父は  時々   スランプに陥っていたと思う。

当時の小さな娘の私は  暇なので   なんとなくわかった。

そんな時  父は   どうしていたか?

難しい学術書を  枕元に置いていた。良く眠れるのか安心して寝ている姿を母と時々ながめていた。

決して私たちに八つ当たりすることはなかったし、お酒に逃げることもなかった。

あちこちの外国語のNHKのテキストも集めたり、ピアノの練習をしたり音楽を聴いたりしていた。たまに私が夜遅く起きると語学や当時の私には分からない勉強をしていた。また  ランニングをしたり山登りをしていた。上品なスランプ解消法でした。

そんな父を  母はとても大切にしていました。私たち子供は  たまに二人が喧嘩しないかなあとおもったり、、、、。でも私たち姉弟も仲良しでした。

父のスランプ解消法は   家族から離れることのない素敵な上品な解消法でした。

私の解消法はただひたすらゲームのソリティアをすることです。ちょっと肩が凝りますが。