前回、「言葉は感情で覚える」と言いました。
なので、練習の順番は「自分が言いたいこと・興味のあること」からです。
「強く想起できること、たくさん自分が言いたいこと」のほうが覚えやすく、いろいろな句を作れるからです。
聞く能力は話す能力の一部分。すると当然、聴解力もつきます。
すると、あることに関してはすぐにたくさん話せるようになるし、聞けるようにもなるのです。
つまり「範囲をたくさん暗記してそれを使う」のではなく、まず自分の関心がある小さい範囲の言葉をたくさん練習して、それを使いこなせるようになってから新しい単語や言い方を加えて成長させていくのです。
印象深いことがあなたの脳に深く根付き、それが「外語脳」の強い基礎を作るのです。つまり最初の段階では、単語も表現法も広範囲ではなくてもいいんです。
それは、あくまで基礎を固めるための「練習道具」だからです。
広範囲で覚えても、習熟してないなら使えません。
いつも言っている、スポーツや楽器演奏の世界と同じです。
少数の基本技術に、精通すること。
なので当スクールでは、食べ物でもファッションでもスポーツでも「生徒が興味あること・誰かに言いたいこと」を題材に「外語の発音・語順・リズム・表現法」をたっぷり身に沁み込ませます。
それが「外語のみで思考する回路」の基礎を作り、定着していきます。
ビジネスだとか旅行だとかの目的別学習は、その基礎ができてから分岐するのです。
最初から、赤ちゃんにビジネス用語を教える母親はいません。
興味や得手不得手は人によっても違うので、相手に合わせて与える単語や進度も変わってきます。
母親が子供に必要ないことや興味ないことを無理に覚えさせず、好きな絵本とかを見せて遊びながらやるように。
そしてそのほうが楽しいし、自然に身に付くのです。
当スクールでは、それと同じことを各講師がやります。
講師と言うより「外語の母」です。
興味もないことを、最初から無理してたくさん暗記する必要はないのです。
好きなことならすぐ覚えてすぐ話せるようになるので、それが楽しくなって、もっと練習したくなります。
「外語のみで思考して、話す」能力は、知らない乗り物を乗りこなすような新鮮な快感を伴ないます。
そして、脳は快感を追体験したくて何度も反復を求めるのです。
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