますが、時々日本の話や旅と
は関係ない話も登場します。
それでは早速、今回のものがたりをご紹介しましょう。
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【第77回】
「谷の国」
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ある、山ばかりの国では、「谷」と「国」はとても近い言葉で、時にはほとんど
同じ意味で使われました。
ひとつの谷を越えるのは大変難しいことでしたが、それでも時には越えて別
の村に行く人がありました。
ところが、着いてみて驚きました。
言葉が通じないのです。
人の行き来がほとんどないため、別の国と言えるほどの違いがあり、言葉す
ら異なることが多かったのです。
その国では、かつては谷ごとに言葉が異なると言われ、谷間は国境で、谷と
国は同じ意味の言葉でした。
また、大まかに見れば、国全体が谷であるとも言えます。
ヒマラヤの山岳国家ブータンの広さは日本の九州と同じくらいですが、高低
差は数千メートルもあり、さながら国全体が巨大な谷なのです。
最近では発展につれて道がつくられ、谷に橋がかかり、国は徐々にひとつに
なりつつあります。
けれど、谷の深いところに橋を架けるのは難しく、山にトンネルを掘るのも
大変なので、結局は車もくねくねと山の間を進んで行くことになります。
かつてブータンでは、ひとつ谷を越えることは国をまたぐことでもありました。
訪れた際には、車窓から移り変わる山の風景を眺めつつ、こんな事情も思い
起こしてみてはいかがでしょうか。
また、山道が続くので、車に酔う方は酔い止めをお持ちになった方がよいで
しょうね。
▼もうちょっと知りたい!
※山と谷が非常に多い地形は、不便なだけではなく恩恵ももたらしています。
ほとんどの川が急流なので、これを利用して水力発電を行っているのです。
発電量は、もしブータン国内で利用すれば全ての地域をカバーできるほどだ
そうですが、電線を行き渡らせることが不可能なので、つくった電気は外国
(インド)に売っています。
▼オマケの話
※ブータンという名前は、インドに起源を持つサンスクリット語で「高い所」
という意味を持つ、「ブーウッタン」という言葉から来たと言われます。
もっともこれはインドから見た場合で、当のブータン人は「ドゥック・ユル」
という名で呼びます。これは、仏教のカギュ派の中のドゥック派(一般的に
言うチベット仏教)を国教としているためで、「雷龍の国」という意味もあ
るそうです。ややこしいですね。
▼これであなたも物知り博士?
「国全体が谷であるブータン国内の標高差は、日本国内に比べてどの程度で
しょう?」
A.半分ほど
B.同じくらい
C.2倍ほど
答え:
C 2倍ほど
日本には海がありますので、海より低い所を除けば、国の中の高低差は37
76mです(=富士山の高さ)。
ブータンでもっとも標高の低いところは標高100mほど、国内最高峰ガン
カーブンスムの標高は7561mなので、高低差は約7461mとなり、ち
ょうど日本の2倍ほどとなります。
▼編集後記
ブータンでは自然の力を利用して、国全体で使えるほどの発電をしています。
もっとも、電線を引けないため当のブータン人は恩恵にあずかれませんし、
人口が少ない上に1人当たりの消費量も少ないのでしょう。
けれど、数字の上だけでもバランスが取れていることは素晴らしいと感じます。
最近は節電のため電車や店内が暗いですが、そもそも不要な照明も多いので
しょう。
治安の問題などはあるかと思いますが、夜が暗いのは自然で、むしろ新鮮な
気もします。
現実にはなかなか難しいようですが、太陽光発電や風力発電などでなるべく
多くの電気をまかない、電気を過剰に使わない流れが望ましいのでしょうね。
サマータイムの実施、標準時自体をずらしてしまうなど、常識と制約を取り
払ってしまえば、きっとできることはいくらでもあるのだと思います。
▼ものがたりに学ぶ、今週の教訓
「常識が覆った時こそ、弱みを強みにするチャンス」
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
★次回 旅のものがたり
「恐ろしい目」(仮)
それでは、次回の「旅のものがたり」をお楽しみに!
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「旅のものがたり」
発行者:株式会社いい旅
執筆 :黒崎 康弘
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