今回は、ノートや単語帳の作り方です。
前回、翻訳の単語帳はダメだと言いました。
なので、どんなふうにすればいいのかを説明します。
まず、ノートはあなたの頭の中を表します。
ノートの上には、学習言語以外の文字を書いてはいけません。
日本語、英語、中国語のように、異種言語は混ざり合いません。
それぞれ、異なる部品を異なる外殻に組み込んだ、異なる機械だとイメージしてください。ゆえに、中国語と組み合わせられるのは中国語のみです。
そして、脳が一つしかない以上、どれかの機械を選んでスイッチを入れたら、それ以外の機械はシャットダウンします(翻訳とか通訳は、スイッチを目まぐるしくつけたり消したりする行為です。なので、どれかの言語をずっとしゃべっているほうが楽なのです)。
これが、「バイリンガル脳(外語脳)」です。
私の記憶では、市川紗椰さんという方がバイリンガル脳についてテレビで話していたことがありました。それはまさしく「言語回路を二つ持っている人」の感覚だったのですが、場にいたタレントさんたちは「へ~、そんな感じなの!」とビックリしてました。
また、言語によって多少性格が異なるため、態度や表情もそれにつれて変わります。音声はエネルギーなので、言語が変わると体から出る波動も変わるのです。
ただこれは二重人格とかではなく、同じ人でも中国で育てば立ち居振る舞いや表情動作が日本で育った場合と変わるわけです。
意味は同じでも、言霊が言語によって違うので、人体もその影響を受けるのです。
では「外語脳」を持たない外語話者はどうなっているのかというと、全部母語に転換するので(この場合は日本語)、持ってる機械はひとつです。
その人は英語とか中国語とかで独立した他の機械を持っておらず、
母語の中に「翻訳機能」が付随しているに過ぎないのです。
翻訳機能が付いたWindows日本語版だけを持っているか、Windows中国語版などを日本語版とは別に持っているのかの違いだと言えばイメージしやすいでしょう。
このタイプの人たちは、本物のバイリンガルではありません。
ネイティブが聞けば、波動に違和感を感じます。
反対に、もしその音声にその国の感情=言霊を乗せることができれば、同じ波動を感じるのでネイティブもビックリします。これは私が、同じ音を出すのがとても大切だという理由の一つ(あくまでひとつ)です。
だから、ネイティブは知識量では感心しないのです。
外語習得とは「その波動」を作るということなんです。
これらの違いはキャリアとは関係なく、最初のスタートからほぼ決まってしまいます。なのであなたが本当のバイリンガル脳を作りたいなら、ノートにも母語を書いてはいけないのです。
わかりやすいように、外国人が日本語を勉強するという体で例を示します。
「りんご」という単語を覚える場合、こんな風に記録します。
*画像はクリックで拡大します
ノートに音声は吹き込めないので、文字を使います。
そして、文字と画像、それに知っている日本語を書き加えます。
この画像と、日本語のみが往復するわけです。
ここに箇条書きした説明文そのものが、かつて覚えた単語の復習にもなり、誰かと会話する時の予行演習にもなるわけです。
このように「古い単語を強化しながら、新しい単語を迎え入れる」。
つまり「外語で外語を覚える」のです。
実際に誰かと会話する機会があったら「青いのもある」「私はバナナのほうが好き」など、簡単な単語でも色々と応用練習ができます。すると、話も盛り上がります。
またこの場合、たとえ「りんご」という単語を忘れても「赤くて甘くて、ちょっと酸っぱい果物」と言えれば、相手からその単語を引き出すこともできます。
会話相手は単語のATMとして使えるので、あなたが焦って単語を増やす必要はありません。
このように日頃から翻訳で単語を増やさず、少ない単語をたくさんを使う癖をつければ、実際の会話に必要な反応とか想像力(これが一番大事)なども、育てることができるのです。
単語の覚え方・使い方・習う順序や時期・会話の要領...それらを教えてもらわずに
自己流で情報量を増やしても、自然に赤ちゃんに戻れる少数の人以外にはまず習得は不可能です。
こうやって、方向性が正しければどんどん上達していけます。
お問い合わせ:
etootode@gmai.com
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